【東京都庭園美術館】リニューアルオープン

朝香宮邸として知られる東京都庭園美術館は2011年から長期休館していましたが、11月22日にリニューアルオープンしました。現在開催されている「アーキテクツ/1933/Shirokane アール・デコ建築をみる」は、旧朝香宮邸の建築や装飾、調度品などを総合的に見せてくれる展示です。

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平日に限って旧館の写真撮影が可能ということで、平日はカメラを手にした人が多く来ているようです。新館では「内藤礼 信の感情」を見ることができますが、こちらは撮影不可です。フランス人のアンリ・ラパンが担当したアールデコ様式の建築はシンプルながらこだわりを感じさせます。僕はアールデコ幾何学性や色彩に、アラブやイスラムの香りを見てしまうのです。

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そんな中で、僕が一番気に行ったのが入口に近い大広間にあるガラスのレリーフ。これはルネ・ラリックが制作したものですが、もともとは裸の女性をモチーフにしていたところ、日本側からの要請で今のデザインに変更されたそうです。いかにも時代を感じさせるエピソードですね。