【映画】21ジャンプストリート

行きつけのコーヒースタンドで「ザ・ロストシティ」の話をしたところ、同じように理屈っぽくなく純粋に楽しめる映画作品としてレコメンドしてくれたのが「21ジャンプストリート」だった。ジョナ・ヒルチャニング・テイタムが新人警官として高校に潜入捜査するという展開の2012年の作品だが、ギャグの要素しかないと言っても過言ではないほどに徹底したエンタメに仕上がっている。

ヒロイン役は「キャプテン・マーベル」のブリー・ラーソンだが、あの精悍で落ち着き払ったスーパーヒーローの面影はなく、アクションなんてとてもできそうにないような普通の高校生を演じている。また、高校生仲間のひとりには「マクガイバー」のボウザー役だったジャスティン・ハイアーズがいるが、こちらも童顔の高校生で、数年後の変化を予想できないくらいの演技を見せてくれる。

そして驚いたことにジョニー・デップカメオ出演しているが、さらにノンクレジットで多数のキャスティングがなされている。これは続編の「22ジャンプストリート」にも引き継がれているようなので、また機会を見つけてチェックしてみようと思っている。

科学や歴史の考証を押さえていた「ザ・ロストシティ」に比べても、頭を使う要素は何もないので、余計なことを考えないで笑いのポイントだけを追える。これは、疲れた週末には最適だ。