#サッカー

【U-23アジアカップ】日本―中国

1点を先制した後、早い時間帯に西尾がレッドカードを受けたことで、日本の課題は明確になった。いかに守り切るか、そして少ないチャンスでカウンターを仕掛けられるか。今の中国相手ということでさほど怖さは感じられなかったが、サッカーでは運と流れで2点…

【パリオリンピック最終予選】日本―北朝鮮

8年前に西が丘で観戦したベレーザと浦和のなでしこリーグ開幕戦で、印象に残った2人のサイドバックがベレーザの清水と浦和の北川だった。その2人が両サイドを担うなでしこジャパンが北朝鮮を迎え撃ち、北川を起点に先制して清水のクロスから追加点を挙げる。…

【パリオリンピック最終予選】北朝鮮―日本

女子サッカーのパリオリンピック最終予選は、直前まで会場が決まらないという異常事態の中、試合開始時刻で気温31度のジッダで開催された。ヨーロッパのクラブでプレーする選手の移動疲れもあったとは思われるが、この高温の下では攻守の切り替えが遅れてし…

【アジアカップ】イラン―日本

ノックアウトステージの戦い方は難しい。延長戦を意識しておかなければならないからだ。特に今回の準々決勝イラン戦では、中2日という過密日程は同じながら相手は水曜日に延長戦まで戦っており、長い試合になれば日本有利という「状況証拠」もあった。「策を…

【アジアカップ】バーレーン―日本

高いラインを敷くバーレーンのディフェンスに対し、オフサイドにならないように裏を狙う日本代表。しかし、引いて守ってくる相手に比べれば、本領を発揮しやすい状況になっていた。引かれてDFを背負った状態では上田はもっと厳しくなっただろうし、その想定…

【アジアカップ】日本―インドネシア

ベトナムにしてもインドネシアにしても、これまでのイメージとは異なる良いサッカーをしている。アジアのレベルは間違いなく向上しており、タイとベトナムについては以前からそれを実感していたが、インドネシアも同様だということに初めて気づかされた。フ…

【アジアカップ】日本―ベトナム

評価の難しい試合になった印象があるが、フィリップ・トルシエの狙いとしては間違いなくカウンターだったはず。ベトナムの善戦は仕掛けるタイミングを計って動き出すということを繰り返していたが、その形はしっかりできていた。かつて日本代表を率いた際に…

【サッカー親善試合】日本―タイ

前半をノーゴールで終わってしまった日本代表だが、内容がそれほど悪かったわけではない。細谷も伊藤涼太郎も良いプレーを見せてはいたの。しかし、細谷は自分で行くより周囲を使おうとする意識が強すぎたが、森保監督からどんな指示を受けていたとしても、…

【なでしこJAPAN】ブラジル戦

ブラジル遠征2連戦の初戦は、静かな立ち上がり。日本がボールを握りながらも、スコアレスの状況が続く。ビルドアップで長谷川に頼り過ぎ、サイドでは安全策で下げる場面が目についていた中、先制ゴールが38分に生まれる。左サイドに流れた宮澤の低いクロスを…

【サッカーU-22】日本―アルゼンチン

強化試合とは言うものの、選手はオリンピックに向けて代表選出アピールをしなければならない状況の下、強豪アルゼンチンと真剣勝負の場が持てたことは大きな意味があった。序盤はバタバタしたJ2の典型のような展開になったが、すぐに落ち着きを取り戻すと、…

【アジア大会女子サッカー決勝】日本―北朝鮮

2軍とか3軍とか言われていたメンバーではあったが、日本代表は決勝でも北朝鮮を圧倒して優勝を果たした。後半21分に大沢のゴールが決まってから、6分間で3点という一気の攻勢は爽快だった。特に、3点目となった谷川のコントロールされたシュートは圧巻。切り…

【サッカー】トルコ―日本

キリンチャレンジカップという冠の下、ゲンクでトルコと対戦した日本代表。ドイツ戦からメンバーを大幅に入れ替えていたので、「Bチーム」と捉えることもできる。しかし、この時期の代表は、チームとしての完成度よりも「また代表に呼んでもらう」ためのアピ…

【女子ワールドカップ】ザンビア―日本

東京オリンピックでは全体的に硬いプレーが続き、本来の実力を発揮することができずに終わってしまったなでしこジャパンだが、今大会は上々の初戦となった。ザンビア相手にタイトな守備を見せ、序盤は相次ぐオフサイド判定に苦しんだものの、宮澤ひなたのゴ…

【大分―栃木】個に依存しない3連勝

第3節を終わって勝ち点9は大分のみという、完璧な立ち上がりとなった。守備では安藤が肉離れ、デルランを体調不良で欠くという危機的な状況のはずが、上夷と香川で何の問題もなく埋めてしまった。上夷は前線へのフィードでも視野の広さと判断の的確さを見せ…

【ワールドカップ】クロアチア―モロッコ

中3日のクロアチアに対して、中2日のモロッコ。3位決定戦という微妙な存在だけにあまり議論にならないが、決勝戦の中3日と中4日以上にこの差は大きいはず。前半のうちにビハインドを負ったモロッコのレグラギ監督は、ギアチェンジの意思表示と体力面のウォッ…

