#その他芸術、アート
東京都現代美術館で開催されているオラファー・エリアソン展「ときに川は橋となる」は、点数こそ少ないものの、迫力があって見応えは十分です。インスタレーションが中心で、写真映えする作品ばかり。もちろん撮影も可能です。ただ、長い時間かけてシャッタ…
会期がたったの4日だけという短さながら、たまたま出張の日程と重なっていたのでラッキーにも見ることができました。インスタでフォローしている関西女子の情報のおかげです。こういう時のインスタ情報は最強ですね。二条城で開催されていて入城料だけで鑑賞…
デザイナーであるドリス・ヴァン・ノッテンがプロデュースする3日間限定の展示を、2020年で閉館が決まっている原美術館で鑑賞してきました。ドリスの所有する17世紀ベルギーの画家・ライレッセの絵画を解釈し直すというプロジェクトで、石井七歩や蜷川実花ら…
あまり気乗りしないまま、国立新美術館のルーブル美術館展に向かっていたところ、文化庁メディア芸術祭も同じ会場で開催されていることを知って、あっさり目的地を変更しました。無料ということもあって、結構子供連れで混雑するのですが、この日は意外と空…
今年の六本木アートナイトは、ファミリー層を意識した内容でした。参加型のインスタレーションが多い印象ですが、そんな中で六本木ヒルズの毛利庭園に設置されている作品は池に灯籠を浮かべたもの。三枝文子の「踊るランタン」は初夏を思わせる陽気ともあい…
多摩美術大学の上野毛キャンパスに、統合デザイン学科の卒業制作展を見に行きましたす。統合デザイン学部は今回の卒業生が一期生になるようです。この展覧会は会社宛てにご案内をいただいたのですが、どんなルートで僕の所属と役職を知ったのかが気になりま…
東京オペラシティにあるNTTのInter-Communication Centerで開催されている坂本龍一+高谷史郎の「設置音楽2 Is Your Time」は、スノーノイズと電子音がシンクロナイズするインスタレーション。ライブパフォーマンスの途中から入ったので、世界観が味わえずに…
表参道ヒルズのスペース・オーで開催された「KIMONO ROBOTO」は京友禅や江戸小紋、西陣織など日本を代表する着物とロボットを融合させたプロジェクトで、「伝統は未来にインスピレーションを与える」というテーマに貫かれています。正直なところ、織物と染物…
名古屋・伏見の地下街で見つけたこのトリックアートは、台湾の打開連合設計事務所があいちトリエンナーレに出展した「Blue Print」という作品のようです。生で見るより、写真に撮った方がリアルな感じがしますが、なかなか面白いですね。 昔ながらの商店が続…
森アーツセンターギャラリーの「ドラえもん展」は、コンテンポラリーアーティストによるドラえもんのオマージュ作品の展覧会。子ども連れでも楽しみ方はあると思いますが、明らかに大人向けの展覧会です。こんな企画を実現させたことが素晴らしいし、これだ…
国立新美術館の安藤忠雄展「挑戦」の冒頭の展示にあった安藤の「自分の作品は、住み難いかもしれない」という一言が、強烈に頭に残りました。住宅の機能が満たされないプロダクトは、純粋なアートでないなら独りよがりのプロダクトアウトでしかないはず。し…
横浜美術館と赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館の3会場で開催されている、「ヨコトリ」ことヨコハマトリエンナーレ。これまでより、小さくまとまってしまった印象で、インスタレーションは少な目でした。前回は大作が揃っていただけに、それなりに面白…
さいたまトリエンナーレで興味を持ったタイの映像系アーティスト、アピチャッポン・ウィーラセタクンの展覧会「亡霊たち」が東京都写真美術館で開催されています。さいたまトリエンナーレでは、ラッシュアワーのホームを通過する電車からスーパースローで撮…
東京都庭園美術館で開催中のクリスチャン・ボルタンスキー展。作品数が少ないという話は聞いていましたが、確かに点数的には少々物足りなく感じますね。ただ、旧朝香宮邸という洋館の妖しい雰囲気を取り込んだような展示は見応えがあります。「アニミタス-…
ワタリウム美術館で開催中のナムジュン・パイク展「2020年 笑っているのは誰 ?+?=??」を鑑賞しました。ナムジュン・パイクは韓国系米国人ですが、日本を拠点に活動していた時期も長いアーティストです。 この展覧会では、インスタレーション中心になっており…
