2024-01-01から1年間の記事一覧

【ストリートアート】バリー・マッギー

渋谷と恵比寿の間にある「庚申道ガード」に、ストリート系アーティストであるバリー・マッギーが作品を描きました。災害時の避難経路をアートで表示する「渋谷アロー・プロジェクト」の一環のようなのですが、この作品を見る限り矢印など避難の方向が示され…

【フィギュアスケート】STARS ON ICE 2024

世界選手権が終わってオフに入ったフィギュア界は、しばらくアイスショーのシーズンが続く。この時期の日本は桜の花を楽しめるということもあって、期待して訪れる海外の選手も多いことだろう。インスタのストーリーズなどでは、選手たちの楽しそうな観光の…

【大分―秋田】攻め切れない弱み

岡山戦に続いて、相手に退場者を出しながら攻め切れない弱みを露呈してしまったことは、敗戦以上に大きい損失ではなかったか。それにしても大分トリニータは、いろいろと残念な結果を残してしまったものだ。 守備に関しては、さほど悲観するようなものではな…

【ドラマ】ピーキー・ブラインダーズ

今年のアカデミー賞において「オッペンハイマー」で主演男優賞を受賞し、配慮のある紳士的なスピーチが印象的だったキリアン・マーフィーの主演ということで興味を持ったドラマ作品。英国の裏世界を、ジプシーの一族であるシェルビー家の視点で追うストーリ…

【桜便り】千鳥ヶ淵のソメイヨシノ 2024

遅れていたソメイヨシノが開花したところで、今度は天気が不安定になってしまい、なかなか良好なシャッターチャンスが見当たらないながらも、小雨交じりの千鳥ヶ淵で桜を楽しんできました。 この時期はカメラを手にした人が押し寄せるので、早朝がベスト。通…

【HISオンラインツアー】イタリア・ヴィンチ村

レオナルド・ダ・ヴィンチの出身地を巡るHISのオンラインツアーは、45分のコンパクトな旅。「ヴィンチ村のレオナルド」という意味の名前で呼ばれている天才の美術館周辺を巡るだけで、展示物は写真での紹介しかないが、訪れる機会が期待しにくいイタリアの田…

【群馬―大分】狙いは見えた

インサイドで勝負してチャンスを作り、結果も2-0での勝利という内容のゲームで大分トリニータが今季3勝目を挙げた。藤原がヘッドの打点を見誤った場面からのリカバリーを有働が絶妙なフィードを送り、渡邊新太が彼らしいシュートを決める。DAZNが今節の見ど…

【映画】スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

長編アニメ作品としてアカデミー賞を受賞した「スパイダーバース」の続編という位置づけだが、前作を見ずに視聴した。マーベルアニメはあまり見ていないが、スパイダーマンであれば実写はすべて見ているので、感覚的にキャッチアップできるだろうという思い…

【京都グルメ】TOM

京都の隠れ家「TOM」で味わう、タイ風蒸しスープの朝ごはん。鞍馬口駅からすぐですが、路地裏なのでちょっとわかりにくい場所にあります。地下鉄烏丸線の鞍馬口駅の南側に出る1番出口を南に下り、電動キックボードLUUPが置いてあるところを左折して突き当り…

【ドラマ】ゴッドレス -神の消えた町-

物語の構成がシンプルではない上に、タイムラインを行き来する作りになっているせいで、全容を把握するには苦労する作品。歴史的にニューメキシコ準州が置かれた位置づけや、いわゆる「西部劇」の文脈を理解していれば、視聴する上で大きな助けにはなるだろ…

【大分―岡山】判断の遅さ

退場者を出した岡山に対し攻め切れずにスコアレスドローという結果は、相手が首位であるとはいえ、ホームゲームであることを考えれば負けに等しいと言ってよいだろう。長沢が目立ったのはプレスバックの場面ばかりで、渡邊に至っては受けてもその後の展開で…

【小説】ピアノマン ~BLUE GIANT 雪祈の物語~

この作品を手に取る読者は、ほぼ100%結末を知っている。コミック「BLUE GIANT」を読んでいれば、沢辺雪祈がどうなってしまうかわかるはずだ。原作にも関与している南波永人の手によって雪祈の視点でノベライズされたこの作品では、起きるべき事象に向けて展…

【ドラマ】ジェントルメン

映画版も見ているはずなのだが、ほとんど記憶に残っていない。このドラマ版も、何がテーマでどうオチがついたのかまったくわからないままではあるが、プロットの面白さが実に秀逸なので、飽きずに見ることができた。中盤はややストーリーの肉付けに走った結…

【映画】21ジャンプストリート

行きつけのコーヒースタンドで「ザ・ロストシティ」の話をしたところ、同じように理屈っぽくなく純粋に楽しめる映画作品としてレコメンドしてくれたのが「21ジャンプストリート」だった。ジョナ・ヒルとチャニング・テイタムが新人警官として高校に潜入捜査…

【ドラマ】マーダー・イン・ザ・ワールドエンド

原題は「A Murder at the End of the World」なのに、邦題は「マーダー・イン・ザ・ワールドエンド」という和製英語とも言えない中途半端なものにしているところが、いかにも日本的だ。 物語は、アイスランドの隔離された環境のホテルに招待された12人が、密…

