#マーベル
<ネタバレあり> 「ワンダヴィジョン」と「ミズ・マーベル」の流れが「キャプテン・マーベル」に合流し、さらには「シークレット・インベージョン」や「ソー:ラブ&サンダー」の要素も集約される。エンディングには「ホークアイ」もつながり、台詞では「ア…
「ホークアイ」のスピンオフという位置づけだが、かなり込み入っていて、かつ政策的な意図の入り混じった内容だった。これを1話ずつ、視聴者の興味を1週間も中断して継続するのは現実的ではないので、5話一挙公開という手法は妥当としか言いようがない。一気…
「時間」という軸は存在し得るのだろうか。僕は以前から、「時間を遡る」とはすべての素粒子が逆向きの運動をすることで、すべての現象が逆向きに進行することであると考えていて、不可逆性のある化学反応が存在する以上、その逆行は現実的に不可能だと考え…
<ネタバレあり> 相変わらずのメンバーがお約束のネタも含めて楽しませてくれる、マーベルのMCUにおいてもエンタメ要素満載という意味ではダントツのシリーズ。昨年のホリデースペシャルに続いて、映画本編の第3弾として帰ってきた。全編を通して感じるのは…
物語としての狙いはわかるし、この後に続くはずの「マーベルズ」につなげる意図もあったのだろうが、終わり方が妙に普通のドラマのような仕立てであったことには違和感がある。これからもスクラル人はMCUにおいて存在感を発揮すると思われるが、その立ち位置…
「ウェアウルフ・バイ・ナイト」に続く「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション」として配信されたガーディアンズのプログラムは、マンティスとドラックスが主演といってよい構成。マンティスの恋心かと思いきや、終盤に衝撃の事実が明かされる…
マーベル作品としては異色のR-15指定の短編スペシャル配信ということで、様子見のスタンスで見てみた「ウェアウルフ・バイ・ナイト」。ほぼ全編がモノクロで、なんとなく「ムーンナイト」のような色も感じられたので、さほど期待していなかったのだが、思っ…
<ネタバレあり> 主人公ジェンが自分をキャラクターだと認識してナレーションを語ったり、それをキーに展開が修正されたりと、これまでのマーベル作品とは違った俗っぽい見せ方が多分に含まれていた本作だったが、最終話で何となくその意図が明かされた。ケ…
残り2話となったこの時点で、ティザームービーにも登場して期待を煽っていたデアデビルが出演。その効果か、これまでIMDbでマーベル作品とは思えないくらい低評価にとどまっていたところが、一気に7点台まで回復している。ハルクが登場してもアボミネーショ…
序盤は妙に思わせぶりな展開なのに、中盤はダレまくり。そして終盤にもう一度何とか締め直して終わったという感じの作品だった。世代交代が続くMCUの中で、ソーが誰に継承するのか。「ラブ&サンダー」とは何を指すのか。それらの疑問には答えてくれたものの…
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場する体が木の宇宙生物グルートを主人公にした、ショートアニメのスピンオフ。そのコミカルで愛らしく、それでいて毒を含んだ設定が何ともいえない存在感を発揮している。セリフが「ボクはグルート」だけなのに…
まだ2話目なのだが、「シー・ハルク」のIMDbでの評価が低すぎる。個人的にあまり好きではなかった「ムーンナイト」や「ロキ」が高く「ミズ・マーベル」が低いのは、歴史や時間軸のような小難しい要素がないとダメということなのだろうか。確かにジェニファー…
最近のMCUドラマは、「ムーンナイト」「ミズ・マーベル」と本流ではない感じの作品が続いていただけに、ハルクとの絡みが過剰すぎるほどに盛り込まれていた本作はマーベルのサービス精神の表れなのかもしれない。主人公ジェニファーを演じるタチアナ・マスラ…
エスニック情緒あふれるカラチ編が想定以上におもしろかったので、最終話で舞台がジャージーシティに戻ってしまったのが残念だった。雰囲気としては、ランナウェイズのような大団円の描き方で、いかにも低予算という作りになってしまっていた。ところが、エ…
ニュージャージーを舞台に展開していた「Ms. Marvel」だったが、祖母サナに「カラチに来て」と呼ばれたことで一気に流れが変わる。パキスタンの文化が全開になり、中華街のように広がるエスニックな通りの雰囲気がストーリーを覆いはじめ、ついにはパキスタ…
