【伊坂幸太郎】マリアビートル

映画「ブレット・トレイン」を見たという話をした相手に「原作の方がもっと面白い」と言われたことから、その日のうちに角川文庫版を購入して一気に読み切った。600ページに迫る内容で、映画より複雑な構成になっていてわかりにくさもあったものの、展開が速…

【U-23アジアカップ】カタールー日本

事故のようなゴールで先制するも、事故のようなゴールで追いつかれたところで相手GKが退場。ここから日本は、ボールを持ちながら攻め切れない時間が続き、セットプレーから逆転されてしまう。 数的優位の下、焦る必要はない。しかし、だからといってボールポ…

【ネコ】ニコに蹴られています

この画像を見ると、僕がニコを踏みつけているように見えてしまうでしょうね。でも、実はニコが前足で僕の足を捕獲して、後ろ足で蹴りつけているところなのです。朝、出勤しようとするタイミングで、ときどきこれを仕掛けてくるのですが、きっと親しみを込め…

【映画】ブレット・トレイン

場面のほとんどを列車の車内という設定にしたことで、予算を俳優陣の人件費に回したような印象が強い作品。内容は、欧米社会におけるステレオタイプな日本の文化と、実際の日本が持つ習慣をうまく織り交ぜてパロディにしているところが、絶妙なバランスだっ…

【ドラマ】バイアスロン殺人事件

タイトルだけ見ると、日本のドラマにもよくある「ご当地番組」のようでもある。地元の刑事が温泉地の風情を交えながら捜査するような定番の構成を想定してしまったのだが、実はかなり骨太で本格的な社会的要素を交えた作品だった。 原題の"The Best of Us"が…

【大分―いわき】トリニータに打つ手なし

ただでさえ試合に使えない選手が目白押しの中、前半の早い時間に薩川が負傷交代。っそんな状況での選手のやり繰りは、大変だろうとは思う。しかしながら、それでもプロとしてJ2のクラブとして、いわき戦の内容は恥ずかしいを通り越して情けないものだったと…

【渋谷カフェ】Hi, Coffee Hey, Herb

渋谷の鴬谷町にあるコーヒースタンドですが、このお店を特徴づけているのはハーブティーなど豊富なハーブ系メニュー。すでにブレンドされたものもありますが、その日の自分の状態や希望をざっくり伝えるだけで店主がその場で調合してくれます。例えば「この…

【U-23アジアカップ】UAE―日本

中2日の連戦の中で2戦目をしっかり勝ったという結果は、まず高く評価すべきだろう。選手たちにとっては、この試合の勝利は最終目的ではなく、あくまで通過点としてのマイルストーンのようだった。ここでアピールしてオリンピックの代表選考に残り、本大会で…

【コミック】続テルマエ・ロマエ (1)

テルマエ・ロマエの終了から10年以上経って、突然書店で見かけた続編が気になって、迷わず購入してしまった。これは相変わらずローマ時代の温泉技師ルシウスが、時空をスリップして日本の温泉にやって来てしまう構成ではあるが、純粋なマンガではなく、1話ご…

【映画】ビューティフル・ゲーム

ホームレスを対象に、4対4で対戦するストリートサッカーのワールドカップを扱った作品で、フィクションだと思って見ていたら、エンドロールに「事実を参考にしている」という説明と資料映像が流れていて驚いた。内容的には完全にコメディなのだが、ホームレ…

【U-23アジアカップ】日本―中国

1点を先制した後、早い時間帯に西尾がレッドカードを受けたことで、日本の課題は明確になった。いかに守り切るか、そして少ないチャンスでカウンターを仕掛けられるか。今の中国相手ということでさほど怖さは感じられなかったが、サッカーでは運と流れで2点…

【ドラマ】三体

中国の小説を原作として、英国に舞台を移して製作されたドラマ。科学をベースとしながらも、ゲームの世界もオーバーラップするなどフィクション要素も強いので、全体的に我田引水的な展開になっている。三連星を拠点とする三体星人が地球を移住先として狙っ…

【千葉―大分】前向きな勝ち点1

今の選手層、今のコンディションでは、この結果を悲観することはない。むしろ、よくドローに持ち込めたと評価した方がよさそうだ。片野坂監督が宣言していたほどには新しい要素が感じられないカタノサッカー2.0は、結局のところ攻め手がないことを「ビルドア…

【ビリージーンキングカップ】日本―カザフスタン

杉山キャプテン率いる日本チームは、カザフスタンと有明コロシアムで対戦。カザフスタンはリバキナが来ておらず、一方の日本は大坂なおみが4年ぶりに参戦ということで、試合前から日本の優位は明らかに見えた。 Rubber-1は日比野菜緒とダニリナ。ダニリナは…

【桜便り】音無親水公園の夜桜

ソメイヨシノの季節は早々に終わりつつあり、八重桜が少しずつ花を咲かせています。この画像は先週の音無親水公園。飛鳥山公園の花見でにぎわう王子駅の裏側にあって、地元民以外にはあまり知られていない穴場です。 夜にはライトアップもされていて、なかな…

