【全豪テニス】ナダル辛勝

オーストラリアン・オープンの男子シングルス3回戦、ラファエル・ナダル(スペイン)とフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)の試合を途中からWOWOWの生中継で見たのですが、これがなかなか壮絶なマッチでした。ナダルが2セットを6-4、6-2で先取したまではまず順当でしたが、第3セットに入ってナダルのショットのブレが目立ち始めます。

どうも左右よりも上下にサーフェスの角度が合っていないような印象で、ショットがネットを越えなかったり、明らかなミスショットになってしまったり。コールシュライバーのサービスの良さも目立ってくる中、チャレンジに失敗して感情をあらわにするナダルの不調が目につきます。結局このセットを2-6で落とすと、流れがコールシュライバーに傾いたように見えました。

第4セットは一進一退。コールシュライバーが1ブレイクアップで先行するも、ナダルがブレイクバック。勝負どころでナダルの巻くようなダウン・ザ・ラインやパッシングショットのウィナーが決まり、最後の最後でコールシュライバーを突き放しました。クールに表情を変えないコールシュライバーと、熱く表情と態度で表現するナダルの対比がおもしろかったですね。