【全豪テニス】ウィリアムス圧勝

今大会後に世界ランク1位への復帰が決まっているシャラポワと、復活した元女王のセレナ・ウィリアムス(僕としてはセリーナと読みたいんだけど、ここは新聞表記に合わせておきます)の対決となったオーストラリアン・オープン女子シングルス決勝。正直言って、僕はふたりともあまり好きなプレイヤーではないんだけど、この勝負には興味がありました。

ちょうど一年前に東京体育館で見た東レ・パンパシの準決勝、ヒンギスとの一戦では戦術とスキルの戦いを見せてくれたシャラポワですが、今日はウィリアムスのパワーの前に完敗でした。序盤から190km台のファーストサーブが次々と決まった上に、シャラポワのリターンがコードボールになってもそれを強打してポイントにしてしまうほど動きが冴えていました。

お互いが前に出た場面でシャラポワのショットがウィリアムスの体に当たってポイントになったときは、これで流れがシャラポワに来るのか、あるいはウィリアムスのハートにさらに火がつくのかと思いましたが、結局は何も変わりませんでしたね。

この大会はUSオープンに続いて「チャレンジシステム」が取り入れられ、選手はセットごとに2回、判定に異議を唱える権利が与えられました。チャレンジがあると、インスタントリプレイでボールの軌跡がアップで画面に映し出され、インかアウトかが一目瞭然でした。わかりやすくて、いい取り組みだと思います。

ところでWOWOWの中継のフローラン・ダバディ久保田光彦のコンビを見ていると、これがサッカー中継のような気がしてきますね…