#テニス

【EUGENEコリアオープン】西岡良仁―シャポバロフ

中国での大会が中止になったことで、テンポラリーの扱いで開催されたコリアオープン。シングルス決勝では準々決勝でルード、準決勝でコバチェビッチを破って勝ち上がった西岡がシャポバロフと対戦した。ここまでの試合で、ソウルの観客の西岡への反応は上々…

【楽天ジャパンオープン】予選Day-1

3年ぶりの開催となった楽天ジャパンオープンの観戦で有明コロシアムへ。コロナ禍での入国プロトコルの問題や中国での大会が中止になってことが影響して、顔ぶれとしては若干寂しくなってしまったとはいえ、生でハイレベルなテニスを見る機会は貴重なのだ。特…

【レーバーカップ】フェデラーのラストマッチ

ロジャー・フェデラーの現役最後の試合は、ナダルと組んでのダブルス。ロンドンで開催されているエキシビションマッチ「レーバーカップ」の初日、第4試合にアサインされた。対する相手はソックとティアフォー。ソックはダブルスでも実績を残しており、決して…

【東レPPO】奈良くるみラストマッチ

シングルスでは東レPPO本選出場を果せなかった奈良くるみの現役最後の試合は、土居美咲と組んでのダブルス1回戦となった。サムソノワとケニンに対して悪い内容ではなかったものの、ラリーで先にミスしてしまう展開が続き、2-6 4-6のストレートで敗れてしまっ…

【東レPPO】大坂なおみ―サヴィル

8年前の東レPPO予選でタウンゼントとの試合を観戦して以来、この選手に注目している。当時はロシア国籍のガブリロワだったが、オーストラリアに移り、結婚もしてサヴィルとしてプレーしている「ダーシャ」は、愛犬「トーフ」や天然系なノリの画像をインスタ…

【USオープン】女子シングルス決勝

ウィンブルドンの決勝で敗れた雪辱を果たしたいであろうジャバーは、序盤から動きが硬かった。いきなりシフィオンテクが3ゲームを連取したあたりでは一方的な展開を予想したが、ここからブレークバックでジャバーが少し盛り返す。しかし、アジリティの高さは…

【Citiオープン】キリオス―西岡良仁

西岡良仁の大冒険は、最後の最後でラスボスに阻まれた。勝つチャンスがなかったとは言わないが、キリオスの方が一枚上手だったのは確かだろう。ルブレフ戦のようにラリーに持ち込んでミスを待ちたい西岡に対し、ショートポイントで決着をつけようと試みるキ…

【Citiオープン】西岡良仁―ルブレフ

ワシントンDCで快進撃を続ける西岡良仁が、ついに決勝にまで到達した。それは紛れもなく、戦術の勝利だった。雨でスケジュールが大幅に乱れている今大会では、どの選手も普段以上に心身ともに疲労が溜まっているはず。この試合は序盤からルブレフにミスが目…

【Citiオープン】西岡良仁―エヴァンズ

まさに激闘だった。雨天中断後のタイブレークをもぎ取った西岡に対し、エヴァンズも簡単には引き下がらず、セットオールでファイナルセットに。ここで西岡が先にブレークを奪ったものの、すぐにブレークバックされてしまう。そして第7ゲームをブレークしたエ…

【Citiオープン】西岡良仁―ハチャノフ

ワシントンDCでの西岡良仁は、まるで別人のようだ。初戦でブルックスビー、2回戦でデミノーと前週アトランタオープンでの決勝進出者2人を撃破して、3回戦では好調のハチャノフと対戦したが、ここでも一歩も引かない見事な打ち合いを演じた。動きが良く、ネッ…

【プラハOP】ノスコワ―日比野菜緒

ラッキールーザーから本戦出場を果たし、2回戦では第2シードのクレイチコバを下してベスト8に進出した日比野菜緒が、地元チェコの17歳ノスコワと準々決勝で対戦した。地元選手を応援する拍手が響く中、序盤からノスコワはパワフルなショットが全開。特にサー…

【ウィンブルドン】国枝慎吾―ヒュウェット

壮絶な試合だった。ラインぎりぎりを突くショットがことごとく入っていたヒュウェットが勝つだろうと、途中まではそう思っていた。雄叫びを上げ、地元英国のファンを煽るヒュウェットの姿には、この大会に賭ける、いや今日のこの試合に賭ける彼の思いがにじ…

【ウィンブルドン】デ・フロート―上地結衣

終わってみればディーデのうまさと強さが、またしても浮き彫りになったウィンブルドンの車いす女子シングルス決勝だった。ただ、ここ数大会ではまったく歯が立たない印象だった上地が、かなり迫っていたようにも見えた。最初のゲームを上地がいきなりブレー…

【ウィンブルドン】青山/チャン・ハオチン―リスク/ヴァンダウェイ

テニスに流れは付き物だが、特にダブルスではそれが重要になる。流れをつかめば連続でブレークすることもあるし、手放せばリードが台無しになりかねない。ウィンブルドンの女子ダブルス3回戦、青山修子とチャン・ハオチンがアリソン・リスクとココ・ヴァンダ…

【ウィンブルドン】バエス―ダニエル太郎

ちょっとした差のようにも見えるが、でもその差は大きい。そんな印象のウィンブルドン男子シングルス1回戦だった。序盤からブレークチャンスを何度も握ったダニエル太郎だったが、大事なポイントを落とさないバエスの勝負強さの前に、なかなかリードを奪えな…

