2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【バスケワールドカップ】オーストラリア―日本

できることはやった上で、実力差を埋められなかったゲームだった。ドイツ戦のように、何もかもがうまくいかなかった内容ではなく、ここからパリオリンピックの出場権を目指す順位決定戦に向けて、意味のある敗戦だったように思う。さすがにオーストラリアは…

【ドラマ】ハンドメイズ・テイル/侍女の物語 シーズン5

この作品ほど、演技力が光るものはない。その中でも、監督も兼ねているエリザベス・モスが傑出していて、ちょっとした表情に滲み出る凄みというか感情の起伏には恐ろしさすら感じるほどだ。彼女とセリーナ・ジョイの二人芝居のようなエピソードもあるが、飽…

【バスケワールドカップ】日本―フィンランド

ドイツに敗戦して迎えたフィンランド戦は、1Qから良い感じのスタートになった。ロースコアな展開で緩やかにゲームが進んでいた中で、比江島が見せた4Pプレーは見事だったし、タイミングも絶妙だった。ややディフェンスが甘いようにも見えたが、ファウルトラ…

【バスケワールドカップ】米国―ニュージーランド

ラグビーのオールブラックス(All Blacks)をもじってトールブラックス(Tall Blacks)という秀逸なネーミングを施されたニュージーランドが米国に挑む一戦は、いきなりニュージーランドが10点リードする展開で始まった。その原因は米国の強引さ、あるいは傲…

【大分―仙台】チャンスを外し続けて

せっかくの保田の初ゴールだったが、記念ゴールを勝利につなげられないのは大分のお家芸だ。前半のうちに山ほどあった追加点のチャンスを外し続ければ、逆転されても仕方ない。仙台GK林が当たっていたのは事実だが、それにしてもシュートのコースや選択肢が…

【バスケワールドカップ】ドイツ―日本

とにかくシュートが入らない日本に、終始フラストレーションの溜まるゲーム内容だった。3Pが6/35ならFGも23/65、さらにはFTまでもが11/17では、ドイツに対する勝機は見出せない。せめてFTだけでも全部入れていれば12点差なので、もっと別の展開にはなっただ…

【映画】ハート・オブ・ストーン

Netflixの新作スパイアクション「ハート・オブ・ストーン」は、秘密組織「チャーター」からMI6に潜入しているスパイが二重スパイの複雑な関係から事件に巻き込まれる展開。イタリア・アルプスではスノーバイクやパラグライダーを使ったアクションが壮大で、…

【甲子園決勝】仙台育英―慶應

塾高が甲子園に出場することは知っていたが、「1つ勝てば」くらいの感覚でニュースを追っていると、驚いたことに決勝にまで進出してしまう。大学から慶應に入った者にとって内部進学者は何となく異質な感じがするので、塾高を積極的に応援しようというモチベ…

【ドラマ】ラグナロク シーズン1~2

ノルウェー製作によるドラマで、ノルウェーの田舎町を舞台に環境問題をベースにしながら北欧神話を絡めている作りは、独特で面白い。海外ドラマやRPGに接していると、北欧神話に登場する神や悪魔に詳しくなる。ソーやロキはマーベルの影響もあるが、オーディ…

【女子ワールドカップ】スペイン―イングランド

なでしこジャパンのカウンターの餌食になって敗れたスペインが、その後は盤石の強さを発揮してワールドカップ初制覇にたどりついた。決勝ではスペインもイングランドも再三サイドからDFとGKの間にクロスを入れるオーソドックスな形を見せていたが、決勝点と…

【バスケ強化試合】日本―スロヴェニア

ワールドカップに向けた強化試合の最終戦は、ドンチッチ擁するスロヴェニアとの対戦。1Qを見る限りは決して大きな差があるようには見えなかったが、徐々にその差は露呈してゆく。日本は3ガードのような布陣だが、馬場をスウィングマンと捉えれば通常のシステ…

【岡山―大分】決定力の欠如

「大分トリニータは、FWをFWとして使わなければダメ」とずっと思っていたが、そもそも現時点で現在のコンディションで、決定力のあるFWが一人もいないことが明らかになったゲームだった。ファーストディフェンダーとしての動きを要求されるがために、FW本来…

【ドラマ】リンカーン弁護士 シーズン2

「リンカーン弁護士」のシーズン2は、シーズン1よりエンタメに徹している印象で、2人の元妻や娘らとの人間関係もさらっと描いている。シーズン1では「カタブツ感」が強かったミッキーも、すっかりなじんできた。シーズン2は、冤罪を掛けられたレストランのオ…

【バスケ強化試合】日本―フランス

アンゴラの激しいディフェンスを体験した後に、強豪フランス相手に挑むという意味では、臆せず様々なことにチャレンジしたい一戦。1Qを見る限りでは攻撃がアウトサイド一辺倒になってしまい、3Pのアテンプトがことごとく失敗してはリズムなどつかめないオフ…

【バスケ強化試合】日本―アンゴラ

「逆転勝ち」と「渡邊雄太の負傷」だけが伝えられた試合だったが、DAZNで見逃し配信を見てみると、だいぶ違う景色が見えてきた。一番気になるのは、とにかくシュートタッチが合っていないこと。ボールが手を離れる瞬間に、これはもう入らないとわかるくらい…

