【ウルグアイ戦】3トップという名の1トップ

つまらないゲームだった。チャンスが作れないのは、攻撃の形ができていないから。アギーレが招集した代表チームは船出したばかりだから仕方ないとも言えるのだが、何をやりたいのかも見えなかったのは残念だ。

ザッケローニもそうだったが、3人の選手をFWとして登録してはいるものの、これは実質的に4-3-2-1。守備的なMFを3枚並べて、その前に攻撃的な選手が3人しかいない布陣だ。田中順也は攻撃的だから変形の4-2-3-1、あるいは4-4-2とも言える。いずれにしても3トップというほどに迫力のある攻撃は、微塵も見られなかった。

失点もミスからであり、まるでJ2のゲームを見ているようだった。期待感も高まらないし、ゲーム自体の内容もない。チケット完売が伝えられるので興行的には成功なのだろうが、それではまた同じことだ。強化にならない親善試合を自慰行為のように繰り返しても、まったく意味がない。