【ドラマ】ラストライト ~地球の灯が消える時~

プライムビデオのエピソード1を字幕版を見て、まだ展開が読めない状態だったが、エピソード2を見ようとすると日本語字幕がなかった。プライムではときどきあるようだが、この雑なオペレーションのおかげで3か月以上放置することになり、先日ようやく日本語字幕版が最終エピソードまで配信されていることを確認してエピソード1からリスタートで見ることとなった。

扱うテーマは環境問題だが、生物兵器環境テロと絡めているところはなかなか奥が深い。グレタ・トゥンベリを思わせるような描写もあり、扱っている内容はまだまだ突き詰めるべき部分も多い。しかしながら、割とあっさりと主人公一家の物語という枠を出ない印象のまま終わってしまったことは残念だ。エンタメだからこそ描けること、意味があることはもっとあったはずなのだ。

俳優陣はとても存在感がある。主役が「LOST」でジャックを演じたマシュー・フォックスで、その妻が「ダウントン・アビー」のアンナ役ジョアン・フロガット。さらには「パニッシャー」の捜査官アンバー・ローズ・レヴァや「ゲーム・オブ・スローンズ」の暗殺者トム・ヴラシアなど。個性の強い俳優が多いだけに、やや学芸会のような印象になってしまったきらいもあるが、演技で十分に見せてくれる。この先の展開も見てみたいところだが、あまり可能性はなさそうだ。