【楽天オープンテニス】日本勢4人2回戦へ

錦織圭が欠場した楽天オープンだが、初日に添田豪がシュトルフを、西岡良仁がジョアン・ソウザを下して2回戦に進出すると、今日も内山靖崇がペールに、ダニエル太郎はチョリッチに勝って続いた。いずれも相手は決して弱い選手ではないし、唯一敗れた杉田祐一もチリッチ相手に善戦していた。

 

今日の内山は安定していた。持ち味のサーブがいい感じで決まり、完全に主導権を握っていた。ペールはペールらしく自由なテニスで、トレーナーを呼んだりラケットを投げて警告を受けたりとなんでもあり。勝った内山が素直に喜べないほど後味の悪さを残すあたりは、まさにペールらしさだろう。

 

そしてダニエル太郎といえば、クレーコートでステイバックしてカメラから消えてしまうようなプレースタイルだが、今日は攻めていた。ネットに出てポイントにつなげるシーンも見られ、進化した様子がうかがえる。勝利後のオンコート・インタビューでは素直に観客と声援の多さを喜んでいたのも、ダニエルの味だった。

 

明日は西岡がプイユ、内山がアルボット、そして添田ジョコビッチと対戦する。簡単に勝たせてはくれないだろうが、ジョコビッチも決して本調子ではないだけに、3人ともにチャンスはあるはずだ。