マルチバースというキーワードでMCU作品を作るのは、好きではない。都合のいいように展開して、すっきりしないまま終わってしまうからだ。絶対的な善や正義というものは存在せず、ある価値観の正義は異なる価値観においては悪になってしまう。それは、MCUの…
途中までは、がっかりした気分だった。「ムーンナイト」に続いて、またしても他のマーベル作品との連動が薄く、MCUらしい世界観に浸れない。そして、妙にラブコメに寄ったような展開に、期待を感じられなくなっていたのだ。しかし、落ちかけた子どもを救うシ…
原題はMarvel's Runawaysで、マーベルのシリーズとしてHuluが制作配信したものだ。3つのシーズンがあるが、一気に見るほどには興味がそそられず、放置するほどつまらないわけでもないので、時間をかけて少しずつ見進めて行った。シーズンごとにかなり状況が…
マーベルの新作ドラマということで期待しつつも、不安も大きかった。最近マーベルやディズニーが志向しているマイノリティ戦略に乗っかった設定であること、そして他の作品と絡みそうもないということがあったからだ。本作はジャージーシティ在住のパキスタ…
ついに、というか、もう、というか、ムーンナイト全6話が完結してしまった。主人公のはずの「ムーンナイト」が活躍する場面はほとんどなく、マークとスティーブの人格交代の演じ分けが見せ場になっていたように思う。多くの視聴者もおそらくそうだろうが、…
劇場で見るのはなかなか難しいし、家の方が気楽なので、配信スタートを待っていた。木曜日からアマゾンプライムで配信が始まったものの、2000円ちょっとの「購入」が必要なので家族も交えて迷った結果、やはり見てしまうことにした。それだけ期待していたと…
評価も難しいし、好き嫌いも分かれそうな何とも言い難い作品だった。まず何よりも、誰がヒーローで誰がヴィランなのかよくわからない。それは本作が打ち出す多様性の一部であるとも言えるが、映画を楽しみ上で方向性が示されないのは非常に居心地が悪い。僕…
マーベルと円谷プロのコラボで実現したアメコミ版ウルトラマン。第2巻「ザ・トライアルズ・オブ・ウルトラマン」の出版を機に、第1巻の「ザ・ライズ・オブ・ウルトラマン」と合わせて読んでみた。時間軸や設定は大幅に変更されているものの、ハヤタとウルト…
ちょっと欲張りすぎなのではないかと感じるくらい、いろいろな要素が詰め込まれているシーズンファイナルで、僕としては十二分に楽しませていただいた。やはりおまえだったのかという形で登場した「デアデビル」のキャラクター、キングピンことウィルソン・…
楽しみにしているホークアイも、今回を含めて残すはあと2話。ミニシリーズの宿命だが、特に初回配信が2話分なので「あっという間」感が強いのだろう。エピソードによってはアクション主体だったり会話主体だったりと変化がつけられているのだが、今回はエレ…
いよいよ始まった「ホークアイ」だが、ここまでのマーベルのドラマシリーズに比べて「映画ではなくドラマ」としての作りの完成度が格段に上がった印象だ。「ワンダヴィジョン」はちょっと展開に凝りすぎ、「ファルコン&ウィンターソルジャー」はマニアック、…
マーベルは「ブラックパンサー」でアフリカとアフリカ系民族の市場へ拡大したが、中国市場についてはこれまでも「ドクター・ストレンジ」や「エージェント・オブ・シールド」などでつながりを描いていた。しかし、本作は主人公を含む登場人物のほとんどすべ…
ロキには、かなり期待していた。それだけに、シーズン1の最終話を見終わって、肩透かしを食ったような拍子抜けの感覚がある。ここまでのエピソードでは、わかりにくい設定や他のマーベル作品とのオーバーラップがほとんどないことが気になりつつも、エピソー…
木曜日から劇場公開が始まったばかりの作品だが、Disney+のプレミアアクセスでも配信が始まっている。税込み3,278円は安くはないが、交通費をかけて映画館で2人で見るよりは経済的だし、133分の長丁場なので途中で止めてトイレに行ったりできるのもありがた…
エピソード1のエンディングで一気に興味をそそられたものの、エピソード2ではまたわからなくなってしまった「ロキ」だったが、エピソード3ではいろいろな期待が渦巻いてしまった。何よりも、ロキはアスガルドの王子。アスガルドは王国だが、それは地球ではな…