散歩日和の日曜日、さいたまトリエンナーレ2016の武蔵浦和エリアを歩きました。まずは武蔵浦和駅から中浦和方面に伸びる「花と緑の散歩道」にある、ダニエル・グェティンのインスタレーション「Station to Station(画像上)」。ところどころにウィスット・…
ヤフーブログ「Sweet Memories(http://blogs.yahoo.co.jp/miechanx)」のecoさんが出展している「パリ・NEKO・コレクション2016」を見に、渋谷のBunkamuraギャラリーへ。ネコの絵画や工芸など、とにかくネコ尽くしなので、ネコ好きにはたまらない展示です。…
東京・足立区の「アートアクセスあだち」の一環として、北千住の古民家を使った大巻伸嗣のアート作品「くろい家」が鑑賞できます。今日は自転車で40分ほどかけて訪れましたが、入り口がわかりにくくて困りました。画像は狭い通りに面した出口なのですが、こ…
岐阜でのサッカー観戦前に、名古屋から桑名を経由して養老に入り、養老公園にある「天命反転地」を訪れました。ここは、荒川修作とパートナーのマドリン・ギンズが創った「身体で直接体験できる」アート作品という触れ込みの施設です。訪れた印象として、こ…
覚悟はしていたのですが、いつものようにチケットを購入するのが一苦労の森美術館。この日は展望台と美術館に加えてNARUTO展の来場者までが押し寄せていたので、導線のはっきりしないエリアで人が交錯していました。誘導スタッフをチケット販売に振り向けた…
年々来場者が増えている印象のある文化庁メディア芸術祭。祝日の昨日の午後に訪れたところ、入場規制がかかるほどの盛況でした。入場無料ということもあって親子連れや学生グループも多く、今回の展示は最初にインスタレーションが設置されているので、そこ…
旧朝香宮邸として知られる東京都庭園美術館は2011年から長期休館していましたが、11月22日にリニューアルオープンしました。現在開催されている「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」は、旧朝香宮邸の建築や装飾、調度品などを総合的に…
日曜日に、渋谷ヒカリエの8/03 ART GALLERYで昨日終了した「デヴィッド・リンチ展」に立ち寄りました。リトグラフ作品が中心なのですが、扱っているテーマが重い上にモノクロで深遠な心象風景を捉えていたりして、かなりエネルギーを消耗しました。 実は、僕…
フランク・ロイド・ライトはアメリカの建築家ですが、日本でも帝国ホテル新館や豊島区にある自由学園明日館などを手掛けています。ニューヨークのグッゲンハイム美術館が有名ですね。そのライトのアトリエと私邸がシカゴ郊外のオークパークにあり、記念館と…
新宿から京王線の快速で18分。調布市の仙川に東京アートミュージアムはあります。昔の仙川は鈍行しか停車しない冴えない駅だったのに、今や洗練された街並みになってしまったことに驚きました。この美術館はコンクリート打ちっぱなしの狭い空間ですが、高い…
東京・乃木坂の国立新美術館で今日まで開催されていた「第16回文化庁メディア芸術祭」。先週までと思い込んでいたのですが、まだやっているとわかったのでジムに行く前に寄ってみました。ここ数年は欠かさずにチェックしているので、ある意味「定点観測」で…
渋谷に登場したヒカリエは、かつて東急文化会館だった場所。東急は渋谷の文化の旗手を西武と争っていましたが、セゾングループが解体した後は完全に東急が主導権を握った感があります。この渋谷の一等地で、集客力を誇る商業施設の一角に儲かりそうもないア…
東京・木場の東京都現代美術館で開催されている「アートと音楽」は、とてもインスパイアされる展覧会です。展示の数は多くないのですが、かえってこのくらいの方が集中して作品を味わうことができて、ちょうどよいと感じました。 最初の展示は、水を張ったプ…
原宿のラフォーレミュージアムで、「デヴィッド・リンチ展」が開催されています。「暴力と静寂に棲むカオス」という副題がつけられていますが、僕が感じたのは「創造するのではなく、破壊するアート」ということでした。 絵画や映像、立体など多彩な表現方法…
竹橋の東京国立近代美術館では開館60周年のリニューアルに伴い、前庭にバラックを建てて休館時期からの展示の補完としていました。「夏の家プロジェクト」と名付けられたこの企画では、インドの最先端を行く建築事務所「スタジオ・ムンバイ」が独特の技を展…