【マブス-スパーズ】世界バスケの余韻

マブスことダラス・マーベリックスを応援しながらスカパー観戦していたはずなのですが、サンアントニオ・スパーズのガード陣が気になって仕方ありませんでした。トニー・パーカーはフランス代表の主力でありながら、開幕直前の中国での親善試合で負傷して世界バスケ本大会を棒に振ってしまった選手。エマニュエル・ジノビリはアルゼンチンの変幻自在なパスワークの中心だったゲームメーカーです。世界バスケのときほど自由なプレーはさせてもらえなかったけれど、見ていておもしろいバスケでした。

さて、一方のマブスは3Qまで競っていながら最後は突き放されてしまうという、昨季のプレーオフファイナルを見ているような展開。監督のエイブリー・ジョンソンもまだシーズン序盤だけに、バランスよくベンチの選手も試しながら助走しているような印象で、熱いパフォーマンスもまだ見られませんでした。マブスの問題はクラッチシューターがいないこと。ノビツキーは追い上げにかかるタイミングでは活躍しても、「これを決めてほしい」というショットはたいてい外すんです…

それでも今日のベストプレーは、4Q終盤にかかったところでマブスが見せたノビツキーから、インサイドに切れ込んだジョップへのパスでした。試合は追いつくチャンスをモノにできなかったマブスが、97-91で敗れました。接戦だけに終盤までゲームの行方がわからず、楽しめました。