#大分トリニータ

【水戸―大分】守備力不足が露呈

こんな守備を見せられると、補強すべきはベテランのFWではなくセンターバックだったのではないかとつくづく思わされる。最初の失点はペレイラと上夷で木下を挟んでおきながら、ペレイラはなぎ倒され上夷は簡単に振りほどかれた。三竿も詰め切れていなかった…

【大分―岩手】インサイドの人選

負傷者やコロナ陽性者が相次ぎ、誰がプレー可能なのかわからない状況での印象だが、このメンバー選定の意図がまったく理解できない。前節終盤のまったくボールが前に進められない状態に陥ったのは、サイドで安易に仕掛けようとしてロストしたため。インサイ…

【徳島―大分】采配ミスのドロー

本当に大分トリニータは、記念すべきゴールを無駄にしてしまう。サムエルの2試合連続ゴールはまだしも、梅崎の大分復帰後リーグ戦初ゴールをこんな形で祝えなくしてしまうのは実に情けない。足が攣っての交代が続いたが、相変わらずコンディション調整がうま…

【町田―大分】最低限の成果

今日の内容なら、勝たなければいけなかった。しかし、最終的に追いついて勝ち点を拾ったことは、今後に向けても決して小さくない成果だった。大分が苦しんだのは、もちろん無駄なPK献上が要因だ。これまでもあったように、前後半キックオフ直後にペレイラは…

【大分―東京V】選手かシステムか

故障者が続出していた大分にとって、選手の復帰は歓迎すべきところ。しかし、復帰してきた選手を含めてベストの11人を選んでしまうと、うまくいっていたシステムがハマらなくなってしまう。今日のゲームを見ても、高畑は交代早々からチャンスを作り出すこと…

【大分―群馬】発展途上の勝利

大分は3試合ぶりの勝利を収めたが、攻守の形はまだまだ発展途上だ。前半の序盤に、中川がうまく井上を使うシーンが何度かあり、これまで右サイドの仕掛けが停滞していたことに比べて改善の跡がうかがわれた。一方、2トップの形はいただけない。呉屋にポスト…

【大分―岡山】個性を生かせず

2度リードしながら追いつかれてのドロー。最後は交代で投入した選手の力を生かすことができず、もったいない形ではあった。しかし、今のチーム状況を考えれば、決してネガティブに考える必要はないのではないか。もともとセンターバックを補強できずに臨んだ…

【山口―大分】連戦の恐怖

重い動き、意識がバラバラ、ゴールが奪えずにスコアレスドローとネガティブな要素を挙げればキリがないくらいのゲームだったが、そんな中でも三竿のハーフタイムでの交代が気になる。ただでさえDFが不足している状況で、ペレイラと三竿だけが安心してみてい…

【大分―千葉】的確な交代カード

前半の大分は、再三にわたって保田のところでボールを失っており、危ない場面に何度もつながっていたから、ハーフタイムで弓場に代えたのは正解だ。もっといえば、前半の途中で代えてもよいくらいだったのだが、それでハーフタイム以外の交代回数を消化して…

【熊本―大分】執念の守備

前節の栃木戦ではロスタイムの失点で勝利を逃しているだけに、大分の終盤の守備は異常なほどに集中していた。攻撃することすら忘れたような印象で、とにかく守り切ることで前節の悔しさを乗り越えようという執念だったのではないだろうか。もう一点取りに行…

【天皇杯3回戦】大分―G大阪

僕がフットサルをやる際に、守備の局面でうまいチームメイトによく言われるのが「飛び込むな。遅らせろ」ということ。素人はついボールに向かって足を出したくなるのだが、それをせずに待つことで他の選手が守備に戻る時間を作ることが大事なのだ。天皇杯3回…

【栃木―大分】惜しくないドロー

ロスタイムの失点で勝ち点2を失う結果になったが、率直に言って悔しさを感じなかった。なぜなら、勝ち点3を取れるような内容ではなかったし、それよりも気になるのはペレイラの負傷というゲームでしかなかったからだ。セットプレーで羽田のJ初ゴールが生まれ…

【大分―新潟】失われた攻撃意識

「ボールを新潟に持たせないことがポイント」と語っていた下平監督だったが、それならなぜボールをしっかり前につなげる11人を選らばなかったのだろうか。藤本は何度もよい形でボールを受けていたが、相変わらず判断が遅くボールを持ちすぎる。テクニックも…

【大分―町田】緩めなかった勢い

町田には絶対に負けたくない。それは、J2-J3入れ替え戦で敗れた鮮明な記憶があるからだ。サムエルのリーグ戦初ゴールで先制して、いつものようにギアを落としてしまうことが心配だったが、今日の大分は勢いを緩めずに攻め続けた。ボランチの羽田のところから…

【群馬―大分】意識の改善

今日の勝因を一言で表現すれば、先制した後に安心しなかったことだろう。今季の大分が何度も見せてきた「無駄な余裕」から脱却して、不格好ながら2点目を取りに行ったことがすべてだったように思う。しかし、形にならない。相手の2トップの間にポジションを…

