【人事の話】評価の季節

外資は会計年度が1~12月のケースが多いので、この時期に人事考課を実施するのが一般的です。ただ、評価を賞与に反映させたり、昇給に反映させたりと企業によって違いがありますね。僕の場合、同じグループの企業は営業部門のみに業績賞与があるのに、僕の勤務先は全員にあるんです。しかも、結構大きな差がつくようになっているので、評価が1段階違うだけで大きな金額差になってしまうんです。

さて、外資では現場のマネージャーが裁量権を広く持っているので、人事考課も現場主導。各部門長のレビューを経たものが、人事の手元に集まってきます。よい評価をとった社員の顔が頭に浮かび、「あんなにがんばった甲斐があったね」と思わず自分の顔がほころんでしまうことも。逆に厳しい評価の社員は、その結果を聞いてどう反応するだろうか、自分も面談をすることになるだろうかと、いろいろなことを考えます。

一方、人事とは言っても、僕も一社員。上司との評価面談では、それなりに緊張します。何を主張しようか、こんなことを言われたらどう言い返そうかなどと戦略を立てながら面談に臨みます。お互い、手の内がわかっているだけに、かえってやり難いですけどね・・・