【ワールドカップ】フランス―モロッコ

フランスサッカーの神髄を見せてくれた準決勝だった。どうしてもエムバペのような個のスキルに目が行きがちだが、このゲームの見どころはパスだった。出し手と受け手のタイミングの合わせ方も絶妙ならパススピードも速く、次のプレーを見据えたボールの受け…

【ワールドカップ】イングランド―フランス

英仏対決となれば、選手の対抗意識も相当のものだったのだろう。2度先行したフランスに対し2度のPKがイングランドに与えられたが、その原因となったファウルは「なぜ、エリア内でそんな軽率なプレーをしてしまったのか」と首をかしげるようなものだった。チ…

【ワールドカップ】日本―クロアチア

前田がセットプレーから先制したものの、またしてもサイドからのクロスにヘッドを合わせられての失点。この形は弱点なだけにどうにかしたかったところではあるが、さすがにクロアチアも自分たちのストロングポイントと日本の弱点を考えた上での戦術だったの…

【ワールドカップ】決勝トーナメント展望

カタール・ワールドカップの決勝トーナメントは、ここまで4試合を消化していずれもグループリーグ1位チームが勝ち抜けている。実力値を考えれば妥当な結果でもあるが、1位通過した国の中ではモロッコと日本が世評としては高くない。クロアチアは決して楽な相…

【ワールドカップ】日本―スペイン

後半にスイッチを入れる得意のパターン。これがハマったのは、スペインが先制してくれたからだ。日本が前半に先制していたら、それは想定外なので日本の選手も浮足立ってしまっただろうし、スペインの本気度も違っただろう。しかし、早い時間に1点を先行した…

【ワールドカップ】チュニジア―フランス

グループステージの勝ち抜けには影響がないとはいえ、微妙すぎるオフサイド判定でグリーズマンが挙げた後半アディショナルタイム8分の表示の8分が過ぎた時点での劇的なゴールが取り消された。確かにクロスを蹴った瞬間にグリーズマンはオフサイドポジション…

【ワールドカップ】日本―コスタリカ

せっかくドイツに勝ったのだから、コスタリカにも勝ってグループリーグ突破を確実にしておきたかった。その意味ではベストメンバーで臨むべきだと思っていたので、メンバーを落としたかのようなスタメンを見て、ちょっと落胆してしまった。ただ、試合が始ま…

【ワールドカップ】デンマーク―フランス

初戦でオーストラリアに勝ったフランスに対し、チュニジアにスコアレスドローで終わったデンマーク。デーマークとしては、何とかここで勝ち点を積み上げておきたいところだが、エムバペがそはさせなかった。この試合で見せたエムバペの2ゴールは素晴らしいし…

【ワールドカップ】ドイツ―日本

今のドイツは決して強くない。ネームバリューに押される必要はないと思っていた。どちらかというと「勝ち切れない、もどかしいチーム」のドイツに勝てるワールドカップなど、そうそう巡ってこない。そういう意味では、千載一遇のチャンスだった。 その試合で…

【ワールドカップ】オーストラリア―フランス

オーストラリアのゲームプランは、先制したことで崩れてしまった。これはよくあるパラドックスなのだが、「守ってドロー、あわよくばカウンターかセットプレーで1点取って逃げ切る」ことを目論んだ試合で先に点を取ることは、必ずしもそのチームにとって思い…

【サッカーE-1】日本―韓国

僕の印象では、佐々木翔は静かな選手だったのだが、セットプレーからゴールを決めた場面での雄叫びにその考えをあらためる必要を感じた。国内組で構成された日本代表の選手たちは、アジアのライバル韓国を相手に強い闘志を表し、デュエルで負けずに押し切っ…

【W杯アジア最終予選】オーストラリア―日本

やはりサッカーは90分通してのマネジメントが必要だ。言い換えれば、良い選手を上から11人並べればよいのではないということで、かつてオシムが言っていた「水を運ぶ人も必要」ということにも通じる。終了直前の2ゴールでワールドカップ本戦出場を果たした日…

【ワールドカップ最終予選】日本―サウジアラビア

森保監督の頑固さと長友の反骨心が体現されたかのようなゲームだった。アジア最終予選で最大のライバル、サウジアラビアを相手に気持ちの入ったプレーを続け、最後のホイッスルまで攻めの姿勢を貫いた。いまさら言うまでもないが、長友が下がるときの雄叫び…

【アジア最終予選】日本―オーストラリア

これまでの3試合を見ていないので比較はできないが、日本代表はきれいに点を取るのではなく、泥臭くても勝ちたいという気持ちが滲み出ていた。パスの出し手が柴崎のように特定選手でなかったことが、かえって本来の日本の持ち味につながったのではないだろう…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―メキシコ

お題目ではなく、本当に金メダルを目標に戦ってきた選手たちが、銅メダルマッチに向けてモチベーションを持ち直すのは容易ではないだろう。だから僕は、三苫と大迫を起用して欲しいと思っていた。違うモチベーションで臨む選手がいれば雰囲気を変えることが…