#フィギュアスケート
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第4戦となるNHK杯が代々木第一体育館で開催され、Day-2の土曜日にフリーの演技を現地で観戦した。羽生も宇野もいない大会ではあったが、坂本花織や鍵山優真らが好調ということもあって、1万人規模の会場は満員だった…
いよいよフィギュアスケートのシーズンが始まり、グランプリシリーズの初戦としてスケートアメリカがテキサス州アレンで開催された。テレビ朝日の放送では、SPが女子シングルとペアだけで、FSは男女シングルとペア。物足りなさは感じたが、地上波で放送して…
世界選手権が終わってオフに入ったフィギュア界は、しばらくアイスショーのシーズンが続く。この時期の日本は桜の花を楽しめるということもあって、期待して訪れる海外の選手も多いことだろう。インスタのストーリーズなどでは、選手たちの楽しそうな観光の…
SPでまさかの失敗を犯したアダム・シャオ・イム・ファが19位からのスタートで、まさかの第1グループでFSを迎える。しかし、そのアダムが渾身の演技。彼らしい気持ちのこもったマイムで静かに始まった演技が、徐々に熱気を帯びてくる。 ジャンプを次々と成功…
さいたまスーパーアリーナでフィギュアスケートの競技を生で見てから1年。今年はモントリオールに会場を移し、世界のトップ選手たちが戦いを繰り広げる。モントリオールのオーディエンスは熱狂的で、嬌声にも近い大歓声が沸き起こり、スタンディングオベーシ…
上海で開催されたフィギュアスケートの四大陸選手権を映像で見ていて、とにかく氷が重そうな印象だった。漕ぐようにスケーティングしてもなかなか体が進まず、ジャンプとは関係ないところでもつまずきそうになったり、引っかかったりする選手が続出していた…
フィギュアスケートの全日本選手権、女子シングルは混戦となった。島田真央と上薗恋奈のジュニア勢が健闘する一方、坂本花織と千葉百音を除くシニア勢の得点は伸び悩んだ。結果的に見ると、3Aや4回転で高得点を狙う選手はことごとく失敗し、ひとつひとつの要…
フィギュアスケートの全日本選手権は、第3グループまでの結果を見ても、かなり良いパフォーマンスが発揮されていた。しかし、最終グループの第1滑走を務めた友野一希が持ち前のステップシークエンスに加えてジャンプも高いレベルでまとめたことで、一気に場…
北京国家体育館の氷の状態は、昨日のアイスダンスFDと女子シングルSPを見る限り、滑らないように見えた。エッジワークに優れるはずのアイスダンスの選手たちもスケーティングにかなり苦労しており、ステップが乱れる場面も複数見られた。それでも上位の選手…
NHK杯では宇野昌磨のジャンプに軒並み回転不足の「q」がつき、宇野本人もジャッジの厳しさとブレに不快感を表明していただけに、男子シングルでジャッジがどのような採点をするのかが気になっていた。見る限りでは、審議の黄色表示がつくことはなく、通常運…
昨シーズンの世界選手権と比べると、NHK杯はどうしても演技内容も顔ぶれも「格落ち」感が否めない。もっと言えば、グランプリシリーズ自体が各国選手権前の練習試合のようにも思えてしまう。それは、トップ選手が6大会のうち2大会のみに出場するというフォー…
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第5戦は、フィンランドのエスポーで開催された。日本勢は男子の島田高志郎、佐藤駿、三浦佳央、女子の河辺愛菜、住吉りをん、坂本花織が出場した。この大会の印象を一言でまとめると、「滑らない氷に選手が苦労した」…
ゲストで出演するパパダキス/シゼロン見たさに、ジャパン・オープンとカーニバル・オン・アイスを配信で視聴した。ジャパン・オープンは実質的にはエキシビション大会で、引退した宮原知子とマライア・ベル、クヴィテラシヴィリで人数合わせをしたようなキャ…
「国別対抗戦」という呼称は堅苦しいが、英語の"World Team Trophy"とすれば団体戦としての雰囲気が増すかもしれない。会場となった東京体育館は、さいたまスーパーアリーナと比べると小さく、観客数も少ないはずだが、より熱量の高いファンが集まったことと…
世界選手権の後に「スターズオンアイス」出演していた宇野が、直前になって出場を辞退したため、佐藤駿が代役として登場。大会の位置づけからして欠場はわかるものの、この時点での判断が妥当だったのかという疑問は拭えない。佐藤は急遽の出場決定で準備が…
