#ラグビー
100回目を数えるラグビーの早慶戦が、秋晴れの国立競技場で開催された。慶應視点で言えば「慶早戦」だが、そこにはこだわらないでおこう。ここ数年の慶應の弱体化を踏まえれば勝つことを期待する気持ちはあまり湧いて来ないので、内容で魅せて欲しいと思って…
この決勝の行方を大きく左右してしまったのは、間違いなくケインに出されたレッドカード。日本のラブスカフニも似たようなプレーでイエローカードをもらっていたが、それと比べて悪質だったようには見えなかった。あの判定には疑義があるし、決勝戦という舞…
ラグビーワールドカップの3位決定戦の序盤は、圧倒的なイングランドペース。0-13とリードされたアルゼンチンボールのスクラムで、一気に押されたことであわててボールを出そうとしたアルゼンチンのNo.8がスクラムの中でノックオン。このプレーは、スクラムに…
準決勝の第1試合は、一方的な結果に終わった。前半だけ見れば拮抗していたと言えなくもなく、後半にアルゼンチンがキックも交えてバックスで展開できれば逆転するチャンスは、小さいながらもゼロではなかったように思う。その意味でも、前半終了間際に40分を…
ラグビーにおいて、ロースコアな展開になると終盤の反則が大きく影響する。この準決勝は、まさにそれを示す試合となった。全体的なペースとしてはイングランドが押しているように見えていたが、両チームともになかなかトライに結びつけることができない。そ…
両チームの良さが出た前半と、お互いにつぶし合った後半。それにしても、準々決勝は素晴らしい内容の試合が続く。フランスはFW陣の連携した突進が見事で、ボールホルダーにサポートする形でモールを組んで前進する。パス回しにおいても、受け手に迷いがなく…
日本戦で躍動したアルゼンチンのバックス陣の快走トライに期待していたウェールズとの準々決勝は、どれどころではない魅力満載のとんでもない試合になった。序盤は完全にウェールズがペースを握り、SOビガーが抜け出して決めたトライなどでリードを奪う。ア…
勝てるチャンスは十分にあったものの、やはり実力的にもアルゼンチンの方が上だと感じる試合だった。アルゼンチンは両ウィングをオープンなスペースに走らせることができた一方で、日本は走力のある選手の前にスペースを作り出せなかった。今大会を通して松…
この試合で、日本にとって大きなポイントとなったのは、前半の終盤にHO堀江がシンビンとなった場面だった。HOは高度ば専門職で、スクラムのフロントローとして敵と対峙し、SHの入れたボールを自陣に引き込むだけでなく、ラインアウトのスローワーとしての役…
80分間を通して、サブの選手も含めた総合力として、イングランドは強かった。何よりも勝負所を押さえている印象で、ここぞというタイミングで実力を発揮した。一方の日本は、惜しい場面が多かった。序盤、いきなりFBマシレワが自陣ゴール内のイージーなプレ…
ワールドカップの大事な初戦で、格下とみられるチリにいきなりトライを奪われるという嫌な感じの展開だったが、浮足立ちかねないところで、すかさずファカタヴァがトライを取り返してくれたことが大きかった。終わってみれば6トライを奪った上に、松田のコン…
ニュージーランド相手に善戦した日本代表ながら、イングランドの厚い壁を突破することはできず完敗に終わった。イングランドの守備は完璧で、ただでさえ体格が良い上に動ける選手が揃っているのだが、動き出しも早いし迷いもないプレーを移設蹴られてしまっ…
ディフェンスの勝利だった。両チームともトライを奪えないのではないかという事前情報は、途中まで当たりそうな展開だった。お互いにガチガチのディフェンスで、BKが走るスペースを消していた。FWが当たってゲインを稼ぐしかない中で、重量で上回るイングラ…
日本とフランスが準々決勝で姿を消して、僕のモチベーションは著しく減退してしまったのだが、この準決勝のイングランドは想像以上だった。さすがエディー・ジョーンズというべきか、ニュージーランド対策を入念に練り上げて実践した。序盤はFWで押して先制…