【大分―秋田】絶望的な無策

使える選手が限られている事情はわかる。もちろん、負傷者があまりにも多いことがベンチの責任でないとは言えないのだが、いったいどんなゲームプランだったらこんな無様な試合ができるのだろうか。DAZNの実況席は弓場を絶賛していたが、僕の評価がまったく…

【岡山―大分】カタノサッカーへの回帰

悪い意味で、カタノサッカーに戻ってしまった。ポゼッションはできるが、リスクを負わないで下げてしまうためにチャンスが作れず、結果としてゴールが奪えない。これは恐らく岡山の木山采配が当たったのではないかと思うが、今の大分は引いて守られると崩せ…

【ルヴァン杯】大分―C大阪

今節も勝てはしなかったが、選手のスタンスはまったく違っていた。デュエルを仕掛けて抜こうと試み、何度もチェイスをかけ、無駄に下げるシーンも少なかった。早い話が「気持ちの問題」なのだが、それができていなかったことに気づき、修正できたことはこれ…

【大分―熊本】修正は成功した

昨季は苦手だったゲームの中での修正については、今季の大分はそれなりの成果を残している。このゲームでも、何もできなかった前半からチャンスを作り続ける後半への変貌は、見事としか言いようがなかった。ただ、前半の一番の課題は攻守にわたる上夷のとこ…

【山形―大分】ポジティブな勝ち点1

あのままスコアレスで終わっていたらがっかりだし、ロスタイムの失点で負けていたら最悪だった。そんな状況を、ペレイラの3度目となる土壇場の同点弾で打ち消し、前向きな印象だけを残してくれたのだから値千金とはこのことだ。それにしても、井上が勝負に出…

【大分―大宮】機能しない右サイド

岩手戦の後に下田が語っていたことは何だったのか。リードした後に余裕を見せてしまい、結果的に激しい追い上げにあってしまった経験は生かされなかった。エドゥアルド・ネットのゴールでリードしながら、その後は試合終盤に逃げ切りを図るタイミングでもな…

【千葉―大分】良い内容に結果が伴う

3-0という結果も素晴らしいが、今日の収穫は何よりもゲームの内容だ。スタメンは最近定着してきた4-4-2だったが、サイドハーフには中盤が本職の選手を起用した。もっと言えば、ボランチを4枚並べてきたともいえる布陣だ。これまでの4-3-3や4-4-2はインサイド…

【大分―栃木】駒が足りない

今節のスタメンとサブのメンバーを見た時点で、終盤のゴールは期待できないと感じていた。控えのFWがリーグ戦での実績に乏しい宇津元と藤本では、カードもなかなか切れないし、切ったとしても期待感は高くない。それよりは呉屋の決定力と長沢の高さを引っ張…

【ルヴァン杯】鹿島―大分

このゲームにグループリーグ突破を賭けているはずもない大分は、恐らくは2つのテーマがあったのではないか。まずは、リーグ戦で金沢にやられた「しっかり守ってカウンター」を今度は自分たちが成し遂げること。そして、前々節のセレッソに粉砕された自信を…

【大分―金沢】軽い守備の代償

センターバックを坂から三竿に代えて、どうにか戦える体制になった大分。しかし、その守備力を過信すると高い代償を支払うことになる。それが明らかになったゲームだった。中の人数が整わない中でサイドの香川が突っかけてしまい、そこでかわされる。そして…

【岩手―大分】余裕を見せるのは早い

強風の吹きすさぶ北上で、ゲームをコントロールするのは簡単ではなかっただろう。そして、J1を経由してJ2に落ちた大分とJ2に上がった岩手ということを考えれば、実力に差があるように見えるかもしれない。大分が2点を先制したが、1点を取った時点からすでに…

【ルヴァン杯】G大阪―大分

当初から書いているように、カップ戦に結果を求めてもいないし、貴重な戦力を浪費して欲しくもない。しかし、わかったことがあるので、それらはリーグ戦につながる重要な情報になる。その意味では、この0-2での敗戦は決して無駄になるものではないだろう。 …

【大分―徳島】初の無失点試合

ここまで無失点のクリーンシートはゼロという状況の大分にとって、守備に重点を置くことは間違っていない。その影響で中盤の押し上げが遅れ、呉屋や長沢が孤立していた節はあるのだが、それもやむを得ないだろう。攻撃を好む下平監督の意図は、無用にボール…

【東京V―大分】戦術負け

前半のチャンスで呉屋でも長沢でもゴールを決めていれば、まったく違う展開になっただろう。雨が降りしきる中でのゲームは、それくらいどちらに転んでもおかしくないものだった。大分にとって失点のシーンは、下田がもう一歩寄せていれば、高木が足ではなく…

【仙台―大分】無失点は逃したが

大分にとって、得点した時間帯が絶妙だった。前半11分に先制して、後半3分に追加点。下田の不用意なプレーからアンラッキーな形で失点したものの、交代で入ったエドゥアルド・ネットが突き放すFKを叩き込む。前の選手が取れているし、新戦力のエドゥアルド・…