地上波のドラマを見ることはほとんどないが、この「スーツ」は米国版も見ているし、織田裕二や新木優子といった好きな俳優が出演しているのでシーズン１から見ている。Hey! Say! JUMPの中島裕翔も抑えた演技をするので、嫌いではない。
シーズン１では、法律事務所のオフィスが米国版に比べて明らかに貧乏臭い点が、一番気になったことだった。とにかくショボい雑居ビルのようなセットなのだ。それが、シーズン２では、いかにも外資系ファームが入居していそうな高層ビルで作りｍｐそれっぽくなり、一気にリアリティが増した。キャスティングと演出も、前回は小劇場的なノリでまとめていたところを、かなり振り切った印象だ。扱う訴訟案件もスケールが増した感じで、今後に十分期待できそうだ。
ただ、シーズン１の新木優子は序盤に抑えていた表情が終盤に一気に華やかさを増したところに見応えがあったのだが、シーズン２では最初から余裕を感じさせてしまい、「自分に自信を持てないパラリーガル」には見えなくなってしまった。多くを語らせないところは前回同様なので、まだ修正は効くはず。今後のシナリオで、何とか挽回してもらおう。
