2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
真っ赤に染まった紅葉も、鮮やかな黄色のイチョウも素敵ですが、秋の早朝の代々木公園で味わうこんな静かな森の雰囲気もなかなか良いものです。ランナーや犬の散歩をする人たちは少なくないけれど、この小路にまでは行ってくる人はほとんどいないので、ヨー…
彼女のInstagramのプロフィールに"Juuliette Simms is gone, Lilith Czar has risen"とあるように、Automatc Loveletterでボーカルを担っていたジュリエット・シムズが改名して出したアルバムが「Created from Filth and Dust」だ。あのパワフルでちょっとか…
いきなりボッシュの娘マディが拉致されるという展開で、これがシーズン2の本流となるのかと思いきや、複数あるプロットのひとつでしかないという部分が肩透かしでもあり、このシーズンの位置づけをわかりにくくしている。狙いとしては「レガシー」の部分を描…
慶應チャレンジャーのシングルス決勝は、12時開始の予定が雨のために遅れ、生中継の予定だったBS松竹東急では土曜日の準決勝、綿貫とモーの試合の録画を放送していた。早い時点で「NB1400」が告知されていたが、放送枠は14時までだったようで、引っ張るだけ…
昨シーズンの世界選手権と比べると、NHK杯はどうしても演技内容も顔ぶれも「格落ち」感が否めない。もっと言えば、グランプリシリーズ自体が各国選手権前の練習試合のようにも思えてしまう。それは、トップ選手が6大会のうち2大会のみに出場するというフォー…
火山活動が活発化して噴火が近いと言われているアイスランドからのオンラインツアーということで、現地の状況も気になっていました。現地の日本人ガイドのレポートによれば、この間欠泉のあるエリアは平穏で「通常営業」とのことで、ツアーは無事に催行され…
100回目を数えるラグビーの早慶戦が、秋晴れの国立競技場で開催された。慶應視点で言えば「慶早戦」だが、そこにはこだわらないでおこう。ここ数年の慶應の弱体化を踏まえれば勝つことを期待する気持ちはあまり湧いて来ないので、内容で魅せて欲しいと思って…
スパイを扱ったドキュメンタリーでCIAはもちろん、モサドなどの諜報機関も登場する。モサドの悪行はすさまじく見えるが、これは製作が米国だから米国の機関を正義と見えるような無意識の作りになっているのかもしれない。いずれにしても。登場する人物、特に…
扱っている内容は非常に重いのだが、1話60分ほどの4話構成なので、あっという間に見終わってしまう。第2次世界大戦の末期、ノルマンディに上陸した連合国軍がサン・マロに至るまでの時期に、短波放送を使ってレジスタンス活動をする人たちによるナチスとの闘…
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦は、フィンランドのエスポーで開催された。日本勢は男子の島田高志郎、佐藤駿、三浦佳央、女子の河辺愛菜、住吉りをん、坂本花織が出場した。この大会の印象を一言でまとめると、「滑らない氷に選手が苦労した」…
日本国内のATPチャレンジャー大会4連戦の初戦となる松山では、ダニエル太郎が決勝で敗れて準優勝となっていたが、続く神戸でも島袋将が準優勝をつかんだ。決勝をチャレンジャーTVで観戦したが、島袋は序盤に2ブレークアップとした流れをつかみ損ねてしまった…
強化試合とは言うものの、選手はオリンピックに向けて代表選出アピールをしなければならない状況の下、強豪アルゼンチンと真剣勝負の場が持てたことは大きな意味があった。序盤はバタバタしたJ2の典型のような展開になったが、すぐに落ち着きを取り戻すと、…
原宿で開催されているブルガリの「セルペンティ75周年 時を越えて紡がれる無限のストーリー展」では、エマニュエル・ムホーの新作アートが展示されています。ムホーは「100 Colors」というシリーズでカラフルなインスタレーションを展開していますが、今回も…
デンマークの名作ドラマを米国でリメイクしたシリーズ。シーズン1~2はオリジナルのシーズン1を分割した形になっているので、ここまでうぃ全26話として捉えてもよさそうだ。シアトル市長選挙での候補者たちの暗躍と警察、闇組織の一翼を担う運送会社の社長一…
