【TOKYO 2020】男子サッカー/日本―フランス

金メダル候補とか強豪とか呼ばれていたのは、国としてのブランドイメージだったのか。試合の結果だけではなく、内容もからもそんな印象しか受けなかった。相手が日本でなければフランスを応援するような僕なのだが、インテリジェンスの感じられないプレーの繰り返しにがっかりしてしまったのが率直なところだ。もしかしたら、すべては「驕り」から来ているのかもしれない。

日本は強かった。主審の判定は、ややフランス寄りだったようにも見えたが、それでもまったく危なげなく勝ってしまったところが素晴らしい。酒井の右サイドの安定感は傑出していて、イエローの影響で橋岡と交代すると、あらためて酒井が担っていた役割の大きさに気づかされた。田中碧のセンスも素晴らしかったが、ことごとにファウルを取られてしまったことは非常に残念だ。

久保が試合後のインタビューで「あと3試合は一発勝負」と、決勝に行く気満々の発言をしていたが、おそらくチームもスタッフも全員がそう考えているのだろう。ピークをどこに持ってくるかは悩ましいところだが、個人的には準決勝が妥当なのではないかと考える。ロンドン以上の結果につながることを期待して…