【シカゴ旅行記】フランク・ロイド・ライト巡礼

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フランク・ロイド・ライトアメリカの建築家ですが、日本でも帝国ホテル新館や豊島区にある自由学園明日館などを手掛けています。ニューヨークのグッゲンハイム美術館が有名ですね。そのライトのアトリエと私邸がシカゴ郊外のオークパークにあり、記念館としてガイドツアーでのみ見学できるようになっているのです。

僕が参加した回は10人ほどのグループで、ボランティアガイドのラリーさんが解説してくれました。次のグループには日本人もいましたが、僕の回はアメリカ人とスラヴ系の観光客でした。ラリーさんの英語はわかりやすいので、どうにか理解できました。ガイドツアーは15ドルで、撮影する場合は別途5ドルを支払います。

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私邸部分は、子供部屋やプレイルーム、夫妻のベッドルームなど調度品まで含めたデザインとして作られています。椅子のバックボードの背を高くしているのは、食事する空間を他から切り離す意図があったとのこと。また、部屋のデザインが大人の身長くらいの高さで色を変えていて、これも目線との関連があるようです。デザインだけならアイデア勝負ですが、耐荷重などを計算して設計するのは至難の業でしょうね。

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オークパークの街にはユニティ・テンプルをはじめとしてフランク・ロイド・ライトの設計による建築が多くあり、高級住宅街でもあるため一軒一軒の家が凝った造りでした。クリスマスのデコレーションも残っていて、街全体が華やいだ雰囲気でしたよ。