#大分トリニータ

【千葉―大分】前向きな勝ち点1

今の選手層、今のコンディションでは、この結果を悲観することはない。むしろ、よくドローに持ち込めたと評価した方がよさそうだ。片野坂監督が宣言していたほどには新しい要素が感じられないカタノサッカー2.0は、結局のところ攻め手がないことを「ビルドア…

【大分―秋田】攻め切れない弱み

岡山戦に続いて、相手に退場者を出しながら攻め切れない弱みを露呈してしまったことは、敗戦以上に大きい損失ではなかったか。それにしても大分トリニータは、いろいろと残念な結果を残してしまったものだ。 守備に関しては、さほど悲観するようなものではな…

【群馬―大分】狙いは見えた

インサイドで勝負してチャンスを作り、結果も2-0での勝利という内容のゲームで大分トリニータが今季3勝目を挙げた。藤原がヘッドの打点を見誤った場面からのリカバリーを有働が絶妙なフィードを送り、渡邊新太が彼らしいシュートを決める。DAZNが今節の見ど…

【大分―岡山】判断の遅さ

退場者を出した岡山に対し攻め切れずにスコアレスドローという結果は、相手が首位であるとはいえ、ホームゲームであることを考えれば負けに等しいと言ってよいだろう。長沢が目立ったのはプレスバックの場面ばかりで、渡邊に至っては受けてもその後の展開で…

【栃木―大分】層の薄さを露呈

ミッドウィークにも試合がある3連戦の最終日は、保田をU-19代表のヨルダン遠征で欠き、野村も欠場。結果的に、若くはない長沢と渡邉を休ませられない状況になった。アタッカー枠に本来DFである薩川や松尾を入れてしのぎ、最後はビハインドの場面で止むを得ず…

【大分―鹿児島】結果は得たが

前半だけで3点を奪ったとはいえ、流れの中で形が作れていたとは言い難く、後半は攻め手を失って交代カードの意図も不明確。前節に見せつけられた実力不足の現状を払拭できたとは思えないが、勝ち点3と得失点差+3が自信につながれば何よりだ。それにしても、…

【清水―大分】実力差は明白

大分にとっては、完全に力負けした試合だった。昨季も清水には乾のスーパーゴールで格の違いを見せつけられたが、今回はチームとしてのレベルがまったく違っていた。序盤こそ五分の攻防にも見えたが、徐々に差が目立ち始める。 前半は守ってスコアレスで終え…

【藤枝―大分】遅攻を捨てた効果

藤枝のハイプレスに押し込まれ、余裕を持ったビルドアップができない大分。昨季であればポゼッションにこだわるあまり、ボールを下げてつなごうとしてロストという展開が多かった。しかし、今季は片野坂監督が遅攻を捨てる方向性を明らかにしていることもあ…

【大分―横浜FC】攻撃の駒が足りない

先発の1トップが伊佐で、サブには宇津元。決定力も相手に対する威圧感も弱い陣容であり、前節で存在感を示していた渡邉の不在が大きく影を落とした。そして同時に、サムエルの負傷で長沢と急遽再契約を結んだ意味もよくわかった。前節も今節も、長沢がいなか…

【大分―仙台】回帰か進化か

大分トリニータの新シーズンが始まり、片野坂体制に戻っての最初のゲームは仙台を迎えたホームゲーム。下平監督時代に感じていたストレスの多くが解消され、ビハインドの展開でも気分よくDAZN観戦を続けることができたのはありがたい。 象徴的だったのは、渡…

【大分―群馬】見違えた前半といつもの後半

最終節に群馬を迎えた大分トリニータは、序盤に素晴らしいサッカーを展開する。ポゼッションでじりじりと持ち上がり、結果的にゴール前のスペースを消してしまっていたことが嘘のように、早い展開から前線が動き出し、判断も早いので群馬の守備が寄ってくる…

【金沢―大分】攻めの遅さと選手起用

片野坂監督時代の大分もポゼッションサッカーを志向していたのは確かで、ボールを動かして相手の守備を剥がし、サイドを起点にして攻めるスタイルは現在にもつながっている。ただ、当時はショートカウンターというオプションも、しっかり持っていた。特徴的…

【大分―秋田】結果は残した

相変わらずの攻め切れない展開ながら、後半アディショナルタイムに松尾のシュートが秋田DF高田のハンドを誘発し、このPKを梅崎が左ポストぎりぎりに決めて何とか大分が勝ち点3をものにした。前半の早い時間に鮎川のゴールで先制したことで、前節の繰り返しが…

【栃木―大分】責任の不在と温さ

最近の大分トリニータのサッカーを見ていても面白くないのは、ゴールが生まれそうな予感がしないからだ。得点の匂いがしない一方、失点の匂いはたちこめている。特に終盤になると、その傾向が強まる。そして公式サイトで発信する情報が、完全に子供の部活を…

【東京V―大分】監督と選手のズレ

GKにはどうしようもないゴールを序盤に決められた大分は、直後に退場者を出すという最悪の展開で、またしても勝ち点を積み上げられずに終わってしまった。ペレイラの退場後は、ボランチに入っていた羽田をDFに下げることで大きく選手を動かすことなく対応で…

