#Jリーグ
今季の昇格プレーオフは、順当に3位と4位の対戦となった。東京V森田のハンドで献上したPKをチアゴ・サンタナが決めて清水がリードを奪うと、終盤はヴェルディがポゼッションを高める。しかし、まるで大分の試合を見ているかのように、横パスの各駅停車が続き…
メンバーを見て、サムエルと町田、長沢が不在でテイシェイラと高木も先発していないことがわかり、不安がよぎった。さらには、サブにジョーカー的な選手も見当たらず、宇津元、屋敷、中川と期待はしたい気持ちはありながらも、経験と実績という意味では先行…
大分がJ2にいる関係で、あまり興味がなかったJリーグアウォーズだが、最優秀選手賞に岩田智輝が選出されたことは驚きでしかなかった。J3時代の大分でプロデビューを果たした岩田は、そのシーズン最終節の鳥取戦で初ゴールを決めて優勝とJ2復帰に華を添えた。…
柏にコロナ陽性者が出たことで延期となっていたルヴァンカップの決勝は、新国立競技場で開催された。当初は11月の開催予定でチケットも販売されていたためスタンドはかなり密で、箱根駅伝の沿道よりも問題視すべきかもしれない状況だった。年内の開催が叶わ…
2点先行を許した時点では、前節のストアレスドローの意味を失ったかと思っていた。後半に入って星を下げ、田中を左サイドに回す。シャドーでは良さがまったく出せなかった彼が、これで息を吹き返した。そして、知念だ。シュートを打つ意識、そして自分で決め…
選手層が薄くコンディション不良者も多い大分トリニータにとって、ミッドウィークにも試合がある今週は、どの試合で勝ち点を取るかをしっかり想定しておくことが重要だ。この連戦はいずれも難しい相手だが、ホームで戦う浦和戦を落とすと痛いし、気持ち的に…
今週は大分トリニータの試合がないので、たまには試合のレビュー以外のことも書いてみようと思う。佐藤和弘が松本山雅に期限付き移籍し、さっそく試合に出ている。そのことで思い出したのが、2018年のJ2で甲府と対戦した中銀スタジアムの試合だ。このゲーム…
チャンスは作った。しかし、最終的に東口を破れなかった。それこそがサッカーの面白さなので、好セーブに遭ってしまったことは致し方ない。ただ、大分の選手交代に籠められた意味が見出しにくかったのも、また確かだ。チャンスも作っていたしバランスも悪く…
失点の場面はムンのポジショニングに問題があったとはいえ、彼は終盤の田中順也のシュートを防いでくれたので、トータルではイーブンだ。攻撃陣はよい形を何度も作っていたものの、神戸GK吉丸が当たっていたので仕方ないところだろう。5点くらい取っていても…
大分は、この日のゲームプランをどう考えていたのだろうか。雨の中のゲームであることは承知の上だったはずだが、長身選手が多いわけではないので空中戦を仕掛けることはできない。そこで、あまり走らずにミドルパスを多用し、ポゼッションサッカーの進化版…
めったに故障情報を出さない大分が、前田、香川、小林成豪の故障を開示した。サイドに星と小出を起用しているのは厳しいはずなのだが、そのふたりがしっかりと貢献できているのは負けが込んだ時期にも多くの選手を起用していた効果なのかもしれない。クロー…
前節の広島戦では、大分は片野坂監督の言葉を借りるなら「ギアを上げるスイッチがなかなか入らなかった」のだが、今節はその教訓が生きた。ハイプレスに押し込まれて前線にボールが渡らない時間が続いたが、前半の終盤からはチャンスを作れるようになった。…
今日はネット回線の状態が悪く、DAZNの映像が止まり勝ちだったので総評のみに留める。大分は広島のようにハイプレスで来る相手には、パスの出しどころを失ってしまう試合が多い。視野を広く持てる長谷川や小塚がいればまだしも、今日のメンバーは逆サイドの…
嫌な予感がしていた。ハーフタイムで3枚代えをした横浜FCに流れが移り、なかなかボールが収まらない大分。瀬沼と安永の出来が良かっただけに、ドローになってしまうような気がしたのだ。今日の収穫は、そんな展開の中でも逃げ切れたことだ。足が止まった前田…
なぜかはわからないが、僕は今朝急に野村直輝が気になって、Twitterをたどったり今季の出場状況を調べたりしていた。その野村がキレのある動きでチャンスを作って田中のゴールを生み、そしてさらに自分でゴールを決めた。前線で自信に満ちたプレーをしてくれ…
