#ドラマ番組
ションダ・ライムズがNetflixと契約して製作したドラマということで興味を持ったが、第1話を見た時点では全然面白くなかった。ゴシップ・ガールのようでもダウントン・アビーのようでもあり、ダイバーシティの多様性が大英帝国のようでもあり無国籍な印象も…
Disney+で配信されているこのドラマは「マーキュリー・セブン」という邦題のせいで気づかなかったが、原題は「The Right Stuff」で1983年に映画化されたものと同じ題材を扱っている。どちらも原題に「正しい資質」ように、宇宙飛行士になる資質は何なのかと…
これはケビン・スペイシー演じるフランシス・アンダーウッドが狡猾な政治力を発揮して、下院の院内総務から副大統領、大統領と野望の階段を駆け上がってゆく物語だ。しかし、スペイシーの男性へのわいせつ行為で刑事訴追されてしまったため、シーズン6では突…
お正月はマンダロリアンのシーズン2を楽しみにしていたので、ディズニープラスで8話を一気見した。シーズン1は登場人物の人間関係やストーリーの背景説明という要素が濃かったが、このシーズン2はスターウォーズの世界観がより強まっている。惑星の描写やそ…
BBCが12億円を投じた大作という触れ込みだったが、セットは安っぽい上に合成感丸出しで、しかも吹替がイマイチと全般的には消化不良な内容だった。ただ、H.G.ウェルズの原作が骨太なだけに、バックグラウンドに脈打っている主張は伝わってくる。火星人に一方…
Netflix配信の本作は、孤児の少女がチェスで頭角を表し、逆境を跳ね返して世界大会で活躍するという王道な感じのストーリー。ただ、チェスという僕にとってはよくわからない世界を描いているので、なじめるかどうか疑問だった。しかし、見始めてみると、一気…
「トワイライトゾーン」シーズン1のエピソード5は、11歳の子供オリバーが米国大統領選に立候補して当選してしまうというストーリー。大統領に就任したオリバーは子供らしい駄々っ子ぶりを披露し、「公約だから」と自分の思うままに全国民にゲーム機を配ろ…
このドラマの第一印象は「暗さ」。最初のエピソードで登場するビーチはどう見てもスティーブン・キング作品のような東海岸の寒々しいイメージなのだが、実はカリフォルニアなのだ。映像が全体的にシェードがかかったように暗く、俳優陣も地味なので、淡々と…
元FBI長官のジェームズ・コミーが書いた暴露本を映像化した本作の一番の見どころは、「ミスター・メルセデス」で刑事ビル・ホッジズを演じるブレンダン・グリーソンがトランプ大統領そっくりに怪演するところ。メイク技術もすごいのだが、表情や動作から漂う…
Netflixのドラマ「エミリー、パリへ行く(原題:Emily in Paris)」は、最初のエピソードを見た限りではフランスと米国の文化や生活環境の違いをコミカルに描くコメディだと思った。それは、例えば電圧の異なる家電をコンセントに差してしまって、アパルトマ…
新木優子主演ということで第1話を見てみたものの、続きを見るモチベーションは完全に失った。ふだん地上波を見ることはほとんどなく、スカパーやWOWOW、もしくは配信での海外ドラマばかりなのだが、本作はいかにも日本のドラマという印象だ。マスコミ対警察…
ERでジョン・カーターを演じたノア・ワイリーを主演に迎えた社会派ドラマ「レッドライン~悲しみの向こうに(原題:The Red Line)」は、シカゴを舞台にしている。ドラマにもよく登場するが、シカゴの都心部を走る公共交通は高架鉄道で、タイトルになったThe…
アマゾンプライムのスターチャンネルで今日まで配信されている「ビカミング・ア・ゴッド(原題:On Becoming a God in Central Florida)」はマルチレベルマーケティング業界を扱ったドラマで、製作にはジョージ・クルーニーが名を連ねている。いわゆる「マ…
日曜日に、FOXで録画放送されたエミー賞授賞式。コメディ部門はシッツクリークが圧勝で、リミテッド部門もウォッチメンが強かった。僕はどちらも未視聴なので傍観して終わったが、ドラマ部門は見ている作品も多く、楽しんで発表を待っていた。結果としてはサ…
「キング・オブ・メディア」はルパード・マードックを思わせるファミリーが経営する企業を巡る物語だが、原題は"Succession"なので後継争いという部分に焦点が当てられている。コナー、ケンダル、ローマン、シヴの4人がローガン・ロイの築いたウェイスター・…