世界選手権と国別対抗戦に挟まれた期間に、米国を中心にかなりの数の選手が参加した「Stars on Ice」。大阪、奥州と回って、最後となる横浜アリーナでの公演は、ぴあがライブ配信してくれた。カメラの位置やカメラワークには課題があり、回線の問題でやや滑…
フィギュアスケートは、もちろん演技を楽しむだけでも十分だが、使用される楽曲にも注目したい。僕のツボでもある80年代ポップスが使われることが多く、数年前にはユーリズミックスの「Sweet Dreams」が大人気だったが、今年もデヴィッド・ボウイの「Let's D…
12:30に開始されたアイスダンスから、シーズンベスト連発の充実した内容。さいたまスーパーアリーナのオーディエンスの歓声と拍手、手拍子に乗って選手自身も驚くようなパフォーマンスになり、スコアを知って最大限に喜びを表現していた。村元哉中/髙橋大輔…
さいたまスーパーアリーナでの世界選手権は、僕にとって初めてのフィギュアスケート観戦となった。女子フリーも楽しみだったが、何と言ってもアイスダンスへの期待が大きく、「かなだい」やチョック/ベイツの生の演技を見ることを心待ちにしていた。 あまり…
オリンピックイヤーの翌年ということもあって、ペアの顔ぶれは大幅に変化している。そんな中で三浦璃来と木原龍一にとって唯一かつ最大のライバルは、クニエリム/フレイジャー組だった。SPを終えて6.08の差をつけているとはいえ、予断を許さない状況で迎えた…
見られると思っていなかった羽生結弦のアイスショー「GIFT」は、Disney+が配信してうれたおかげで楽しむことができた。15分遅れて開演し、序盤はつなぎの部分に羽生のナレーションで映像を見せるパートが異常なほどに長かった。ひとりで演じ切るということを…
ヨーロッパ選手権に出ない国と地域を対象にした国際大会だが、世界選手権のBグループにようなメンバーになってしまうことの多い四大陸選手権。特に今回は、ペアの層がかなり薄くなっている状況なので、「りくりゅう」こと三浦/木原組に優勝のチャンスが見え…
正直なところ、りくりゅう不在のペアに期待はしていなかったのだが、村上/森口組の出来は良そうを大きく上回った。ふたりともシングルでも出場しているだけあって、サイドバイサイドは完璧。スロージャンプに課題がありそうだが、表現力も十分持っているので…
アイスダンスのフリーダンスは、いきなり重苦しい展開で幕を開けた。第1グループの最初の2組が落下や転倒で大きなミスを見せてしまい、他のカップルも演技が慎重になってしまう。東和薬品RACTABドームの氷は滑りが悪い印象で、選手がブレードを漕ぐようなシ…
ショートを終わった時点で、シングルは順当でもあり混戦でもある。男子の宇野、女子の坂本、三原は経験と実績を生かしてうまく仕上げてきた印象で、特に坂本花織はグランプリファイナルの不調を乗り越えて、締まった内容の演技を見せてくれた。一方で、その…
オリンピックイヤーの次のシーズンということでペアはかなり顔ぶれが変わっていたため、三浦/木原組にはチャンスだった。ただ、その格好の機会を受け止めるには日頃の練習が不可欠で、そのことは演技にはっきりと表れていた。スロージャンプやサイドバイサイ…
オリンピック直後のシーズンということもあってか、全体的にアピール要素が少ないプログラムだったように思うNHK杯の競技が終わった。「グランプリ」と銘打ってはいるものの、選手にとっての実態は各国選手権から世界選手権につながる本番に向けての前哨戦。…
NHK杯の2日目、ペアは今大会の顔ぶれを見ても三浦/木原組の優勝は堅いと思っていたが、演技の内容も充実していた。これまではハラハラしながら見守っている印象だったが、今回は余裕をもって演技を披露してくれていて、二人の表情にも不安の要素はあまり見ら…
フィギュアスケートのグランプリシリーズ、NHK杯は真駒内での開催。今シーズンのペアは実力者が軒並み参戦していないので、三浦/木原組にとっては表彰台の高いところに上がるチャンスが十分にある。言い方を換えると、見ていて物足りないということでもある…
ウクライナのナザロワ/ニキーチン組の演技を迎え、モンペリエの観客はふたりの登場から温かい雰囲気だった。平和を意味する"Peace"や"Paix"などの単語が並び旗や"We Stand with You"というような連帯を示す言葉が加えられたウクライナ国旗が振られる中、アイ…