【ドラマ】HOMELAND

ニコラス・ブロディの物語という位置づけが明確だったシーズン1から、徐々に話が壮大になる中で焦点も広がりすぎている印象のあった「ホームランド」。その最終エピソードでは、ブロディの回顧映像もあり、キャリーの姉マギーやソールの妹も登場するなど、華やかさを注入しようとしていた。しかし、僕の中ではマックスが死んでしまった時点で、何となくもう終わりが見えてしまい、あとはどうオチをつけるかということに興味が移っていた。

その意味では、どんでん返しのようでもあり、ファンには見透かせる結末でもあり、やや中途半端になってしまった印象は否めない。キャリーの娘フラニーがカギになるかと思わせながら、写真のみの登場で終わってしまい、去就が語られなかったことにも消化不良感が残る。予算の関係という話もあるが、もう少していねいに伏線を回収してほしかったところだ。

最終エピソードで、僕にとってのサプライズとなったのはジャズのサックス奏者であるカマシ・ワシントンの登場。昨年のTOKYO JAZZでステージを見ているだけに、キャリーがモスクワの劇場で彼のライブを楽しむシーンには共感が持てた。それに、この最終局面でカマシの野太いサックスが聴けるなんて、それだけでもううれしくなってしまったのだ。