【海外ドラマ】カウンターパート

J.K.シモンズらが一人二役を演じ分ける「カウンターパート/暗躍する分身」のシーズン2は、パラレルワールドの向こう側とこちら側がインフルエンザウイルスを使ったテロ攻撃の応酬となる展開だった。米国では1年前の放送で、日本のWOWOWの放送も2月初旬に終わったので、新型コロナウイルスとは入れ違いくらいのタイミングだ。ウイルスでヨーロッパ主要都市を攻撃しようとする内容も含まれていたので、1年ずれていれば物議を醸したことだろう。

2つの世界の描き分けというか役者の演じ分けがわかりにくくなってしまい、さらにドイツ語での会話が盛り込まれているだけに、特にシーズン2の序盤~中盤は中だるみした印象を受けた。シーズン2でキャンセルになってしまったことも、何となくうなずける気がする。シーズン終盤はテンポも上がり、興味を持って見ることができたのだが…

展開としてはシーズン3以降も視野に入っていたと思われ、この後にエピソードを重ねることは十分可能だろう。Netflixあたりで続編を製作してくれてもよさそうだし、その可能性はまだ残されているようにも思う。シナリオ次第では、まだまだ盛り返すことができそうなテーマの番組だ。