【ドラマ】グッド・オーメンズ

アマゾンスタジオとBBCが製作したドラマで、キリスト教的な歴史観を風刺しつつLBGTQを含むダイバーシティ問題や人生のあり方などに切り込む意欲作だ。シーズン1は誕生する反キリストをすり替えようとして、ターゲットを誤るところから始まり、一方シーズン2…

【映画】あの夏のルカ

HISのオンラインツアーでイタリアのチンクエテッレを訪れた際に、その中のひとつの村が舞台になったと聞いて興味を持っていた作品。シーモンスターの少年ルカが人間の街ポルトロッソで、ベスパ欲しさにトライアスロンの大会で優勝を目指す中で、人間の少女や…

【ドラマ】ステラ 黒い捜査ファイル

「FBI:インターナショナル」ではお堅いイメージの捜査官ケレットを演じていたハイダ・リードが、ブラックな要素満載の弁護士を演じるアイスランドのドラマ。そもそもハイダ・リードがアイスランド出身でアイスランド語と英語で自然ンに演技していることも意…

【大分―藤枝】押し込まれる終盤

何とかウノゼロで逃げ切った試合で、最後は効果的な時間稼ぎもできた大分ではあったが、相手がギアを上げて押し込んでくると防戦一方になって押し込まれてしまう傾向は変わらない。しっかりクリアできない場面も多いが、つなげる場面でセーフティファースト…

【女子ワールドカップ】日本―スウェーデン

今から書いても「後出し」にしかならないが、準々決勝のスウェーデン戦では自分たちの本来のスタイルを100%発揮して臨んで欲しいと思っていた。しかし、結果的にはスウェーデンの高さと右からのクロスを警戒したゲームプランになってしまい、起用された選手…

【アート】シネマ・インフェルノ

渋谷の公園通りに突如として現れた「シネマ・インフェルノ」は、メゾン・マルジェラの世界観をジョン・ガリアーノが表現したインスタレーション。2フロアで展開され、約30分の映像も合わせて、独特な時空に没入できる仕掛けになっています。映像のスペースは…

【映画】ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー:VOLUME 3

<ネタバレあり> 相変わらずのメンバーがお約束のネタも含めて楽しませてくれる、マーベルのMCUにおいてもエンタメ要素満載という意味ではダントツのシリーズ。昨年のホリデースペシャルに続いて、映画本編の第3弾として帰ってきた。全編を通して感じるのは…

【ドラマ】ラストライト ~地球の灯が消える時~

プライムビデオのエピソード1を字幕版を見て、まだ展開が読めない状態だったが、エピソード2を見ようとすると日本語字幕がなかった。プライムではときどきあるようだが、この雑なオペレーションのおかげで3か月以上放置することになり、先日ようやく日本語字…

【プラハOP】日比野菜緒―ノスコワ

長い長い戦いだった。予選から出場して敗れながら、ラッキールーザーとして本戦出場を果たした日比野菜緒は、準決勝に進出した。土曜日に行われるはずのクリスチャンとの試合は雨で何度も開始時間が変更になった挙句、結局順延に。そして日曜日も雨で開始が…

【山口―大分】待望の2トップ

せっかく先制しながら、妙な譲り合いもあって追加点を奪えないうちに「穴」といえる自陣左サイドを破られて追いつかれ、デルランがPKを謙譲して逆転されてしまう。何とかラストプレーで松尾が決めて勝ち点1をもぎとったとはいえ、もったいない試合だった。し…

【女子ワールドカップ】日本―ノルウェー

女子ワールドカップのノックアウトステージ1回戦で、なでしこジャパンはノルウェーと対戦。4-3-3という予想に反して、ノルウェーはキックオフから5-4-1のブロックを敷いてきた。つまり、日本がスペイン対策で取った戦術を、ノルウェーが日本相手に採用したと…

【ドラマ】ウィッチャー シーズン2~3

ウィッチャーのシーズン2以降は、時系列がわかりやすくなっているので、シーズン1ほどストレスを感じずに見進めることができた。ただ、新たに加わったキャラクターも多いので、十分に把握できていないし、描かれてもいないように思う。一方でイェネファーの…

【ムバダラCiti DC OP】綿貫陽介―オジェ・アリアシム

ワシントンDCで開催されているムバダラCiti DC オープンの男子シングルス2回戦で、綿貫陽介はフェリックス・オジェ・アリアシムと対戦。綿貫は1回戦でブレークダウンの状態で、対戦相手のウー・イービンが熱中症で倒れ、そのまま棄権したことで勝ち上がって…

【映画】スーサイド・スクワッド

ジョーカーにしてもハーレイ・クインにしても、単体でストーリーを作るとどうしても不幸な境遇に起因する反逆行為を正当化する色が強くなってしまうのだが、これだけ集団で群像劇のように描かれるとストレスを感じずに楽しめる。それどころか、悪人であって…

【ドラマ】亡国のスパイ~かくも親密な裏切り~

WOWOWで放送された英国ドラマ。フィクションであることをエピソードの冒頭で毎回謳っているのだが、最終話で登場人物のほとんどが実在の人物であることが明かされる。スパイたちの行動や会話はとてもリアルだが、交わされるジョークは今では明らかに女性やLG…