今週末のアジアリーグ・アイスホッケーは、新横浜スケートセンターに国内4チームが集結した「クリスマスゲームス」。その第1試合となった王子イーグルスと東北フリーブレイズの試合を観戦した。序盤こそ両チームのゴーリー成澤と伊藤優人が好調で緊迫した展開かと思われたが、地力の差は歴然だった。
1ピリ12分に芳賀のスラッシングで得たパワープレーの場面で、フリーブレイズはまったく形を作れないまま終わってしまった。フリーブレイズの攻めは、誰かが持ち上がってチャンスを作っても、サポートがないから自分で打つしかない感じだった。逆サイドにも詰めて、バックドアから決めるというような展開がないと、王子相手には厳しいだろう。
3ピリ開始早々に中屋敷にスラップショットを肩口に決められ、さらに2分後には百目木に5点目を決められると、ついにゴーリーを畑に代える。ここから3点を返したフリーブレイズだったが、3ピリ13分の2メンアドバンテージから、イーブンに戻ってもゴーリーを上げたまま6人攻撃を続けるも失点して力尽きた。