前半から仕掛けていったところは、これまでの大分とは異なるイメージ。後半に反転攻勢に出るはずの大分が逆に盛り返されたものの、選手交代で息を吹き返した。中盤では前田が前への意識を持ってチームを攻撃に向かわせ、これまでパスが消極的だった羽田はブ…
「またか」というような不用意なミスとセットプレーからの失点で、前半早々に0-2のビハインドを背負った大分トリニータ。前半は、これまたいつものように攻めあぐねていたが、それは大分の問題というよりも、湘南がうまく守ったということだろう。大分のパス…
前半の大分はひどかった。シュート0というスタッツが如実に物語っているが、パスの出し手としての地位が確立していた長谷川を欠いた上に、ゲームを作れる小塚も不在で前田もベンチ。羽田はワンタッチでパスをつなぐ練習でもしているかのようなプレーを繰り返…
形は何度も作っていたから、見ていてストレスは溜まらない。決定力なんていうものは相手の守備にもよるし、練習したからといってどうなるものでもない。先制点となった香川→小塚→三平のコンビネーションは見事だったし、特に三平はあと2点取れるチャンスはあ…
ゴールを奪うチャンスを何度も作った大分だったが、決め切れなかったことの裏にはオルンガを自由にさせない守備の意識があったように思う。主には鈴木が対処していが、要所で岩田も貢献していた。終盤の三竿から刀根への交代は疑問ではあったが、長谷川の交…
采配の綾だった。前半に決してよい出来ではなかったルーカス・フェルナンデスを最後まで信じて残したミシャ、そして逃げ切りに行こうとして三竿と香川、島川を一気に変えてしまった片野坂。結果論ではあるが、経験があるわけでないクロージング部隊は機能せ…
これまでこのブログでも要望してことだが、「前半はスコアレス」を狙うのではなく、キックオフからプレスを掛け、相手ゴールに迫るサッカーを見せてくれた。今季のレギュレーションでは5人の交代が可能なので、後半に相手の運動量が落ちたとしてもフィールド…
前半は悪くなかった。しかし、そこから柏が修正してきたのに対して、後半にプラスアルファが皆無だった大分が完敗した。もはや「前半はスコアレス」はやめた方がよい。これまでのスタッツを見ても、例えば数年前の三平は序盤で得点を決めることが多かったが…
地力の差は歴然としているので、結果は甘んじて受け容れる。しかし、おそらくはこの試合もいつものように「前半はスコアレス」を狙ったのだろうが、そのゲームプランが開始5分で崩れてしまっては如何ともしがたい。大分の今日の布陣は、僕の予想通り右に小出…
ハイプレスでボール回しを拒まれるから、早めに仕掛ける。しかし、連携不足と個人のスキルの問題でパスがずれてロストしてしまう。ここ数試合は、その繰り返しだ。いつも書いている通り、大分は選手の故障情報を極力出さないので、誰が出られるコンディショ…
前節指摘したことを繰り返す必要がありそうだ。連戦対策でターンオーバーを考えてもよいが、すべての試合でベストな選手が60~70%では全部落としてしかるべきだ。神戸のように、ある程度勝ち点が取れたら一気に若手を起用するといった戦術でなければリスクが…
「勝っているチームは変えるな」という言葉がある。夏場の連戦だけに、選手をターンオーバーで休ませながら乗り切りたい気持ちはわかるが、それによってすべての試合のクオリティが下がってしまっては意味がない。鳥栖と広島に競り勝ったことで片野坂監督が…
香川を負傷で欠いたこの試合で、DFの新しいパターンを試そうとする意図はよくわかる。小出も刀根もいまひとつだった後で、若い羽田にチャンスを与えたかったのだろう。しかし、せっかく安定していた三竿がサイドに回ったことに加え、左足で蹴りたい三竿と右…
連戦の中、フレッシュな選手を起用したこともあってオープンな展開となった。ガチガチに守備を固めるゲームよりおもしろいので、それ自体は歓迎するが、出場した選手のスキルやコンディション、それにスリッピーなピッチ状態もあって、ミスの多い内容でもあ…
試合開始早々に失点した大分だったが、GK高木は試合に入り込めていなかった。前節に活躍した後、慢心のような印象を受けることは以前からあり、安定しないことは要改善だ。町田もコンビネーションが悪い上にプレーエリアが低く、負傷退場したのは残念ではあ…