【大分―大宮】アイデアが足りない

野村がメンバー外となった今節に、梅崎と町田をシャドーに起用するという開幕当時のような布陣で臨んだ大分トリニータ。伊佐がサイドに流れることもあって、サイドでは起点が作れるものの、中で合わせる選手がいない状況に陥っていた。これを解消すべく長沢…

【水戸―大分】パススピードの遅さ

幸いなことに、水戸の10番を背負う前田が前半のうちに退場となったことで、余裕を持って勝ち切ることができた。しかし、大分のサッカーは決して楽観できるようなものではなかったので、この勝利で変な自信を持ってしまわないようにしてもらいたい。結局2点目…

【大分―徳島】守備の崩壊

2点差を追いついたから、まだ気分的には余裕があるが、開始早々の失点に加え2点目を失った直後にも失点と、守備の崩壊は留まるところを知らない。今週のトリニータは「守備のオーガナイズ」に焦点を当てた準備をしていたとのことだが、オーガナイズとは真逆…

【甲府―大分】決定的な悪手

ペレイラは、こんなにファウルの多い選手だったのだろうか。今日もイエローをもらったが、最近やけに多すぎるような気がする。プレーを見ていても、明らかに抜かれた後にコミットする場面が相次ぎ、とても調子が良いとは思えないのだ。もちろん、今日の主審…

【長崎―大分】個性が活きないスタメン

またしても複数失点となり、昇格争いからの脱落も仕方ないところかと思ってしまったのだが、ここから執念を見せた大分が同点に追いついた。あまり機能していなかった右サイドからの仕掛けで、逆サイドに野村が走り込んでゴールを決めれば、上夷のクロスに梅…

【大分―仙台】チャンスを外し続けて

せっかくの保田の初ゴールだったが、記念ゴールを勝利につなげられないのは大分のお家芸だ。前半のうちに山ほどあった追加点のチャンスを外し続ければ、逆転されても仕方ない。仙台GK林が当たっていたのは事実だが、それにしてもシュートのコースや選択肢が…

【岡山―大分】決定力の欠如

「大分トリニータは、FWをFWとして使わなければダメ」とずっと思っていたが、そもそも現時点で現在のコンディションで、決定力のあるFWが一人もいないことが明らかになったゲームだった。ファーストディフェンダーとしての動きを要求されるがために、FW本来…

【大分―藤枝】押し込まれる終盤

何とかウノゼロで逃げ切った試合で、最後は効果的な時間稼ぎもできた大分ではあったが、相手がギアを上げて押し込んでくると防戦一方になって押し込まれてしまう傾向は変わらない。しっかりクリアできない場面も多いが、つなげる場面でセーフティファースト…

【山口―大分】待望の2トップ

せっかく先制しながら、妙な譲り合いもあって追加点を奪えないうちに「穴」といえる自陣左サイドを破られて追いつかれ、デルランがPKを謙譲して逆転されてしまう。何とかラストプレーで松尾が決めて勝ち点1をもぎとったとはいえ、もったいない試合だった。し…

【大分―山形】ゴールの形が見えない

ホームで0-1での敗戦という結果だけではなく、その内容に落胆させられたゲームだった。ゴールに迫るシーンは何度かあったとはいえ、得点につながる匂いがまるでしないのだ。これはつまり、サイドを崩す練習に終始して、誰がどのようにゴールを決めるかを成り…

【大分―いわき】過信と軽視と

前節の好調ぶりはいったい何だったのかと思うくらい、落差の激しい内容だった。前節に途中退場した野村も弓場も、恐らくは本調子ではなかったのだろう。プレースキッカーを保田が務めたことが、その証ではないかと感じていた。コンディションが伴わない中で…

【熊本―大分】FWの存在価値

ゼロトップだったり、ハイプレス要員としての1トップだったり、下平監督のFW軽視戦術が横行してきた大分トリニータ。確かに負傷者が多く、選手が揃わないという事情もあったのだが、それにしてもFWは影が薄かった。それだけに、今節で見せたFW陣の活躍は今後…

【大分―清水】昇格どころではない状況

大分トリニータの状況は、まさにどん底と言ってよい。昇格どころの話ではなく、序盤の貯金がなければ降格争いに巻き込まれていてもおかしくない。今節の清水戦でもポゼッション、あるいはビルドアップが目的になってしまい、ゴールを奪うための手段であるこ…

【大分―町田】戦術も個人技も及ばず

ゼロトップではなかったとはいえ、攻撃的とは言い難い中途半端な選手起用。せっかく渡邉というゴール前で仕事ができる選手を使い、野村をボランチに下げながら、前線には松尾と中川が並ぶ。後半にサムエルが競ったボールに飛び込んでいたのも松尾と上夷。こ…

【磐田―大分】叶わないウノゼロ

ゼロトップで前線からプレスを掛け、サイドに人を集めてチャンスを作れても中で仕留める枚数が足りない。ここ数試合に見られる傾向は今節も変わらず、前節に続いてウノゼロに持ち込むこともできずにドローに終わった。前半終了時点では町田がビハインドだっ…