【大巻伸嗣】くろい家@北千住

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東京・足立区の「アートアクセスあだち」の一環として、北千住の古民家を使った大巻伸嗣のアート作品「くろい家」が鑑賞できます。今日は自転車で40分ほどかけて訪れましたが、入り口がわかりにくくて困りました。画像は狭い通りに面した出口なのですが、ここからもっと狭い路地を入った奥に入口があります。

大巻は空間アーティストとでも呼ぶべき人物で、壮大なインスタレーションを見せてくれます。この「くろい家」には2つの作品があります。まずは案内人に連れられて木造民家の2階へ上がり、暗闇に目を慣らした後に作品の空間へ。闇の中を蛍のような光が落ちてきたり、煙と光を使って深海にいるような不思議な感覚を味わわせてくれます。暗闇の中にいると五感が研ぎ澄まされ、闇の深さの違いを感じられるようになりますね。

もうひとつは、暗い空間に佇んでいる煙とじっくり対峙するものです。こちらは先客がいたので、あまり長居せずに早々に退室しました。平日は休館なので朝一番を狙ったのですが、やはり人が少ないほうがこれらの作品の本質に触れられそうです。混雑時は、入場待ちになるそうですよ。ちなみに入場は無料です。