【デビスカップ】日本―フランスDay-1

テニスのデビスカップ、ワールドグループ1回戦で日本はフランスを有明コロシアムに迎えた。Rubber-1はダニエル太郎とリシャール・ガスケの対戦となったが、実力差は歴然としていた。ステイバックしてストローク戦に持ち込む展開を得意とするダニエルだが、ガスケに強力なバックハンドを軸とした組み立てに歯が立たない。まったく見せ場を作れないまま、ストレートで日本が敗れた。

そして続くRubber-2は、西岡良仁とジル・シモン。コンディションに不安のあるシモンに対して、西岡がいきなりブレイクする展開となって期待が高まった。ストローク戦では互角に打ち合っていた西岡だが、相手を前に誘き出しての絶妙なパッシングショットや完璧にコントロールされたダウン・ザ・ラインを繰り出すシモンがポイントを重ねる。シモンはサーブが決まらず苦労していながらも、最後まで主導権を手放さなかった。

明日のRubber-3はダブルスだが、ATPダブルスランキングトップのエルベールとマウが登場予定だけに、杉田祐一と内山靖崇が勝てるとは思えない。エルベールが調子を落としているのは事実なのだが、明日の楽しみはワールドクラスのダブルスプレイヤーのプレーを生で見ることになりそうだ。