依頼されて殺人を犯す人物の独白で始まり、心理描写や段取り、証拠隠滅に至るまでを事細かく語らせて展開するデヴィッド・フィンチャー監督によるNetflix配給の映画。全編に漂うリアルな緊張感と納得感が、まさに独特な世界観を醸成している。 関係した小物…
4つの時代に現れた同じ全裸死体から、時間軸を越えて繰り広げられる「やり直し」とループの物語。過去の誤った選択をやり直したいという思いは誰しも持つものだと思うが、現実には不可能だからこそフィクションの世界では頻出する。少し前にバズワードになっ…
「時間」という軸は存在し得るのだろうか。僕は以前から、「時間を遡る」とはすべての素粒子が逆向きの運動をすることで、すべての現象が逆向きに進行することであると考えていて、不可逆性のある化学反応が存在する以上、その逆行は現実的に不可能だと考え…
最終節に群馬を迎えた大分トリニータは、序盤に素晴らしいサッカーを展開する。ポゼッションでじりじりと持ち上がり、結果的にゴール前のスペースを消してしまっていたことが嘘のように、早い展開から前線が動き出し、判断も早いので群馬の守備が寄ってくる…
ビリージーンカップのDay-2は、オソリオと日比野菜緒のシングルスから。昨日の出来を見る限り、コンディションが良いとは言えない日比野が絶好調のオソリオに勝つのは容易ではないと思っていた。試合が始まってみると、日比野は昨日よりサーフェスにフィット…
コロンビアを有明コロシアムに迎えてのビリージーンキングカップは、まず本玉真唯とオソリオが対戦。終始競り合って息詰まる展開のよい試合だったが、勝負所で差がついた。テニスにおいては、ブレークの後のキープが鍵だとは思っていたが、それがここまで如…
これが何を扱っていて、どんなジャンルの作品なのか。序盤は、それを理解しないままに見進めていた。見終わって見ると「ブレイキング・バッド」に近い印象で、コメディの要素を織り込んだアクションが見どころのクライム・サスペンスだった。主人公は英国か…
11/1~12/25の会期で、国立新美術館で開催されている大巻伸嗣の個展「Interface of Being 真空のゆらぎ」。彼の本流であるインスタレーションを中心に、珍しくドローイングの作品も展示されています。そして、この画像の作品「Gravity and Grace」が何といっ…
開幕から疾走感を伴った演奏で、息つく暇もないくらい一気に走り抜けた。WOWOWで放送されたエルレのライブは、まさにそんな印象だった。エルレの楽曲は短いものが多いので、畳みかけるような構成になっているのだろう。1曲目に「Breathing」を持ってきたのは…
ルパンのパート3は、主人公アサン・ディオプの母親を巡って展開する。セネガル系という7設定だが、パリで見かけるアフリカ系住民は米国と比べて民族性が強く、伝統的な文化をまとって生活している印象がある。セネガルのように旧宗主国と旧植民地という関係…
シドニーで開催されたNSWオープン決勝は、リンキー・ヒジカタを準決勝で下したダニエル太郎とポルマンズの一戦。雨で開始が遅れ、風もあってコンディソンとしては難しそうだった。序盤から競った内容のゲームが続く中、ダニエルがしっかり要所でポイントを奪…
片野坂監督時代の大分もポゼッションサッカーを志向していたのは確かで、ボールを動かして相手の守備を剥がし、サイドを起点にして攻めるスタイルは現在にもつながっている。ただ、当時はショートカウンターというオプションも、しっかり持っていた。特徴的…
浦沢直樹の作品は大好きだが、一度読み始めたら単行本を全巻買うことになるのはわかっているので、そうなるとなかなか手が出ない。ちゃんと読んだのは「20世紀少年」と「BILLY BAT」だけかもしれない。手塚治虫のオマージュから作品を作り上げてしまった「PL…
講談社文庫から出版された、6つの短編小説を収めたアンソロジー。筆者の原田マハとは年齢が近いこともあり、何となく彼女が感じている老いに対する不安や状況の変化に重なるものが多いように思う。親の死や介護という問題は、僕の中ではすでに通過してしまっ…
エドガー・アラン・ポーの短編小説をモチーフにしたホラー仕立てのドラマだが、その中に籠められたメッセージは奥深い。家族の問題やオピオイド依存症、会社経営などにも表面的とは言えない深さで触れているが、「人生の豊さとは何か」という命題に対して強…
会期が今週末までとなった東京ビエンナーレ2023から、馬喰町のエトワール海渡リビング館に転じされているマルコ・バロッティの作品「Corals」をご紹介します。これは珊瑚の生態系を模したキネティック・サウンド・スカルプチャーで、実際のデータに基づいたA…