【サッカーU-22】クウェート戦1stレグ

豊田スタジアムでのロンドンオリンピックのアジア二次予選クウェート戦1stレグで、U22日本代表は攻めの形については悪くなかった。中盤でプレスをかけて長めのパスをつなぎゴールに迫る前半の攻撃は、迫力があって得点の予感にあふれていた。その割にゴールの数は、チャンスの数に比べたら物足りなかったが、贅沢を言ってもキリがないだろう。大分サポーターの僕としては、東が10番を背負い、清武がゴールとアシストを決める展開には満足だった。

しかし、そんな順風満帆な流れを断ち切ったのは、右サイドバックで起用された柏の酒井宏樹の軽率なプレーだ。セイフティファーストで行くべき位置でドリブルで仕掛けてしまい、ボールを失った。その後の展開で鈴木のクリアが相手にわたり、GKを抜く見事なシュートを打たれてしまったことは避けようがなかった。

ただし、昨日の試合の展開力で見れば日本の優位はゆるぎない。DF力は決して安定しているとは言えないだけに、ポゼッションをしっかりしてカウンターを警戒するスタンスだろう。アウェイの2ndレグでは、関塚監督の力量が問われる戦いとなる。