#サッカー

【アジア最終予選】日本―オーストラリア

これまでの3試合を見ていないので比較はできないが、日本代表はきれいに点を取るのではなく、泥臭くても勝ちたいという気持ちが滲み出ていた。パスの出し手が柴崎のように特定選手でなかったことが、かえって本来の日本の持ち味につながったのではないだろう…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―メキシコ

お題目ではなく、本当に金メダルを目標に戦ってきた選手たちが、銅メダルマッチに向けてモチベーションを持ち直すのは容易ではないだろう。だから僕は、三苫と大迫を起用して欲しいと思っていた。違うモチベーションで臨む選手がいれば雰囲気を変えることが…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―スペイン

交代策を見る限り、スペインは90分で決着を付けようとしているように見えた。それに対して森保監督は、延長でシフトチェンジするために交代カードを手元に残した。ここまで信頼してチームの主軸であり続けた久保と堂安を下げて、三好と前田で前線を活性化さ…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―ニュージーランド

PK戦にもつれこんだら危ないと思っていた。ニュージーランドのGKバウドの反応は素晴らしかったし、安定感もあった。そして実際にPK戦が始まり、1人目のウッドが余裕で決める。このときの谷は早く動いてしまっていたので、僕の中での勝てそうな気が一層失われ…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―フランス

金メダル候補とか強豪とか呼ばれていたのは、国としてのブランドイメージだったのか。試合の結果だけではなく、内容もからもそんな印象しか受けなかった。相手が日本でなければフランスを応援するような僕なのだが、インテリジェンスの感じられないプレーの…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―メキシコ

余裕と慢心が交錯した、見応えのある試合だった。序盤から全開で仕掛けてきたメキシコに対し、日本は1対1の強さを存分に発揮して応戦。堂安が仕掛けて久保、相馬がPKをもらって堂安と、理想的な形で2点を先制する。ここから反撃に転じたいメキシコは、しか…

【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―南アフリカ

引いた相手に手数を掛けすぎる。それは、ポゼッションとパスワークに強みを持つチームが陥りやすい罠だ。守備重視の南アフリカに対して、スペースが限られた中でも裏を狙う動きがあまり見られなかったことが、展開を難しくした要因のひとつに見えた。そんな…

【U24日本―スペイン】期待感と警戒感

スペインを相手に、ほぼベストメンバーと考えられる前半のメンバーでは圧倒していたと言ってよい内容を見せたU24日本代表。これによって国内外の期待感も高まったことは間違いなさそうだが、同時に他国が警戒感を高めてしまったことだろう。何よりも素晴らし…

【全国高校サッカー選手権決勝】青森山田―山梨学院

普段は高校サッカーを見ることはないのだが、コロナ禍でステイホーム推奨の状況ということで、準々決勝以降のハイライトをチェックした上で決勝をテレビ観戦してみた。いつも見るJリーグに比べると、スペースが空いている。それはピッチを広く使って運動量で…

【横浜FC―大分】しびれる逆転劇

2点先行を許した時点では、前節のストアレスドローの意味を失ったかと思っていた。後半に入って星を下げ、田中を左サイドに回す。シャドーでは良さがまったく出せなかった彼が、これで息を吹き返した。そして、知念だ。シュートを打つ意識、そして自分で決め…

【大分―浦和】計算通りの勝ち点1

選手層が薄くコンディション不良者も多い大分トリニータにとって、ミッドウィークにも試合がある今週は、どの試合で勝ち点を取るかをしっかり想定しておくことが重要だ。この連戦はいずれも難しい相手だが、ホームで戦う浦和戦を落とすと痛いし、気持ち的に…

【トリニータ】小瀬の幻影

今週は大分トリニータの試合がないので、たまには試合のレビュー以外のことも書いてみようと思う。佐藤和弘が松本山雅に期限付き移籍し、さっそく試合に出ている。そのことで思い出したのが、2018年のJ2で甲府と対戦した中銀スタジアムの試合だ。このゲーム…

【大分―G大阪】交代カードのメッセージ

チャンスは作った。しかし、最終的に東口を破れなかった。それこそがサッカーの面白さなので、好セーブに遭ってしまったことは致し方ない。ただ、大分の選手交代に籠められた意味が見出しにくかったのも、また確かだ。チャンスも作っていたしバランスも悪く…

【神戸―大分】上出来の勝ち点1

失点の場面はムンのポジショニングに問題があったとはいえ、彼は終盤の田中順也のシュートを防いでくれたので、トータルではイーブンだ。攻撃陣はよい形を何度も作っていたものの、神戸GK吉丸が当たっていたので仕方ないところだろう。5点くらい取っていても…

【横浜M―大分】ゲームプランに疑問

大分は、この日のゲームプランをどう考えていたのだろうか。雨の中のゲームであることは承知の上だったはずだが、長身選手が多いわけではないので空中戦を仕掛けることはできない。そこで、あまり走らずにミドルパスを多用し、ポゼッションサッカーの進化版…

