【Netflix】Stranger Things

この年末年始は、Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス」をシーズン1~3まで一気に通して見てしまった。バック・トゥ・ザ・フューチャーネバーエンディング・ストーリーをはじめとした80年代へのオマージュも興味をそそられるが、デヴィッド・リンチを思わせる時空が歪んだかのような展開や解いても無駄な謎の提示など、ハマる人には確実にハマるドラマに仕立てられている。

演じるキャストは、ウィノナ・ライダーを除けばあまり目立つ顔ぶれではない。子役が主役的なポジションでもあるせいか、吹替の下手さ加減が際立ってしまう。それでも、子役の表情もうまいし、キャラが立っているのでわかりやすい。特にシーズン3で登場するロビンを演じるマヤ・サーマン・ホークとルーカスの妹エリカを演じるブリア・ファーガソン、ホリー役のティスリー・プライスが印象に残った。登場場面は少ないもののホリーの表情は絶妙だ。ちなみに名前でも創造がつくように、マヤの両親はイーサン・ホークユマ・サーマンだ。

シーズン3のエンディングでは、大きな区切りがついたような流れで終わっている。伏線がしっかり張られているだけに、シーズン4にも期待せずにはいられないが、どんな展開を見せてくれるのか不安もある。シーズン1のミステリアスな展開が薄れて方向転換してしまった感があるので、原点回帰を志向してくれることを望んでいる。