#大分トリニータ

【磐田―大分】叶わないウノゼロ

ゼロトップで前線からプレスを掛け、サイドに人を集めてチャンスを作れても中で仕留める枚数が足りない。ここ数試合に見られる傾向は今節も変わらず、前節に続いてウノゼロに持ち込むこともできずにドローに終わった。前半終了時点では町田がビハインドだっ…

【千葉―大分】ゼロトップの限界

決定機が作れないサッカーは面白くない。PK1本で勝てるかと思いきや、そうはいかなかった。藤本が倒された微妙なプレーは、野村のハンドというこれまた微妙なプレーでイコライズされてしまったが、主審の心理としてはやむを得ないところではないか。下平監督…

【大分―岡山】間に合ったスイッチ

前節に続いてゼロトップを採用した大分は、前半のうちにビッグチャンスを2度逃してしまう。弓場のシュートは野村に当たってネットには届かず、藤本のゴールは中川のポジションがプレーに関与していたとしてオフサイドの判定となった。前半途中で副審が負傷し…

【群馬―大分】ゼロトップの功罪

長沢に続いて宇津元も負傷離脱が公表されたこともあって、大分の布陣は実質ゼロトップでスタートした。中川がトップのようにも見えたが、それにしては動きすぎていて点を取るべきポジションに誰もいない状態が続く。チャンスが作れても決定機に至らないのは…

【大分―甲府】これが大分スタイルなのか

今日の甲府戦に勝って、大分は10勝4分5敗で勝ち点34の2位。とはいえ得失点差はわずか+1で、勝つときは1点差、負けるときは大量失点のいうパターンが定常化している。そして勝っている試合も快勝と思える内容ではなく、セットプレーや相手のミスに乗じたゴー…

【秋田―大分】形にならないもどかしさ

雨のために「重い」を通り越して水たまりの中でボールを蹴っているような状況では、プラン通りのサッカーを展開することは難しい。それはわかっているものの、それにしてもあまりにも形にならない大分のサッカーに、もどかしさを感じずにはいられなかった。…

【大分―長崎】評価できること/できないこと

宮城の退場で数的優位の時間帯が長かったにも関わらずドローに終わったことは、大分トリニータにとっては負け以上に痛い痛恨の結果だった。とはいえ、評価できることもいくつかある。まずは、4バックを導入したこと。昨季は就任早々の時点で、計算できるせセ…

【山形―大分】平日デーゲームの意味

昨季のルヴァンカップC大阪に1-6で敗れた試合を思い出させるような展開で、GK西川の軽いプレーとDF陣との連携不足が目立った。そしてDF陣も相手をナメていたようにも見えるが、そこは山形のフォローが厚かったということなのかもしれない。いずれにしても、…

【大分―熊本】よく追いつけた

勝てなかったというよりも、よく追いつけたというゲームだった。特に前半は相手のタイトなマークに苦しみ、伊佐にも野村にもボールが収まらない状況。それでも何度かチャンスは作ったのだが、ポストに嫌われれたり熊本GK田代の攻守にあったりでゴールにつな…

【大分―金沢】DFだけの責任ではない

3点取られても4点取って勝った。そう楽観的に評価するには、ちょっと気になる内容のゲームだった。象徴的だったのは、最初の失点。デルランが杉浦に寄せ切れなかったようにも見えたが、このときには外側にもうひとりフリーになっていたので、デルランはそち…

【藤枝―大分】クロスの精度

3連敗中の大分にとって、このゲームで見せたクロスの精度は非常に大きかった。1点目は上夷。連敗中には失点に絡んでおり、前節でのペレイラと香川の退場がなければ帯同することもなかった選手が、きれいなクロスを伊佐に合わせて絶妙なアシストになった。そ…

【仙台―大分】欠けていたこと

大分が結果的に敗れたことは責められない。ゴールを奪われた場面では、確かに中川がもっと寄せていればという思いもないわけではないが、あの位置からあの精度でシュートを打たれてしまったら、もうどうしようもない。そして香川の退場も、明らかに先立主審…

【大分―水戸】過信の結果

高いDFラインで守る水戸からゴールを奪うには、ポストに当てた後の展開がカギだったはず。しかし、伊佐にボールがまったく収まらず、そこに対するフォローも弱いのではどうにもならない。失点後に60分を待たずに長沢を投入したのは正解だが、それでも遅すぎ…

【町田―大分】戦術で負けた試合

大分にしてみれば、町田の堅い守備は想定していたはず。だからこそ、藤本と茂に相手のサイドの守備を封じ込めさせるために高い位置を取らせる選択をしたのだと思う。正直なところ、DAZNで見ている限りでそのあたりは明確にはわからなかったのだが、いろいろ…

【大分―山口】ホーム5連勝

山口の反撃で嫌な雰囲気になりかけたところで、大分の10番野村が仕事をしてくれてホーム5連勝を達成。この3点目が山口のモチベーションを完全に削ぎ、大分は高畑の投入でイケイケムードのまま試合終了となった。負傷から復帰した安藤の試運転もできて、ほぼ…