【大分―清水】苦しい選手起用での勝利

めったに故障情報を出さない大分が、前田、香川、小林成豪の故障を開示した。サイドに星と小出を起用しているのは厳しいはずなのだが、そのふたりがしっかりと貢献できているのは負けが込んだ時期にも多くの選手を起用していた効果なのかもしれない。クロー…

【鹿島―大分】生きた教訓

前節の広島戦では、大分は片野坂監督の言葉を借りるなら「ギアを上げるスイッチがなかなか入らなかった」のだが、今節はその教訓が生きた。ハイプレスに押し込まれて前線にボールが渡らない時間が続いたが、前半の終盤からはチャンスを作れるようになった。…

【大分―広島】ハイプレスに沈む

今日はネット回線の状態が悪く、DAZNの映像が止まり勝ちだったので総評のみに留める。大分は広島のようにハイプレスで来る相手には、パスの出しどころを失ってしまう試合が多い。視野を広く持てる長谷川や小塚がいればまだしも、今日のメンバーは逆サイドの…

【大分―横浜FC】守り切ったことが収穫

嫌な予感がしていた。ハーフタイムで3枚代えをした横浜FCに流れが移り、なかなかボールが収まらない大分。瀬沼と安永の出来が良かっただけに、ドローになってしまうような気がしたのだ。今日の収穫は、そんな展開の中でも逃げ切れたことだ。足が止まった前田…

【東京―大分】野村の予感

なぜかはわからないが、僕は今朝急に野村直輝が気になって、Twitterをたどったり今季の出場状況を調べたりしていた。その野村がキレのある動きでチャンスを作って田中のゴールを生み、そしてさらに自分でゴールを決めた。前線で自信に満ちたプレーをしてくれ…

【仙台―大分】光明の見えた勝利

前半から仕掛けていったところは、これまでの大分とは異なるイメージ。後半に反転攻勢に出るはずの大分が逆に盛り返されたものの、選手交代で息を吹き返した。中盤では前田が前への意識を持ってチームを攻撃に向かわせ、これまでパスが消極的だった羽田はブ…

【大分―湘南】守られた前半

「またか」というような不用意なミスとセットプレーからの失点で、前半早々に0-2のビハインドを背負った大分トリニータ。前半は、これまたいつものように攻めあぐねていたが、それは大分の問題というよりも、湘南がうまく守ったということだろう。大分のパス…

【ベレーザ】主力離脱も圧勝

今季のベレーザは6月にゲームメイカーの籾木結花が米国に移籍(すでにスウェーデンに期限つき移籍したが、初戦での披露骨折で離脱中)してチャンスメイクに不安があったものの、長谷川唯がしっかりその役割をこなし、ここまで浦和に次ぐ2位ながら得失点差+…

【大分―東京】見どころなき45分

前半の大分はひどかった。シュート0というスタッツが如実に物語っているが、パスの出し手としての地位が確立していた長谷川を欠いた上に、ゲームを作れる小塚も不在で前田もベンチ。羽田はワンタッチでパスをつなぐ練習でもしているかのようなプレーを繰り返…

【UEFA女子CL】熊谷のリヨンが優勝

欧州女子チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champion League)の決勝は、オリンピック・リヨンとヴォルフスブルクがサン・セバスチャンで対戦した。3-1でリヨンが招致したこの試合で、なでしこJAPANではセンターバックを務める熊谷紗季はMFとしてプレーし…

【浦和―大分】ストレスなき好ゲーム

形は何度も作っていたから、見ていてストレスは溜まらない。決定力なんていうものは相手の守備にもよるし、練習したからといってどうなるものでもない。先制点となった香川→小塚→三平のコンビネーションは見事だったし、特に三平はあと2点取れるチャンスはあ…

【UEFA CL決勝】バイエルン―PSG

時間的にライブでのDAZN視聴はできなかったが、ハイライトを見るだけでも迫力とレベルの高さを十分に感じることができた。とにかく素晴らしかったのは、GKノイアーの足の動きだ。キャッチでもなくパンチングでもなく、長い足を駆使してシュートブロックする…

【大分―柏】オルンガ対策のドロー

ゴールを奪うチャンスを何度も作った大分だったが、決め切れなかったことの裏にはオルンガを自由にさせない守備の意識があったように思う。主には鈴木が対処していが、要所で岩田も貢献していた。終盤の三竿から刀根への交代は疑問ではあったが、長谷川の交…

【札幌―大分】失敗したクロージング

采配の綾だった。前半に決してよい出来ではなかったルーカス・フェルナンデスを最後まで信じて残したミシャ、そして逃げ切りに行こうとして三竿と香川、島川を一気に変えてしまった片野坂。結果論ではあるが、経験があるわけでないクロージング部隊は機能せ…

【大分―横浜M】開き直った勝利

これまでこのブログでも要望してことだが、「前半はスコアレス」を狙うのではなく、キックオフからプレスを掛け、相手ゴールに迫るサッカーを見せてくれた。今季のレギュレーションでは5人の交代が可能なので、後半に相手の運動量が落ちたとしてもフィールド…