#その他雇用

【人事の話】男性の育休促進

ダイバーシティ、あるいは男女平等の旗印の下で、男性の育児休業について取得推進の機運にあります。育児を女性の仕事と決めつけず、役割を分担して家庭を運営するのは至極当たり前のことだと思いますし、そんな世の中になった方がトータルとしてはハッピー…

【人事の話】人財と人材

世の中には、人事部門を「人財部」と称している会社があります。英語の「Human Resources」の訳語とも言えますが、人を財(たから)だと思っているという意思表示の要素も大きいように思います。しかし、僕はこの表記が好きではなく、自分が人事の仕事をして…

【人事の話】一斉休憩

経営コンサルタントのような仕事をしている友人が、ブログに「昼休みを一斉にとる会社は不合理だ」というような記事を書いていて、この手の誤解が多いことをあらためて思い知らされました。これ、労働基準法の要請なので、古いとか不合理と言われても従うし…

【人事の話】残業する人は偉い?

いわゆる「働き方改革」の話題の中では、ワーク・ライフ・バランスを取ること、つまりは早く仕事を切り上げることが善とされます。これに対して旧来の価値観では、長く働く人が会社思いの良い社員という見方でしょう。僕自身は、新卒で社会に出たときから、…

【人事の話】東京オリンピックに向けて

実はこの春に人事の仕事を離れてしまったので、直接担当しているわけではないのですが、人事に関する案件には関心が向いてしまいます。東京オリンピックの時期に企業が夏休みをとることを推進するよう、政府が要請するという話があります。月末月初が絡む時…

【人事の話】裁量労働の後退

日本の行政府は、またしても労働時間のあり方を後退させてしまいました。裁量労働制の拡大を法案から切り離してしまったということですが、これは以前から労働組合が目の敵にしている制度で、このブログでも再三この問題を取り上げています。 以前書いた内容…

【人事の話】精神障害者の雇用

障害者雇用促進法における「精神障害」とは、いわゆるメンタルヘルス不全のことではありますが、その症状が安定して就労できる状態になっている人たちのことを指します。ときどきメディアで「2018年度から精神障害も雇用義務に」という記事を見かけますが、…

【人事の話】学校訪問の狙いは

毎年この時期になると、人事部員は分担して大学のキャリアセンターを訪問します。僕も東京の大学1校と関西の大学2校を訪問してきました。人事にとって学校訪問の狙いは、求人票やインターンシップの情報などを伝えて学生に周知してもらいたいということはも…

【人事の話】社内保育園は有効か

人事の仕事をしていると、ダイバーシティの話題が出ることも多いのですが、最近は特に保育園問題がホットなイシューになっています。今日は取引先を訪問したのですが、「女性の多い会社は、社内保育園の要望があるのでは?」と聞かれました。 確かにそのよう…

【人事の話】内定式

10月2日の月曜日は、来春迎える内定者の祝賀会でした。通常は1日ですが、今年は日曜日に当たってしまったのです。大学の授業のある日に内定式を開催するのはいかがなものかという議論があるのはわかっていますが、企業としては止める決断はしにくいところで…

【人事の話】2018新卒採用の傾向

今年の新卒採用は理系を中心に「売り手市場」で、各社とも応募者の確保に苦労していました。僕の会社も、早い段階で選考を進めていた理系の学生にことごとく辞退されてしまい、このままではどうなってしまうのかとお先真っ暗な状況になっていました。ただ、…

【人事の話】2017新卒の入社

今日は4月3日ですが、月曜日ということで新卒の入社式がありました。街中や電車内でも、着慣れないスーツに身を包んだフレッシュな社会人を見かけますよね。土日が4月1日だと月曜日の入社になるので、月曜日に入社式が当たる確率は3/7なのです。 僕の会社で…

【人事の話】懲戒処分について

最近、週刊誌ネタのような話題で人事上の懲戒処分について、軽い感じで扱われているのが気になります。例えば電通の場合は、NHKの出待ち取材に応じた社員を就業規則違反で始末書を取る戒告処分にしたと報じられています。会社を批判したコメントをしたことが…

【人事の話】解雇制限とメンタルヘルス

最近、ずっと頭の中にあるテーマがあって、人事の立場でそれを言葉にするのは誤解を生みやすいとは思いますが、あえて書いてみたいと思います。日本社会は外国に比べてストレスフルだとか、自殺者が多いという話をネットでよく目にします。それは、一度入社…

【人事の話】350人の全社合宿

今日から1泊2日で、350人の社員を一堂に集めた全社を開催しています。ゲストをお招きしてのスピーチやリーダーシップの研修を、駿河湾を望むホテルで行なっています。人事部が事務局なので、いろいろ気を遣って疲れました! リーダーシップには、ポジション…