【大分―栃木】個に依存しない3連勝

第3節を終わって勝ち点9は大分のみという、完璧な立ち上がりとなった。守備では安藤が肉離れ、デルランを体調不良で欠くという危機的な状況のはずが、上夷と香川で何の問題もなく埋めてしまった。上夷は前線へのフィードでも視野の広さと判断の的確さを見せ…

【大分―東京V】戦術への自信

センターバックに安藤が不在のところ、上夷が入って問題なく無失点に抑えたことでもわかるように、チーム戦術が浸透して選手は自信を持っているように見える。藤本が下がった後を高畑が、伊佐の後を宇津元がしっかりと、しかし別のスパイスを効かせてゲーム…

【J1昇格PO】熊本―大分

開始1分も経たないうちに伊佐のゴールで先制した大分だったが、この時点で僕は嫌な予感がしていた。サブを含む今日のメンバーを見る限り、下平監督のゲームプランは「前半スコアレスからの、後半にギアを上げて1点勝負」だったからだ。琉球戦もそうだったが…

【琉球―大分】課題山積でPOへ

大分にとってはリーグ戦最終戦というより、プレーオフに向けた重要なステップだったのだが、内容と結果は非常に厳しいものだった。ドローに持ち込んでいれば得失点差で熊本を上回れただけに、もったいなさも際立つ。長沢と町田が間に合わないのであれば、ギ…

【大分―山形】悪いところは出尽くした

J1昇格プレーオフに向けて、大分の悪いところはすべて出尽くした。そう思えるような、ある意味最悪の内容のホーム最終戦だった。プレーオフ進出はすでに決定しているだけに、このゲームを単に「ホーム最終戦」として戦うのか、何かを試すのかが気になってい…

【横浜FC―大分】波乱の90分

とにかく、何が起きるかわからない展開の90分だった。梅崎のヘッドで先制しながら小川航基のゴールで追いつかれ、下田が直接FKを決めても小川が再びイコライザーを叩き込む。2度リードした大分だったが、このまま終わる雰囲気はまったくなく、終盤あでもつれ…

【大分―長崎】完璧な前半

開始30秒の弓場のゴールに続き、梅崎、長沢まで、すべて井上を起点としての3得点。それだけではなく、型の作り方も攻めのパターンがいくつもあることも、どれもが完璧だった。梅崎と町田がシャドーというよりも、中盤に下りてサイドを使うパターンが確立した…

【大分―甲府】歓喜は最後に待っていた

試合の流れから見て、もう勝てないだろうと、それどころか負けてしまうのではないかとすら考えたゲームは、最後に歓喜が待っていた。終盤の大分は、GKからのロングボールに頼るサッカーで、これでは下田や野村は生きない。肉離れから復帰した長沢を狙って金…

【金沢―大分】メンバー選択の功罪

終盤の猛攻で2点差を追いついてのドロー。昇格争いの中で勝ち点3を逃したことは非常に痛いのだが、こんな内容での追い上げを見せてくれればプロスポーツとしては上出来だ。ペレイラと弓場のゴールではあるが、金崎や梅崎、伊佐、伊東、呉屋もそれぞれ個性…

【大宮―大分】相手のペースにハマる

前線からプレスを掛ける、バタバタした展開のサッカー。正直なところ、見ていてあまり面白くない。大分は先制されながら逆転したものの、結局自分たちのペースをつかめずにうまく守られてしまった印象がある。前半の中盤あたりは、しっかりゲームを落ちつけ…

【大分―仙台】2つの型がハマった勝利

前半はサムエルをターゲットに、梅崎と町田は下がってボールに絡み、弓場が攻め上がって隙を狙っていた。これでチャンスは多く作っていたのだが、そこには盲点がある。梅崎と町田がゴールから遠い位置でプレーするためにサムエルにマークが集中してしまい、…

【新潟―大分】気持ちで負けない

今日の大分は、序盤から勝てそうな予感があった。それは早い時間に先制したからではなく、前線からの厳しい守備に、負けない、奪い取るという意識がありありと窺えたからだ。高い位置からプレスを掛け、90分を意識せずに、行けるところまで行こうという気持…

【秋田―大分】クロージングは完璧

大分にとって、90分通しての展開は決して褒められた内容ではなかったが、最後のクロージングは完璧だった。最近は早めに動いたことで戦術が悪い方向に回っていたのだが、今日は中盤の守備が機能していたこともあって交代を遅らせた。その結果、終盤に町田と…

【水戸―大分】守備力不足が露呈

こんな守備を見せられると、補強すべきはベテランのFWではなくセンターバックだったのではないかとつくづく思わされる。最初の失点はペレイラと上夷で木下を挟んでおきながら、ペレイラはなぎ倒され上夷は簡単に振りほどかれた。三竿も詰め切れていなかった…

【大分―岩手】インサイドの人選

負傷者やコロナ陽性者が相次ぎ、誰がプレー可能なのかわからない状況での印象だが、このメンバー選定の意図がまったく理解できない。前節終盤のまったくボールが前に進められない状態に陥ったのは、サイドで安易に仕掛けようとしてロストしたため。インサイ…