【USオープン】錦織がバブリンカ破りベスト4

いつもより30分早い6時に起きると、その時点でUSオープンテニス男子準々決勝、錦織圭とバブリンカの一戦はセットカウント1-1の第3セット2-2だった。このセットをタイブレークで取った錦織は続く第4セットも1ブレークアップで進んでいたが、最後に追いつかれてタイブレークを落とす。僕はこの時点で試合終了までのテレビ観戦をあきらめて、会社に向かった。

迎えたファイナルセットの途中経過は、iPhoneで公式サイトの速報を追っていた。第8ゲームまではキープが続いて4-4に。ここで第9ゲームを錦織がキープして第10ゲームをブレイクすれば勝つ状況だったが、そんなに簡単に決着がつくとは思っていなかった。

山手線を渋谷で降りようとしたときに、スコアが15-40になる。錦織にマッチポイントがダブルで来た。それからすぐに30-40になり、まだもうひとつあると固唾を飲んで見守っていると、歩道橋の手前で錦織圭の名前の横にチェックマークが浮かび上がった。

昼休みに動画をチェックすると、最後は錦織自身も信じられないような表情で、勝利を実感できていないように見えた。スタンドではダンテとマイケル・チャンが立ち上がり狂喜していた。放送席の鍋島さんも岩渕さんも声が上ずっていたのが印象的だった。次はジョコビッチ。難敵ではあるが、錦織も準々決勝の後で「勝てないと感じる相手はいない」と語っていただけに、委縮してしまうことはないだろう。ユニクロ対決に期待しよう!