【フィギュアスケート】世界選手権2024 男子FS/アイスダンスFD

SPでまさかの失敗を犯したアダム・シャオ・イム・ファが19位からのスタートで、まさかの第1グループでFSを迎える。しかし、そのアダムが渾身の演技。彼らしい気持ちのこもったマイムで静かに始まった演技が、徐々に熱気を帯びてくる。 ジャンプを次々と成功…

【栃木―大分】層の薄さを露呈

ミッドウィークにも試合がある3連戦の最終日は、保田をU-19代表のヨルダン遠征で欠き、野村も欠場。結果的に、若くはない長沢と渡邉を休ませられない状況になった。アタッカー枠に本来DFである薩川や松尾を入れてしのぎ、最後はビハインドの場面で止むを得ず…

【フィギュアスケート】世界選手権2024 女子/ペアFS

さいたまスーパーアリーナでフィギュアスケートの競技を生で見てから1年。今年はモントリオールに会場を移し、世界のトップ選手たちが戦いを繰り広げる。モントリオールのオーディエンスは熱狂的で、嬌声にも近い大歓声が沸き起こり、スタンディングオベーシ…

【ドラマ】エンド・オブ・サマー

スウェーデンの田舎町で起きた家族を巡る悲劇の物語は、北欧らしい自然であるがゆえに、かえって深い悲しみを招く事態に陥ってしまう。最終的にこんな結末が待っているとは、途中で錯綜する怪しい登場人物たちの言動もあって、なかなか読み切れなかった。予…

【ドラマ】GCHQ:英国サイバー諜報局

最近、英国とロシアの対立を扱ったドラマを見ることが多い気がするが、英国が製作に絡んだ国際モノであれば、仮想敵国はロシアが現実的なのだろう。サイバー攻撃による選挙結果の操作も出てくるが、これはまさにドナルド・トランプが民主党に対して主張して…

【大分―鹿児島】結果は得たが

前半だけで3点を奪ったとはいえ、流れの中で形が作れていたとは言い難く、後半は攻め手を失って交代カードの意図も不明確。前節に見せつけられた実力不足の現状を払拭できたとは思えないが、勝ち点3と得失点差+3が自信につながれば何よりだ。それにしても、…

【ドラマ】ハリー・パーマー 国際諜報局

そもそもどんな設定で、何を描こうとしているのかをつかめないまま物語が進行してしまい、入り込めないまま全6話が終わってしまった印象だった。西ベルリンで始まったものの、ロンドンを経てベイルートや太平洋の島に飛び、いつの間にか英国に戻ってくるとい…

【コミック】Blue Giant Explorer (9) & Blue Giant Momentum (1)

前シリーズの最終巻と次シリーズの第1巻を同時発売する手法がすっかり定着した感のある「Blue Giant」だが、連載を読んでいない僕のようなファンが前シリーズの結末を長い間待たされることになるのは、結構なストレスだ。 さて、「Explorer」はシアトルで北…

【ドラマ】伝えたかった、アイラブユー

コメディだと思って見始めたものの、2話目からはベルリンの壁崩壊やアフガニスタンなど歴史的事実を追いながら、相手に伝わらない家族愛をそれぞれの立場から描く骨太な展開に。そして、最後の最後で、やはりコメディだったのだということが明示されて終わる…

【清水―大分】実力差は明白

大分にとっては、完全に力負けした試合だった。昨季も清水には乾のスーパーゴールで格の違いを見せつけられたが、今回はチームとしてのレベルがまったく違っていた。序盤こそ五分の攻防にも見えたが、徐々に差が目立ち始める。 前半は守ってスコアレスで終え…

【朝日新書】人類の終着点

エマニュエル・トッドやマルクス・ガブリエル、フランシス・フクヤマらの知見がアンソロジーのように詰め込まれた一冊は、「戦争、AI、ヒューマニティの未来」という副題が添えられている。ウクライナやパレスチナでは戦いが起こり、生成AIが人間の領域に進…

【ドラマ】メイヤー・オブ・キングスタウン シーズン2

ジェレミー・レナー主演の「メイヤー・オブ・キングスタウン」は、ギャングや囚人、刑務官、警察などの調整役として存在する「市長」の物語。前シーズンでもレナーが伸び伸び演技している感じは窺えたが、シーズン2でその傾向はさらに増していた。言い換える…

【映画】ナイアド ~その決意は海を越える~

60歳を越えた女性がキューバからフロリダのキーウェストまで泳ぎ切るプロジェクトを、記録映像を交えながらドキュメンタリーのように追う物語。見るまでは、一度のチャレンジを追うだけと思っていたのだが、実際は失敗を重ねる経緯から描かれている。高齢故…

【アカデミー賞】第96回授賞式

アカデミー賞は本来、内輪の表彰式だ。だから品のないジョークを連発しようが、個人名を並べて感謝を伝えたとしても、外部から文句を言われる筋合いなどない。しかし、今年の授賞式はかなり「見せる」ことを意識しており、自分たち以外の目に対する配慮を施…

【ドラマ】Mr. & Mrs. スミス

2005年の映画から設定を大幅に変えつつも、ポイントでは類似性を残しながらドラマ化した作品は、スミス夫妻の二人芝居が占める時間が非常に長い。ふたりの会話が延々続くのだが、それが非常にリアルでウィットにも富んでいて、演技も吹き替えもハマっている…