【東京国立近代美術館】夏の家プロジェクト

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竹橋の東京国立近代美術館では開館60周年のリニューアルに伴い、前庭にバラックを建てて休館時期からの展示の補完としていました。「夏の家プロジェクト」と名付けられたこの企画では、インドの最先端を行く建築事務所「スタジオ・ムンバイ」が独特の技を展開しています。

彼らは「つくりながら考える」ことを信条としており、職人はまず手を動かしてから、できたものに対してデザイナーと大工がデザインを再構築するそうです。「考えてはつくり、つくっては考える」という繰り返しによって、建設を進めるという手法はまるでソフトウェア開発のようでもあります。

僕は「夏の家」をもっとアジアンな雰囲気で想像していたために、実際に見てみてある意味裏切られた印象を持ちました。洗練された大人のプレイグラウンドと言えるような空間は、インドというキーワードからはかなりかけ離れたものだったのです。