【bjリーグ】オールスターの意義は

土曜日に沖縄の宜野湾で、初めての「bjリーグ・オールスター」が開催されました。宜野湾市立体育館のキャパの問題もありますが、チケットは完売で3,000人を超える観客を集めたことは、リーグの将来に可能性を感じさせます。というのも、来年から「琉球ゴールデンキングス」がリーグに加入するのです。昨日のゲームの中継を見る限り、沖縄のバスケファンはなかなか楽しみ方を心得ているようなので、プロチームの誕生に盛り上がるのではないでしょうか。

ゲーム内容自体は所詮オールスターなので、スリーポイントとダンクの応酬という大味なものでしたが、それでも高松の岡田とスパークス、東京の青木とハンフリーなどが連携プレーで魅せてくれるシーンもありました。日本人選手でも沖縄出身の呉屋(富山)や城宝(大阪)らが持ち味を発揮してくれました。ダンクコンテストの審査員には、宜野湾でキャンプを張る横浜ベイスターズに移籍した工藤公康や呉屋選手のお姉さん、ゲストのD-51らが参加し、ファンを楽しませる仕掛けもあったと思います。

もうひとつの大きな意義は、BSフジが生中継したこと。ふだんバスケ中継に慣れていないクルーのせいか、カメラワークは決して見やすいとはいえないものでしたが、将来BSや地上波で中継してくれることを期待するには、大きな第一歩でした。

日本のバスケ事情としてはJBLスーパーリーグもプロ化を予定しているのですが、さらにアメリカのバスケ独立リーグのIBLが、来年からエクスパンジョンを考えていて、日本にチームを作ろうとしているという話があります。このリーグ、現在は北米の25チームだけど、2008年には日本とイングランドとカナダのチームを増やすつもりで、その日本チームの構想っていうのが、4人の在日外国人+4人のbjプレイヤー+4人のJBLプレイヤーだそうですよ! 一歩先を行くbjには、焦らずにまずプロリーグとしての基盤をしっかり固めてほしいものです。