【人事の話】2017新卒採用の実態

2017年度卒業見込みの新卒採用は、3月1日から広報活動が解禁で、6月1日からの選考開始を待つ期間となっています。各社とも会社説明会などで「広報活動」をしているのですが、実質的には選考が始まっているようです。キーワードは「模擬面接会」。「面接を模…

【人事の話】ドラッカーの経営学

厳密に言うと人事領域ではないのですが、ピーター・ドラッカーの経営学をユダヤ人とヒトラーの関係、カント哲学などと絡めながら書かれた本を取引先にいただいたので、早速読んでみました。「ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー」は、慶應義塾大…

【人事の話】国会議員の育児休暇

自民党の衆議院議員である宮崎謙介氏が、来年の通常国会期間に育児休暇を取得する意向を示したと報じられています。世論は「国民の代表なのにけしからん」という声が大勢ながら、少子化対策の一環としての男性の育児休業取得を支援する声も少なくないようで…

【人事の話】内定式、そして派遣法

10月1日は、例年通り内定式の日。今年も僕の勤務する会社では、16名の新卒を迎えるべく内定式と祝賀会を開催しました。同日に、事業をシミュレートする就業体験も行って、会社の本質を理解してもらっています。最近の学生は、人前でもちゃんと自分のことを語…

【人事の話】300人の全社合宿

僕の勤務する会社では、まいとし全社員をあつめたぜんしがを開催しています。今年は三重県の長島温泉にあるホテル花水木に300人を超える社員が集まっています。 ホテルがなかなかリッチで、部屋からの眺めも最高です!

【人事の話】オワハラとは

2016新卒採用においては大手の選考開始が8月というスケジュールになったこともあって、中堅企業の内定を持ったまま大手の選考に臨む学生も多くなっています。8月1日は土曜日だったにも関わらず、大手の選考を受けさせないようにするために、内定者を拘束する…

【人事の話】救命講習

厳密に言えば「人事」というよりは「総務」の範疇ではありますが、仕事の一環で救命講習を受講しました。それも、出張先の京都でです。人形を使った人工呼吸と胸骨圧迫(いわゆる心臓マッサージ)の演習やAEDの操作を、消防署から派遣された講師に教わる内…

【人事の話】採用面接の服装

新卒採用の面接において、リクルートスーツでは個性が出ないので、私服で着て欲しいという思いを持つ企業が少なくありません。特に、社長や役員といったトップがこういうことを言いだしたりもします。しかし、学生はその日にその会社だけを受けるわけではな…

【人事の話】3年分の活動が

倫理憲章が改定されて、採用のスケジュールが大幅に後ろ倒しになりました。倫理憲章は経団連のルールだとは言え、マイナビやリクナビがそれに準拠してしまうので、当然に各社は影響を受けてしまうのです。 僕の勤務する会社では、2015年新卒の集合研修を終え…

【人事の話】新卒を迎えて

今年も4月1日がやってきて、24名の新卒を迎えました。内定を受諾してくれたのに卒業できなくて入社辞退ということも、またしても起きてしまったけど、それでもフレッシュな仲間を迎えられるのは幸せですね。 配属が希望通りだった人もそうでない人もいたけど…

【人事の話】2016新卒採用スタート

3月1日に、2016新卒のための就職ナビがオープン。倫理憲章の改定により、昨年度のカレンダーから3か月遅れのスタートとなりました。とはいえ、外資の中にはすでに内定を出しているところもあると言われており、大手企業も「インターンシップ」の名の下に青田…

【人事の話】年休時季指定の意味は

政府が次の通常国会への提出を予定している労働基準法の改正案では、企業に対して、社員が有給休暇を取得する時季を指定することを義務づけようとしているようです。それによって年次有給休暇を確実に取得させ、ワーク・ライフ・バランスの実現を図る狙いだ…

【人事の話】10/1は内定式

10/1には、来春入社予定の内定者の内定式を開催した企業も多かったのではないでしょうか。来年度は倫理憲章の変更で、就職活動の解禁がさらに遅くなるということもあって、今年に採用数を増やす傾向があったようです。大手企業も最初から二次募集を組み込ん…

【人事の話】300人の全社合宿

僕の勤務する会社では、年に一度全社員を集めて一泊の合宿を行っています。今年の会場は、箱根湯本でした。僕は人事としてその企画運営の責任者として、このイベントに関わっています。 例年、希望者を募って「コアメンバー」を編成しますが、今年はいつもよ…

【人事の話】応募者からの質問

新卒採用でも中途採用でも、最後に応募者側からの質問を受ける時間が取られることがあります。もちろん応募者の知りたいことを聞き出すチャンスではあるのですが、その質問は同時に評価されるポイントでもあることは忘れがちです。 意識の高さをひけらかすよ…