【NBA】ファイナル・マブス王手

バスケットボール・NBAプレーオフファイナルは、マブスことダラス・マーベリックスが3勝目を挙げ、初優勝に王手をかけました。このファイナルは、どの試合も拮抗した見応えのある展開。終盤までどちらに転ぶかわからない勝負が展開されています。そんな中で際立っているのが、マブスの勝負強さですね。

マブスのエースは、疑いなくドイツ人のダーク・ノビツキー。第4戦の朝には高熱による体調不良を訴え、中盤はやや精彩を欠いたものの、勝負どころではしっかりと存在感を示しました。昨日の第5戦でも、点がほしい場面でクラッチ・シューターぶりを発揮。ミドルポストからのショットを決めたり、ペネトレイトから強引なダンクをねじこんだり。さすがのプレーでした。

しかし、マブスの強さはノビツキーひとりに依存しているわけではありません。ベテランガードのジェイソン・キッドやホセ・バレアが役割をこなせば、6thマンとしてジェイソン・テリーがノビツキー以上にクラッチぶりを発揮しています。一方のマイアミ・ヒートは、本来勝負強いはずのドウェイン・ウェイドレブロン・ジェームスが、ここぞという場面で外しているのが致命的ですね。今の流れなら、マブスが行ってしまう可能性は高いように思います。