日産スタジアム（横浜国際）でのFC東京－横浜Fマリノス戦のロスタイムに、東京のFWルーカスが味方のDFジャーンに空中で頭部を激突させてしまい、倒れたことはご存知だと思います。最初は遅延行為だとでもいいたげだった横浜の選手も、事態の深刻さに動揺していた様子。特にブラジル人選手は、ユニフォームを脱いあおいだり、心配そうに気遣っていました。
この試合、結局救急車でルーカスが搬出された直後にボールを蹴り出して終了したらしいけど、ルール上は主審が試合を打ち切る権限を持っており、両チームの主将（中澤と土肥）が合意していたらしいので、これは問題ない措置ということですね。
しかし、僕が問題にしたいのは救急車の到着の遅さ。頭部負傷という緊急事態で、ピッチの中に救急車を入れたのは当然だけど、ドクターの判断～到着まではもっと短縮しないといざという時にはまずいよね。このスタジアムのすぐそばには横浜労災病院という大きな救急病院があるので、担架のまま搬送できれば車はなんでもよかったと思うんだけど･･･ 今後はそれぞれの競技場でも、こういう事態を想定した訓練などをやっておいてほしいものです。
