#北欧ドラマ
ノルウェー製作によるドラマで、ノルウェーの田舎町を舞台に環境問題をベースにしながら北欧神話を絡めている作りは、独特で面白い。海外ドラマやRPGに接していると、北欧神話に登場する神や悪魔に詳しくなる。ソーやロキはマーベルの影響もあるが、オーディ…
「FBI:インターナショナル」ではお堅いイメージの捜査官ケレットを演じていたハイダ・リードが、ブラックな要素満載の弁護士を演じるアイスランドのドラマ。そもそもハイダ・リードがアイスランド出身でアイスランド語と英語で自然ンに演技していることも意…
デンマーク版「ジ・アメリカンズ」の様相を呈するドラマの続編は、企業内部に入り込んでM&Aに絡む大掛かりな詐欺を企むヨーアンスン家の物語。グリーンランドの利権に絡んで中国やロシアが登場することも、デンマークドラマではよくある内容だが、政治まで絡…
Spotifyのビジネスを作り出した6人の関係者を、全6エピソードにわたってひとりずつフォーカスを当てる構成で描くスウェーデン製作のドラマ「ザ・プレイリスト」。Netflixの説明では「フィクションドラマ」という位置づけになっているが、ダニエル・エクやマ…
スウェーデン製作のドラマは、シリアスなものは徹底的にシリアスだが、コメディは本当に脱力していてわかりやすい。この作品は後者デンマークのドラマ「コペンハーゲン(原題:Borgen)」をそのままコメディに移植したような内容だ。「お飾り」という位置づ…
原題は舞台となる一家が暮らす街の名前「Friheden」で、英語版は「Pros and Cons」、つまり「賛否両論」とか「(その案を採用する場合の)メリットとデメリット」という意味だ。このドラマの全体像を端的に示す表題を設定することは、かなり困難なのだという…
サブタイトルの人名はドイツの画家オットー・ミュラーのことではなく、65歳の誕生日に自宅で開かれたパーティの後に射殺された富豪のこと。エストニア製作のドラマで、Viaplay経由でWOWOWが放送と配信を行ったものだ。全8話で、2人の刑事が1話ずつ8人の容疑…
主人公がバカすぎてレビューを書く気にもならなかったシーズン1とは違い、ヨハンのボンボンふりがマイルドになった印象のシーズン2はストレスなく見進めることができた。シーズン1の舞台だったスキーリゾートのブラックレイクは出てこないし、ストックホルム…
最初のエピソードでは、まるでアメリカのドラマ「ルーキー」のような設定と演出で、期待値が一気に下がってしまった。しかし、そこはさすがに1話89分の本格派ということで、新人いじめのような「添え物」に走らず、中身で見せてくれるので最後まで一気に見る…
裕福な若者が暴走した結果、銃乱射事件を起こしてしまうというストーリーのドラマ。全般的な印象として、スウェーデンのドラマは上流階級を批判するような内容が多い気がする。ただ、単に金持ちのボンボンをディスるだけでなく、本作ではそんな若者を生み出…
WOWOWオンデマンドの「刑事ペーテル~未解決事件捜査班~」は、どこかしらに問題にある刑事や職員が寄せ集められた部署が事件を解決するドラマ。シーズン1の冒頭でリーダーのペーテルが長期復職から復帰してくるが、その理由であった兄の「自殺」にまつわる…
1話30分ほどの全6話なので、もっとあっさりした内容かと思いきや、かなり骨太なストーリーだった。「不機嫌な人々」はスウェーデンの警察に勤務する親子警官が、中古住宅の内覧会で起きた人質立てこもり事件に巻き込まれる内容。犯人が消えてしまい、人質だ…
富豪の妻が失踪し、富豪本人の疑惑も含め、複雑かつ崑崙としたストーリーが展開するノルウェー製作のドラマ「ロレンスコグ失踪事件」。事実に基づいているという説明がなかれるのだが、途中でこれは「こんな見方もあんな見方もある」という謎を視聴者に投げ…
1話実質20分強、登場人物はほぼ「娘を失った刑事」と「その尋問相手」というコロナ禍だからこそともいえる独特な編成。しかも、その刑事は強引で傲慢な上に、弱い相手には強く出るくせに強い相手には追及が緩むという、とても感情移入できないタイプ。最初の…
アイスランドにあるカトラ火山の噴火をSFホラー仕立てにしたドラマ「KATLA」は、同じアイスランドのドラマ「トラップ(Trapped)」に出ている俳優も多く出演している。トラップではトボけた警察官アウスゲイルを演じているイングヴァル・エッゲルト・シーグ…
アイスランドの田舎町を舞台に、アイスランドが製作した犯罪捜査ドラマ。都市名のシグネフィヨルズルもそうだが、登場人物の名前がとにかく覚えにくい。字幕なので耳には原語の音声が聞こえてくるが、字幕の文字とは簡単に一致しないのだ。例えば主役の捜査…
WOWOWオンデマンドが注力している北欧サスペンスの最新版。フィヨルドで隔てられたノルウェーとスウェーデンの都市をつなぐフェリーを起点に、ノルウェーのサンデフィヨルドとスウェーデンのストレムスタードを舞台に展開する。本作の特徴は、とにかく登場人…
「フォロー・ザ・マネー」では詐欺対策班の刑事を演じていたトマス・ボー・ラーセンが、逆に巨悪の親玉となる本作。独特な雰囲気には「ガラの悪さ」がにじみ出ていたので、こちらの役の方が見ていてしっくりくる。「フォロー~」を見た制作陣が、彼ならこう…
デンマークのドラマはキャストが地味ながら演技は秀逸で、シナリオやカメラワークにもこだわりと深みがあって飽きずに楽しめる。本作も、米国でリメイクされたものをさらにデンマークでリブートしたとのこと。「フォロー・ザ・マネー」では狡猾な弁護士を演…
Netflixで配信されているスウェーデンのドラマ「疑わしき殺人者」は、実際に起きた未解決事件をテーマにしている。スウェーデンのオロフ・パルメ首相が妻と映画館を出て歩いているところを銃殺され、その容疑者として浮上した男は二転三転する証言で捜査陣を…
デンマークのドラマ「はかなき世界」は、そのうち全体像が見えてくるだろうと期待しながら見終わったが、結局何が何だかわからないままだった。ひとつの事件をじっくりと追うのが北欧ドラマの魅力だが、そもそも「事件」がファンタジー的なものなのかリアル…
Netflixオリジナルのデンマークドラマ「チェスマットマン」は、ネットの記事では「サイコスリラー」として扱っているものもあり、予告編でも栗人形をフィーチャーした怪奇性が打ち出されていた。本格的な犯罪捜査ドラマが好きな僕としては、少し期待値を下げ…
デンマークのドラマ「フォロー・ザ・マネー」は、詐欺対策班の刑事たちが金融絡みの犯罪に立ち向かうストーリー。群像劇のような複数のプロットがあり、最初は何が何だか、誰が誰だかわからないまま展開するのだが、最後はそれらがひとつに収斂してゆく。そ…
フィンランドと英国の製作によるドラマ「ルーム301」を、お試しのつもりで1話見てみたところ、一気に引き込まれてしまい全6話を立て続けに見てしまった。時間と場所が錯綜するドラマは苦手なのだが、本作はその使い方が絶妙。伏線はしっかり回収してくれるし…