【ローランギャロス】ガウフ/ペグラ―ガルシア/ムラデノビッチ

ダブルスは「流れ」が試合を左右する。ローランギャロスの女子ダブルス決勝は、まさにそのことを時間する試合となった。立ち上がりはガルシアの動きが硬く、前衛での動きができずポーチに出られない状態が続く。ムラデノビッチもガルシアの不調を補い程では…

【ローランギャロス】車いす男女シングルス決勝

ローランギャロスの車いすテニス、シングルスの決勝は男女とも見応えのある素晴らしい試合だった。女子は上地結衣が、なかなか越えられない壁になっているデ・フロートに挑んだ。東京オリンピックではサービスゲームを有利に進められずに苦しんだ上地だが、…

【ローランギャロス】クールホフ/柴原瑛菜―エイケリ/フリーゲン

ローランギャロスのミックスダブルス決勝は、クールホフ/柴原瑛菜組とエイケリ/フリーゲン組の対戦。ファーストセットの序盤に流れをつかんだクールホフ/柴原だったが、クールホフが足を痛めたらしくリズムを乱してしまう。流れがあっけないくらいにエイケリ…

【ローランギャロス】小田凱人―ゴードン・リード

ローランギャロスの車いすテニスに、衝撃の新星が登場した。16歳になったばかりの小田凱人が、東京パラリンピックの銅メダリストのゴードン・リードに完勝してしまったのだ。序盤から伸びのあるストロークと正確なプレースメントでリードを圧倒する小田は、1…

【ローランギャロス】トムリャノビッチ/土居美咲―ムラデノビッチ/ガルシア

僕はフランス贔屓だし特にガルシアを応援しているので、普段ならムラデノビッチとガルシア側に立つところだが、単複含めて日本人選手が残り少ない状況では土居に頑張って欲しかった試合。ダブルスの実力としては圧倒的な差があるように思っていたが、トムリ…

【ローランギャロス】ツォンガ―ルード

今大会での引退を表明しているツォンガだったが、試合の序盤はフィリップ・シャトリエのスタンドに空席が目立った。しかし、ガスケの試合が終わって流れてきたのかどうかはわからないが、気が付くとほぼ満席。そして、スタンドは大いに盛り上がっていた。ヴ…

【ローランギャロス】アニシモバ―大坂なおみ

メルボルンで敗れた相手と、苦手なクレーでの対戦。大坂なおみは、この試合に何が何でも勝つという意識は見られず、リカバリーの一環くらいの捉え方だったのではないか。自分のプレーが決まらないときに、ときおり声は出していたが、意訳すると「あーもう!…

【ローランギャロス】ダニエル太郎―バレール

地元選手が相手だけに、やりづらかったことは間違いない。「ラ・マルセイエーズ」の大合唱まで湧き起ったスタンドは、明らかにバレールの応援一色だった。「グレゴワール!」のコールや「ラーラララララララ、アレ、グレゴワール」といったチャントが、ポイ…

【ATP250リヨン】綿貫陽介―デミノー

吹きすさぶ強風。そして、舞い上がるレッドクレー。選手も審判も観客も、目を開けていられない時間が続くようなコンディションの中で戦った綿貫だったが、1セットダウンとなったところでリタイアしてしまった。最近のテニス界では、突然のリタイアで試合を終…

【マイアミOP】イガ・シフィオンテク―大坂なおみ

マイアミの決勝で、ファーストセットを競り落としながらセカンドセットはベーグルでシフィオンテクに屈した大坂。その理由は、ファーストサービスが入らなくなってしまったこちにある。準決勝ではサーブが好調で、欲しいところでエースを叩き込むことができ…

【マイアミOP】大坂なおみーベリンダ・ベンチッチ

大坂が苦手にしている、同じ1997生まれのベンチッチとの準決勝。ここまで勝ち上がってきたことを「Semisssss」に絵文字を添えて、インスタで喜びを表現していた大坂なので、一戦一戦を楽しめているのだろうと感じていた。この日のなおみちゃんは、とにかくサ…

【デビスカップ】日本―スウェーデン

中国戦やエクアドル戦同様、期待されながらダブルスで敗退したマクラクラン勉と内山靖崇。ファーストセットを6-2と危なげなく取ってしまったことで、慢心はなかったのだろうか。セカンドセットをいきなりブレークダウンとされると、追いついてのタイブレーク…

【ATPメキシコオープン】西岡良仁―フェリシアーノ・ロペス

アカプルコの1回戦、西岡とフェリシアーノ・ロペスの試合は、体格は対照的ながらどちらもサウスポーという対戦だったが、、立ち上がりから締まりのない内容となった。ウィナーよりミスで決まるポイントが目立ち、ここぞというポイントが決まらない。相手も同…

【ATP500ドバイ】ダニエル太郎―ダビド・ゴファン

全豪オープンで見せた成長はフロックではなかったことを証明するかのような、新たなダニエル太郎を印象付ける試合だった。舞うような強風が吹く難しいコンディションの中、いきなり4ゲームを連取。持ち味の長いラリーから一歩踏み込んでの鋭いパッシングショ…

【全豪オープン】ナダル―メドベージェフ

予想のつかない展開。2セットダウンからの逆襲もそうだが、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをブレイクされた直後に再びブレークを奪い、5時間半に及ぶ熱戦を勝ち切ったナダルの姿は誰にも想像できなかったことだろう。 全豪オープンの男子シン…