【NBA】GAME3・息詰まる終盤

マブスの2勝で迎えたプレーオフのGAME3。ダラスでのゲームのように、序盤はマイアミ・ヒートが飛ばす展開。3Qに入る当たりから、徐々にダラス・マーベリックスが自分たちのペースに引き込んでいく。全体的には終始ヒートが押しているように見えるのだが、ここぞというところで確実に決めるマブスは、なかなか離されない。テリーやノビツキースリーポイントは、実に効果的だった。これに対してヒートは相変わらず無理にスーパープレーをしようとして、マブスにリバウンドをしっかり押さえられていた。

リードを10点差まで広げたマブスだが、4Q終盤にヒートの怒涛の反撃に遭ってしまう。ホームで王手をかけられるわけにはいかないという意地だろうか、シャックが小技をからめ、ルーズボールに全員が執念で襲い掛かる。そして、残り9秒3でヒートが2点リード。ノビツキーの強引なカットインをファールで止めたフリースローは2本目を外してしまった。ここで残り1秒4。放心したような表情で、このプレーに拍手を贈るシャックが印象的だった。

ヒートはファールで得たフリースローを1本決めて、残り1秒で2点差。スローインをネット付近に放り込みハワードがアリウープを狙うも失敗。ホームのヒートの勝利に、アリーナには「ロックンロール・パート2」が流れ、観客の「HEY!」がこだました。