【エミー賞授賞式】サクセッションが見たい

日曜日に、FOXで録画放送されたエミー賞授賞式。コメディ部門はシッツクリークが圧勝で、リミテッド部門もウォッチメンが強かった。僕はどちらも未視聴なので傍観して終わったが、ドラマ部門は見ている作品も多く、楽しんで発表を待っていた。

結果としてはサクセッション(一部での邦題はキング・オブ・メディア)が他を圧倒した印象だった。この番組の主なキャストはほぼ全員がノミネートされており、役の上では兄弟、親子、ビジネスを巡るライバルなのだが、授賞式ではリラックスした表情が見られ、俳優自身とともに番組の魅力も増したように思う。主演男優賞は次男役のジェレミー・ストロングが父親役のブライアン・コックスを抑えて授賞したが、双方とも難しい役所を好演しているものの、ジェレミーの存在感とエキセントリックな演技には勝てないだろう。サクセッションはシーズン1を見終わったところでスターチャンネルの配信が終わってしまったので、早く続きが見たい。

主演女優賞は「ユーフォリア」のゼンデイヤだったが、僕にとって彼女は「スパイダーマン」のMJ。スパイダーマンでの抑えた演技と授賞式での華やかさがアンビバレントで、新たな魅力を見せつけられた印象だ。「ユーフォリア」も、見てみたくなった。