【欽ちゃん球団】フリューゲルスの二の舞

萩本欽一さんがこの球団を運営するのにどれだけお金をかけているか知らないし、ゴールデンゴールズ(GoalsじゃなくてGoldsなんだね)のファンでもないから特に思い入れはない。だけど、僕は1998年の秋の出来事を思い出した。

Jリーグ横浜フリューゲルスマリノスと合併するという、突然のニュース。やり場のない怒りをぶつけて7-0で快勝したセレッソ戦の後、僕も横浜国際競技場(現日産スタジアム)のゴール裏に座り込んでいた。全日空が経営難だったら、スポンサーを降りればいい。それで「結果的に」チームが消滅しても、サポーターはあきらめただろう。でも、全日空は勝手にマリノスというライバルチームとの統合を決めてしまった。その後、サポーターが主導して横浜FCを立ち上げた。それはフリューゲルスとはまったく別のチームになってしまったけれど、そういう解決策だってあるんだよ…

愛するチームを失った思いは、たぶん経験のない人にはわかり難いと思う。でも、率直に言って、シーズンチケットを買って毎週のように横浜に通い、平日はニフティパソコン通信で仲間とフリューゲルス話に花を咲かせ、日曜日にはその仲間とフットサルまでやっていた、そんな僕の生活も消えてしまったんです。

マチュア球団で、しかも問題行為をした選手は立派な大人で社会人なんだから、チームとして解散なんてありえないと思う。番組を打ち切るのとは違うんだよ。欽ちゃんが身を引いて「結果的に」誰も残らないなら、仕方ないと思う。でも、解散まで欽ちゃんが決めるのはどうかな? 試合や練習に足を運んだり、ブログやHPを開設したり、いろいろな形で自分の生活の一部を捧げていた人たちに「ごめんね」で済ませるのは、違うんじゃないかな。だって、僕はまだ全日空を許していないから… 仕事でどうしようもないとき以外は、絶対利用しないと決めています。