【モンテカルロMS】マウ/ロジェバセラン―アルネオド/ヴァイスボーン

配信ではあるけれど、久しぶりにテニスでダブルスの試合を観戦。序盤はお互いサーブが不安定で、ダブルフォルトサービスゲームを落とし合う締まらない展開になっていた。カメラの位置と角度が悪く、レッドクレーの色のせいもあってボールが見にくい中継だったが、風があるわけでもないのにトスアップをやり直す場面も散見されたのは、何が要因なのか気になってしまった。

ファーストセットはタイブレークにもつれ込むも、マウとロジェバセランが競り負ける。フロントに出たときの選択肢が悪く、当てるだけで勢いのあるリターンを返せない場面が続いてしまった。それは見方を変えれば、相手がネット際で圧をかけることに成功したということ。ロジェバセランの反応が遅れて、ワイドにアウトになる場面も多かったのではないか。ディサイディングポイントでのリターナーを途中でマウに代えていたのは、そのあたりの問題意識によるのかもしれない。

セカンドセットに入ると、マウとロジェバセランがんかなり本来のプレーを取り戻し、割とあっさりと取り返してマッチタイブレークに。マッチタイブレークの序盤ではマウとロジェバセランがリードしながらもなかなか振り切れない展開ではあったが、終わってみれば10-5で実力的に順当な結果となった。

マウはコンディションもベストではなく、年齢的なものもあるので、この後どのようなシーズンになるか気になるところ。ダブルスの40歳はまだまだできる年齢なので、彼の雄姿が見られることを期待している。