FWの強さあってのBKの展開が日本の持ち味だと、グループリーグの4試合を見て感じていた。アイルランドにもスコットランドにもスクラムで負けなかったことが、松島や福岡のトライにつながったのだと。そして今日の準々決勝は、その良さを完膚なきまでに消され…
厳しい展開だった。先制されながらも、まずは左WTB福岡の突破をサポートした右WTB松島のトライで追いつく。松島はFBのようなポジショニングにも見え、トゥポウと入れ替わることで相手を攪乱したのかもしれない。そして、圧巻は次のトライ。いわゆるオフロー…
博多の森で行われているアイルランドとサモアの試合は、現在ハーフタイム。試合の途中ながら、いろいろ気になることがあるので書き記しておきたい。まず、前半のうちにアイルランドのCTBバンディー・アキがレッドカードで退場してしまった。この大会ではシン…
FWの重量差が約30kgあり、体格の良いサモア相手にスクラムは苦労するだろうと思っていた。だからこそ、後半14分に見せてくれたドライビングモールを押し込んでのトライに驚かされた。今大会での活躍が際立っている姫野が押さえたこともうれしかったが、日本…
63-0で圧勝したオールブラックスだったが、カナダとの一番の差はタックルだった。2~3人に止められても振りほどいて前進できるニュージーランドと軽々と体を浮かせられてしまうカナダでは、力の差は歴然だった。カナダはボールを受けてから考えて動き出す…
メンバー発表の時点ではトゥポウがWTBに入ってレメキが控えに回り、福岡は外れていた。ところが実際の試合ではWTBにはレメキが入り福岡が控え、トゥポウは負傷で外れていた。そして、今日の勝負を決めたトライは、その福岡が奪う。FB山中を下げて松島を回し…
80分が経過したことを告げるホーンが鳴り響いて、アメリカが保持していたボールがイングランドに渡る。普通ならタッチに蹴り出してノーサイドという場面なのだが、イングランドは試合を切らなかった。フィジカルを生かして前に前にと進み、止められてもただ…
東京スタジアムで、ラグビーワールドカップのフランス―アルゼンチンを生観戦。前半はフランスがリードして折り返したが、フランスはスクラムが組めず、コラプシングを立て続けにとられていた。それでも、FLオリボンの突進も素晴らしかったが、SHデュポンのス…
いきなりミスからトライを許してどうなることかと思ったが、終わってみれば4トライを挙げて完勝。なかなか良い滑り出しとなったのではないだろうか。3TのWTB松島がマン・オブ・ザ・マッチであることは妥当だが、FWでは姫野、BKではラファエレの活躍が大きか…
ラグビーのリポビタンDチャレンジカップのアイルランド戦は、「国の代表同士の対戦」という意味のテストマッチだ。アイルランドが序盤にトライを重ねて流れを作ってしまったが、その際のラインでのボールのつなぎはスピードに乗った見事なものだった。スピー…
秩父宮ラグビー場で、スーパーラグビーを初観戦。結果は17-83と大量点を奪われての完敗ながら、随所に好プレーもあって見応えのあるゲームだった。 ただ、そうは言ってもサンウルブズには課題も多い。判断が遅いからスペースが作れないし、ボールを受けた選…
スコットランドには敗れたものの、南アフリカとサモアに勝って決勝トーナメント進出の可能性を残している日本代表。ワールドカップでは毎回期待を裏切ってきたが、今回の力は本物だ。何より、FWの動きが違う。ボールハンドリングが見違えるほどよくなってい…
試合に先立って迫力満点のハカを繰り広げるニュージーランド「オールブラックス」。それをカジュアルな雰囲気で肩を組んで見ているフランス「レ・ブルー」。これから始まるワールドカップ決勝という舞台を盛り上げるには十分な演出だったように思います。 そ…
ニュージーランドで開幕したラグビーのワールドカップ。日本は予選Aグループの初戦を、フランスとの対戦で迎えました。今回の日本代表は外国籍や帰化した選手が多いこともあって、サイズ的にはあまり見劣りがしません。しかし、相手はシックス・ネイションズ…