19歳でA代表でもキャップを獲得した大分トリニータの梅崎司が、フランス2部のグルノーブルへレンタル移籍することが発表されました。グルノーブルはオーナーが日系IT企業のインデックスで、GMも日本人の田部氏が務めています。昨年の途中までは大黒将志が在籍し、今季は梅崎の他に中京大中京高を卒業した伊藤翔が入団しています。
梅崎はとりあえず6月までのレンタル移籍で、それ以降は未定という中途半端な処遇になってしまいました。大分としては変な形では出したくなかったし、グルノーブルもイメージを落とさずに実を取りたいという状況の中、ぎりぎりの落としどころだったのでしょう。
彼の魅力は、ゴール前への飛び出しと冷静にコントロールされたシュート。昨年1年の間に、見違えるほどフィジカルが強くなっているので、パスワーク中心のフランスサッカーとはいえ当たりが強い2部リーグでも十分に通用するのではないでしょうか。大分サポーターの僕としては残念な面もありますが、チームを巣立って海外で活躍してくれるのもサポーターにとっては喜びです。
ちなみに、彼の苗字は「うめさき」で「うめざき」とは濁りません。フランス語の発音では「U」は「ユ」だし、「母音に挟まれたSは濁る」ので、「ユメザキ」と呼ばれてしまうことでしょう…