ミスター・メルセデスのシーズン3は、すでにブレイディは存在しないものの、ルーの意識にのりうつったかのような描写が続き、ストーリー全体に確固たる存在感を示している。映画「ジョーカー」の評として僕は「何らかの形で虐げられている人の負のエネルギー…
英国のテレビドラマ「Fleabag」は、フィービー・ウォーラー・ブリッジの一人舞台をベースに作られたコメディ。フィービーが独白と台詞を演じ分ける表情やしぐさで怪演しており、エロもグロも何でもありのストーリーに最初はなじめないが、喉元を過ぎると一気…
日本版SUITS/ スーツの放送再開が決まった一方、WOWOWで放送していた米国版のファイナルシーズンが終了した。終盤のエピソードは内部対立を経て「雨降って地固まる」印象のストーリーだったが、マイク・ロスまで登場させて学芸会的なノリになってしまったの…
ディズニープラスで配信されている「マンダロリアン」のシーズン1を見終わった。序盤ではベイビー・ヨーダこと「ザ・チャイルド」のかわいらしさにやられていただけだったが、ストーリーやアクションでも十分に楽しむことができた。特にエピソード7~8mの展…
WOWOWで録画していた「ハンドメイズ・テイル」のシーズン2まで見終わったので、Huluの配信でシーズン3を見始めた。もともとは女性が虐げられる世界を扱ったディストピア物という位置づけで見てきたのだが、ここまで見てみてそれとは別の観点に気づくことがで…
いよいよ6/11に楽しみにしていたディズニープラスの配信が始まったので、さっそく登録して「マンダロリアン」を見てみた。映画版のスターウォーズシリーズと比べて予算規模は歴然なので、セットや造形物の造りが安っぽく見えてしまうので如何ともしがたいと…
ニコラス・ブロディの物語という位置づけが明確だったシーズン1から、徐々に話が壮大になる中で焦点も広がりすぎている印象のあった「ホームランド」。その最終エピソードでは、ブロディの回顧映像もあり、キャリーの姉マギーやソールの妹も登場するなど、華…
近未来のディストピアの世界観をここまで作り上げるのは、驚異的な想像力によるものだといえよう。「ハンドメイズ・テイル」の舞台は、宗教がかったクーデター政権に支配される米国。カナダとメキシコも登場するが、現実世界を残しながら異聞ともいえるスト…
「ゲーム・オブ・スローンズ」の全8シーズンを1ヶ月ほどの期間に集中して見終えたが、独特の世界観にどっぷりと浸ることができた。外出自粛をポジティブに考えるネタにもなって、まさに一石二鳥だった。これだけ登場人物が多く、設定もきめ細やかになされて…
地上波のドラマを見ることはほとんどないが、この「スーツ」は米国版も見ているし、織田裕二や新木優子といった好きな俳優が出演しているのでシーズン1から見ている。Hey! Say! JUMPの中島裕翔も抑えた演技をするので、嫌いではない。 シーズン1では、法律…
J.K.シモンズらが一人二役を演じ分ける「カウンターパート/暗躍する分身」のシーズン2は、パラレルワールドの向こう側とこちら側がインフルエンザウイルスを使ったテロ攻撃の応酬となる展開だった。米国では1年前の放送で、日本のWOWOWの放送も2月初旬に終…
米国大統領の一般教書演説の際に「指定生存者(Designated Survivor)」に指定された住宅都市開発庁長官が、議事堂へのテロ攻撃で閣僚が全滅したことで大統領を継承するストーリーのドラマで、シーズン2まではそんなトム・カークマンと家族の苦悩を描いてい…
今さらNetflixで見始めた「Braking Bad」は、まじめな高校の化学教師がヤクの製造者となってダークサイドに落ちてゆくストーリーだ。シリアスな人間関係を扱いながら、ところどころにコメディの要素が織り込まれ、テンポよく淡々と物語が進んでゆく。登場人…
この年末年始は、Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス」をシーズン1~3まで一気に通して見てしまった。バック・トゥ・ザ・フューチャーやネバーエンディング・ストーリーをはじめとした80年代へのオマージュも興味をそそられるが、デヴィッド・リンチ…
実話をベースに「9.11」を描くフィクションとしてアマゾン・プライムで配信されている「倒壊する巨塔(原題:The Looming Tower)」は、ドキュメンタリーフィルムを交えて真実味をふんだんに見せつけながら展開する。ストーリーとしては、アルカーイダの一派…