【デビスカップ】日本―中国Day-1

「気温が前日から10℃下がって、ガットのテンションが合わなかった」という言い訳を西岡良仁がしている。彼はツアー優勝経験もある一人前のプロテニスプレーヤーではあるが、デビスカップが国同士の戦いである以上、日本テニス協会は何をしていたのかという話だろう。岩渕キャプテンも高田コーチも、いったい何をしていたのだろうか。

西岡は仕掛けに行った場面でことごとくエラーを犯し、そのたびに子供じみた不貞腐れた態度をとり続けた。彼のこのような姿はいつものことではあるが、デビスカップに国を代表してナンバーワンプレーヤーとして出場することの意味を、しっかり見つめなおしてもらいたい。それができないなら、杉田祐一か綿貫陽介の方がよい。

それに引き換え、中国チームの準備は周到だったように思う。リー・ジェもジャン・ザもよいコンディションでモチベションも高かった。それだけに、Rubber-2でダニエル太郎が競り勝った意味は大きい。もともとディフェンダーとしての能力が高いダニエルだけに、ストローク戦で先にミスをしないところが西岡とは正反対だった。明日はダブルスを順当に取り、Rubber-4を綿貫で勝つ展開を見てみたい。