大坂なおみが勝ち、錦織圭が棄権したオーストラリアン・オープンの準々決勝で、一番の見どころはセリーナ・ウィリアムスとカロリーナ・プリスコバの対戦だった。セリーナが1セットダウンから追いついて、ファイナルセット5-1で迎えたマッチポイント。ここでセリーナは足首をひねってしまい、勢いがまったくなくなる。
クールに無表情を貫くプリスコバとは対照的に、明らかにモチベーションが低下し、プレーすることに恐れすら感じている様相のセリーナ。その表情からは、自信が完全に失われていた。そして、ところどころでスーパーショットは見せるものの単発に終わり、6ゲームを連取されて敗退するに至った。