【モンテカルロMS】マウ/ロジェバセラン―アルネオド/ヴァイスボーン

配信ではあるけれど、久しぶりにテニスでダブルスの試合を観戦。序盤はお互いサーブが不安定で、ダブルフォルトでサービスゲームを落とし合う締まらない展開になっていた。カメラの位置と角度が悪く、レッドクレーの色のせいもあってボールが見にくい中継だ…

【ドラマ】黒い森 殺人事件

フランス国境に近いドイツの「黒い森」で起きた連続殺人事件を追う物語は、フランスとベルギーの共同製作。フランス側はストラスブール、ドイツ側はカールスルーエを中心に展開する。吹替版で見たので、実際にどの言語が話されていたか不明ではあるが、両国…

【ストリートアート】バリー・マッギー

渋谷と恵比寿の間にある「庚申道ガード」に、ストリート系アーティストであるバリー・マッギーが作品を描きました。災害時の避難経路をアートで表示する「渋谷アロー・プロジェクト」の一環のようなのですが、この作品を見る限り矢印など避難の方向が示され…

【フィギュアスケート】STARS ON ICE 2024

世界選手権が終わってオフに入ったフィギュア界は、しばらくアイスショーのシーズンが続く。この時期の日本は桜の花を楽しめるということもあって、期待して訪れる海外の選手も多いことだろう。インスタのストーリーズなどでは、選手たちの楽しそうな観光の…

【大分―秋田】攻め切れない弱み

岡山戦に続いて、相手に退場者を出しながら攻め切れない弱みを露呈してしまったことは、敗戦以上に大きい損失ではなかったか。それにしても大分トリニータは、いろいろと残念な結果を残してしまったものだ。 守備に関しては、さほど悲観するようなものではな…

【ドラマ】ピーキー・ブラインダーズ

今年のアカデミー賞において「オッペンハイマー」で主演男優賞を受賞し、配慮のある紳士的なスピーチが印象的だったキリアン・マーフィーの主演ということで興味を持ったドラマ作品。英国の裏世界を、ジプシーの一族であるシェルビー家の視点で追うストーリ…

【桜便り】千鳥ヶ淵のソメイヨシノ 2024

遅れていたソメイヨシノが開花したところで、今度は天気が不安定になってしまい、なかなか良好なシャッターチャンスが見当たらないながらも、小雨交じりの千鳥ヶ淵で桜を楽しんできました。 この時期はカメラを手にした人が押し寄せるので、早朝がベスト。通…

【HISオンラインツアー】イタリア・ヴィンチ村

レオナルド・ダ・ヴィンチの出身地を巡るHISのオンラインツアーは、45分のコンパクトな旅。「ヴィンチ村のレオナルド」という意味の名前で呼ばれている天才の美術館周辺を巡るだけで、展示物は写真での紹介しかないが、訪れる機会が期待しにくいイタリアの田…

【群馬―大分】狙いは見えた

インサイドで勝負してチャンスを作り、結果も2-0での勝利という内容のゲームで大分トリニータが今季3勝目を挙げた。藤原がヘッドの打点を見誤った場面からのリカバリーを有働が絶妙なフィードを送り、渡邊新太が彼らしいシュートを決める。DAZNが今節の見ど…

【映画】スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

長編アニメ作品としてアカデミー賞を受賞した「スパイダーバース」の続編という位置づけだが、前作を見ずに視聴した。マーベルアニメはあまり見ていないが、スパイダーマンであれば実写はすべて見ているので、感覚的にキャッチアップできるだろうという思い…

【京都グルメ】TOM

京都の隠れ家「TOM」で味わう、タイ風蒸しスープの朝ごはん。鞍馬口駅からすぐですが、路地裏なのでちょっとわかりにくい場所にあります。地下鉄烏丸線の鞍馬口駅の南側に出る1番出口を南に下り、電動キックボードLUUPが置いてあるところを左折して突き当り…

【ドラマ】ゴッドレス -神の消えた町-

物語の構成がシンプルではない上に、タイムラインを行き来する作りになっているせいで、全容を把握するには苦労する作品。歴史的にニューメキシコ準州が置かれた位置づけや、いわゆる「西部劇」の文脈を理解していれば、視聴する上で大きな助けにはなるだろ…

【大分―岡山】判断の遅さ

退場者を出した岡山に対し攻め切れずにスコアレスドローという結果は、相手が首位であるとはいえ、ホームゲームであることを考えれば負けに等しいと言ってよいだろう。長沢が目立ったのはプレスバックの場面ばかりで、渡邊に至っては受けてもその後の展開で…

【小説】ピアノマン ~BLUE GIANT 雪祈の物語~

この作品を手に取る読者は、ほぼ100%結末を知っている。コミック「BLUE GIANT」を読んでいれば、沢辺雪祈がどうなってしまうかわかるはずだ。原作にも関与している南波永人の手によって雪祈の視点でノベライズされたこの作品では、起きるべき事象に向けて展…

【ドラマ】ジェントルメン

映画版も見ているはずなのだが、ほとんど記憶に残っていない。このドラマ版も、何がテーマでどうオチがついたのかまったくわからないままではあるが、プロットの面白さが実に秀逸なので、飽きずに見ることができた。中盤はややストーリーの肉付けに走った結…