【ドラマ】ブリジャートン家

ションダ・ライムズがNetflixと契約して製作したドラマということで興味を持ったが、第1話を見た時点では全然面白くなかった。ゴシップ・ガールのようでもダウントン・アビーのようでもあり、ダイバーシティの多様性が大英帝国のようでもあり無国籍な印象もあり。とにかく、何を見せたいのかわからなかったのだ。

ところが、少し無理して見続けていると、徐々に面白みが湧いてくる。このシーズンでは主人公として扱われたダフネが最初は幼さ全開だったのに、途中からどんどん大人の女性の雰囲気を漂わせてゆくあたりは、フィービー・ディネヴァーの演技力なのだろう。英国貴族の女性が幼くても毅然として家のことを考えて行動するという意味では、ゲーム・オブ・スローンズのリアナ・モーモントのようでもあった。コミカルな登場人物が多いのだが、適度にエロさもあって明らかに大人向けだ。

若い女性を演じてはいるが、フィービーの実年齢は25歳。彼女の妹エロイーズを演じているクローディア・ジェシーとその親友ペネロペ役のニコラ・コクランは共に30代。そのあたりを意識して見ると、また違ったおかしさが味わえるだろう。シーズン2の更新も決まったようなので、これからの展開も楽しみだ。ちなみにプリジャートン家の子供たちは8人いるが、生まれた順にA、B、Cと頭文字が続く。アラン、ベネディクト、コリン、ダフネ、エロイーズ、フランチェスカ、グレゴリー、ヒヤシンスで、シーズン1の最後になって帰ってきたフランチェスカの動向も気になるところだ。